ドナウ川の白い雲

ヨーロッパの旅の思い出、国内旅行で感じたこと、読んだ本の感想、日々の所感や意見など。

ロンドン・オリンピック4…… 敗れた仲間を思う気持ち

2012年08月13日 | 随想…スポーツ

 女子柔道で、金メダルを取った直後の松本薫選手へのインタビュー。

 「勝った瞬間に、この金メダルは、私だけのものではないなと思いました」。

インタビュアーは、「支えてくれた家族とかコーチやスタッフのことですか?」と聞いた。

 「それもありますが、(金メダルを期待されて敗退した)48キロや52キロの選手とも、一緒に練習してきましたので…」。

 彼女たちの悔しさ、無念さを誰よりも感じていたのだろう。

 それにしても、柔道関係者は、金メダル以外はメダルでない、という言い方をするのは、もうやめたほうが良い。神がかりの武道ではなく、スポーツなのだから、世界は日進月歩である。にもかかわらず、そういう言い方をするのは、それこそ、驕りであり、驕りはスキをつくる。

 他の種目と同様、銀でも、銅でも、心からメダルを取れたことを喜ぶべきだ。日本柔道界は、驕りを捨てるところから始めてほしい。

 


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