6月定例会議が明日で終わります。三つのテーマの一般質問を終え、頭の中では既に9月の一般質問の内容を考えています。議案は残すところ一般会計補正予算第一号(追記:国民健康保険特別会計の補正もありました、双方、関連して一括質疑)のみとなりました。
地方創生加速化交付金2000万円を活用して、地域交流推進プロデュースを専門業者に委託する事業に300万円(プロデューサー派遣・報告書作成含む)、島本商工会への補助金1700万円です。
商工会への補助金事業の内訳は、水・名水や竹など地域観光資源を活用した商品開発・マーケティング・検証費用、体験型ツーリズム・滞在型施設(ゲストハウス?民泊?)の試行的運用に関する費用。
加えて、コーディネーター派遣や臨時職員賃金、中小企業診断士謝礼、金融機関マーケティングコンサルティング、などなど、これまでとは明らかに変化が生まれている企画内容です。
推進組織(しまもと・にぎわい・ねっとわーく推進委員会を基礎とする?)の立ち上げ準備費用300万円についても、その内容は、プランディング機能(ライセンス認証など)、体験型(農体験・森林整備)ツーリズムなどのコンシェルジュ機能、空き店舗・空き家活用によるマルシェなど運用機能と、島本町らしい内容になっています。
特に、空き店舗・空き家を活用して(レトロ感のある西国街道沿いのものを想定していると認識)イベントを試行的に行い、その事業化をめざすというプランが優れていると思います。イベントそのものを目的とせず、起業家の育成や、新しいビジネスを支援する「ビジネス・インキュベーション」をめざしているからです。
「島本らしい」「手づくり感のある」にぎわいを創出する土壌ができてきていることが、今回の事業計画につながっています。そこには住民のみなさんの自発的な、まちを思う、熱意と行動がありました。わたし自身も折に触れ、山崎地区の潜在的魅力を発言してきました。
質の向上と独自性、デザイン力を加えることで、町外や海外の目の肥えた観光客に訴えることができる場所や商品が生まれるのではないでしょうか。外から専門家の助言を得られる予算措置がされていますから、夢や妄想で終わることがないと期待しましょう。
希望を言えば「日本の伝統文化の体験」が抜けています。大阪と京都、どちらにも続く地の利を活かし、本物の上方芸能(能・文楽・邦楽・地歌舞・地歌三味線・落語など)をしっかりと次世代に継承していく。そのことは、これからアメリカ・ケンタッキー州の・フランクフォート市との姉妹都市提携が実れば、次世代育成事業としても要になります。
自国の文化芸能への関心や理解なしに(薀蓄ではなく肌で知っていることが重要と思う)他国の文化を理解しようとするのは無理なことで、文化的素養や人権意識が語学と同様に求められます。
さて、実は、島本町は一度はこの交付金を受けることができず、今回はブラッシュアップしての再度の申請です。なおかつ同交付金が国から下りるかどうかがまだ確定していない状況で、以上のものは申請メニューのなかみに過ぎません。
期待させてしまって申し訳ありませんが、町の将来にひとつの希望をもってもらえる内容とわたしは考えます。いかがでしょうか。この内容で交付金が支給されないならば、どこが一億総活躍だ!という思いです。
他に、宝くじ社会貢献広報市町村補助金2400万円を活用して、水無瀬川緑地公園内に「よちよちパーク」を整備する工事3254万円(0~3歳児には遊具はない方がよい、緑地公園は緑地整備が先、維持管理補修に費用がかかる、景観を損なうという理由でこの事業に戸田は反対です)
第4小学校の校舎設計業務555万5千円(H30年度から4クラスとなる一年生の児童数増に対応して重量鉄骨の新校舎を整備するため:ビオトープをやむなく廃止してその跡地に)、第4学童保育室の新棟新築工事7459万5千円(老朽化したプレハブは廃止、トイレも男女別になると期待:静養室または静養スペースの確保を質疑で主張します)
他に、小規模保育事業所A型(江川の府営住宅活用)の運営事業者募集にかかわり、社会福祉施設整備審査委員の報酬(事業者を選定します)なお、プロポーザル公募の地域密着型特別養護老人ホームの事業者選定(博乃会に決定)の際、選定過程が真っ黒に塗りつぶされて公表されなかったため、同じ会派の平野議員が厳しく改善を求め続けています。
国の改正により、年収360万円未満相当世帯について、小学校3年生まで、あるいは小学校就学前までと年齢制限があった多子世帯の保育料負担軽減がされ、多子計算にかかわる年齢制限を撤廃、負担軽減を完全実施します(朗報です!)。そのシステム改修費用124万2千円。
約1年かけて姉妹都市提携を検討しているフランクフォート市を視察訪問する職員の旅費2名分71万6千円。姉妹都市提携について公式な場で審議するはじめての機会です(市長から文書が届き、正式に提携に向かって動き出す。バーボンの産地で蒸留所が点在する牧歌的なまち、治安も悪くないと聞き及ぶ。が、百聞は一見に如かず)
以上、当初予算からはじめての第一号補正にもかかわらず重い案件が多く、金額も大きいです。参議院選挙期間中ですが、しっかり町政に向きあいます。なお選挙では野党共闘、市民連合を応援する立場で、政策に共感できる民進党のおだち源幸候補を支持、応援しています。
画像
『転がる香港に苔は生えない』
1997年7月の中国「回帰」前後
香港、庶民の暮らしをの日本人女性が描きました
わたし自身、世界的な歴史の一ページのなかにいて
返還は大晦日が新年になるような日常の延長でした
富めるものは自衛にあらゆる手を尽くして当日を迎え
そうでないものは諦観と傍観のなかで迎えた「回帰」
歴史は着実にゆるやかに確実に動いている
返還セレモニーの花火やセールに沸く街を眺めながら
あ、戦争もこんなふうに起こる、と直感しました
その感覚が間違っていなかったと母国で知るとは皮肉なこと
まして政治家として向きあうなど想像もしていませんでした
戦後、日本は日本国憲法を手にし、女性参政権を得て
民間人の努力と経済の力で国際社会で多くの信頼を得てきました
その恩恵とアジアの人びとの「赦し」の上に、今
わたしたちは生かされていると思っています
地方創生加速化交付金2000万円を活用して、地域交流推進プロデュースを専門業者に委託する事業に300万円(プロデューサー派遣・報告書作成含む)、島本商工会への補助金1700万円です。
商工会への補助金事業の内訳は、水・名水や竹など地域観光資源を活用した商品開発・マーケティング・検証費用、体験型ツーリズム・滞在型施設(ゲストハウス?民泊?)の試行的運用に関する費用。
加えて、コーディネーター派遣や臨時職員賃金、中小企業診断士謝礼、金融機関マーケティングコンサルティング、などなど、これまでとは明らかに変化が生まれている企画内容です。
推進組織(しまもと・にぎわい・ねっとわーく推進委員会を基礎とする?)の立ち上げ準備費用300万円についても、その内容は、プランディング機能(ライセンス認証など)、体験型(農体験・森林整備)ツーリズムなどのコンシェルジュ機能、空き店舗・空き家活用によるマルシェなど運用機能と、島本町らしい内容になっています。
特に、空き店舗・空き家を活用して(レトロ感のある西国街道沿いのものを想定していると認識)イベントを試行的に行い、その事業化をめざすというプランが優れていると思います。イベントそのものを目的とせず、起業家の育成や、新しいビジネスを支援する「ビジネス・インキュベーション」をめざしているからです。
「島本らしい」「手づくり感のある」にぎわいを創出する土壌ができてきていることが、今回の事業計画につながっています。そこには住民のみなさんの自発的な、まちを思う、熱意と行動がありました。わたし自身も折に触れ、山崎地区の潜在的魅力を発言してきました。
質の向上と独自性、デザイン力を加えることで、町外や海外の目の肥えた観光客に訴えることができる場所や商品が生まれるのではないでしょうか。外から専門家の助言を得られる予算措置がされていますから、夢や妄想で終わることがないと期待しましょう。
希望を言えば「日本の伝統文化の体験」が抜けています。大阪と京都、どちらにも続く地の利を活かし、本物の上方芸能(能・文楽・邦楽・地歌舞・地歌三味線・落語など)をしっかりと次世代に継承していく。そのことは、これからアメリカ・ケンタッキー州の・フランクフォート市との姉妹都市提携が実れば、次世代育成事業としても要になります。
自国の文化芸能への関心や理解なしに(薀蓄ではなく肌で知っていることが重要と思う)他国の文化を理解しようとするのは無理なことで、文化的素養や人権意識が語学と同様に求められます。
さて、実は、島本町は一度はこの交付金を受けることができず、今回はブラッシュアップしての再度の申請です。なおかつ同交付金が国から下りるかどうかがまだ確定していない状況で、以上のものは申請メニューのなかみに過ぎません。
期待させてしまって申し訳ありませんが、町の将来にひとつの希望をもってもらえる内容とわたしは考えます。いかがでしょうか。この内容で交付金が支給されないならば、どこが一億総活躍だ!という思いです。
他に、宝くじ社会貢献広報市町村補助金2400万円を活用して、水無瀬川緑地公園内に「よちよちパーク」を整備する工事3254万円(0~3歳児には遊具はない方がよい、緑地公園は緑地整備が先、維持管理補修に費用がかかる、景観を損なうという理由でこの事業に戸田は反対です)
第4小学校の校舎設計業務555万5千円(H30年度から4クラスとなる一年生の児童数増に対応して重量鉄骨の新校舎を整備するため:ビオトープをやむなく廃止してその跡地に)、第4学童保育室の新棟新築工事7459万5千円(老朽化したプレハブは廃止、トイレも男女別になると期待:静養室または静養スペースの確保を質疑で主張します)
他に、小規模保育事業所A型(江川の府営住宅活用)の運営事業者募集にかかわり、社会福祉施設整備審査委員の報酬(事業者を選定します)なお、プロポーザル公募の地域密着型特別養護老人ホームの事業者選定(博乃会に決定)の際、選定過程が真っ黒に塗りつぶされて公表されなかったため、同じ会派の平野議員が厳しく改善を求め続けています。
国の改正により、年収360万円未満相当世帯について、小学校3年生まで、あるいは小学校就学前までと年齢制限があった多子世帯の保育料負担軽減がされ、多子計算にかかわる年齢制限を撤廃、負担軽減を完全実施します(朗報です!)。そのシステム改修費用124万2千円。
約1年かけて姉妹都市提携を検討しているフランクフォート市を視察訪問する職員の旅費2名分71万6千円。姉妹都市提携について公式な場で審議するはじめての機会です(市長から文書が届き、正式に提携に向かって動き出す。バーボンの産地で蒸留所が点在する牧歌的なまち、治安も悪くないと聞き及ぶ。が、百聞は一見に如かず)
以上、当初予算からはじめての第一号補正にもかかわらず重い案件が多く、金額も大きいです。参議院選挙期間中ですが、しっかり町政に向きあいます。なお選挙では野党共闘、市民連合を応援する立場で、政策に共感できる民進党のおだち源幸候補を支持、応援しています。
画像
『転がる香港に苔は生えない』
1997年7月の中国「回帰」前後
香港、庶民の暮らしをの日本人女性が描きました
わたし自身、世界的な歴史の一ページのなかにいて
返還は大晦日が新年になるような日常の延長でした
富めるものは自衛にあらゆる手を尽くして当日を迎え
そうでないものは諦観と傍観のなかで迎えた「回帰」
歴史は着実にゆるやかに確実に動いている
返還セレモニーの花火やセールに沸く街を眺めながら
あ、戦争もこんなふうに起こる、と直感しました
その感覚が間違っていなかったと母国で知るとは皮肉なこと
まして政治家として向きあうなど想像もしていませんでした
戦後、日本は日本国憲法を手にし、女性参政権を得て
民間人の努力と経済の力で国際社会で多くの信頼を得てきました
その恩恵とアジアの人びとの「赦し」の上に、今
わたしたちは生かされていると思っています