ドナウ川の白い雲

ヨーロッパの旅の思い出、国内旅行で感じたこと、読んだ本の感想、日々の所感や意見など。

「蜩(ヒグラシ)は森のささやき」 … 読売俳壇・歌壇から

2018年02月19日 | 随想…俳句と短歌

 新聞に、読者から投稿された短歌、俳句、川柳が掲載されます。

 自分では作りませんが、時々、目を通します。そして、特に心に響く作品があったときは、思わずメモすることがあります。

 プロの写した風景写真よりも、その土地のアマチュアカメラマンが写した1枚の方に感動することがあります。究極の風景写真は、アマチュアの作品です。

 短歌や俳句でも同じで、プロも及ばない歌や句があります。 

 最近、メモした中から、今日は俳句を4句紹介します。作品が上手か下手かではなく、私の心に響いた句です。ひとこと、感想も添えました。

蜩(ヒグラシ)は 森のささやき かもしれず

    ( 城 恵己子さん )

 ※「森のささやき」がロマン的です。或いは、神の気配。

うま酒を 酌むや良夜の 江戸切子

    ( 和田 康さん )

 ※切子のぐい飲みで。美しい夜ですね。

山門の 萩の誘ふ 白毫寺

    ( 川北 康徳さん )

 ※清楚で気品のある可愛いい花です。

子ばなれは 落ち葉を踏みて ゆくがごと

    ( 市川 どう子さん )

 ※心を揺さぶられた句です。「落ち葉を踏みてゆくがごと」という比喩が、人が生きていくとはどういうことか、その一つの側面を言い表して、心にしみました。

    ★    ★    ★

14

   今回、2014年4月~7月ごろに書いた次の11編を更新しました。カテゴリー 「西欧旅行 … シチリアへの旅 (地中海の文明の十字路となった島・シチリアへの旅) 」の1から6までと、随想5編です。

 写真を一部差し替え、また、枠組をスマホ仕様にし、文章表現の手直しをしました。以下、書いた順です。

〇「里の春…散歩道7」… (随想…散歩道)

〇「山笑う…散歩道8」… (随想…散歩道)

〇「自分が敗ける夢を何度も見て、不安だった」

  … (随想…スポーツ)

〇「『山の神・仏…吉野、熊野、高野』展に行って」

  …(随想・文化)

〇「ざくっとシチリアの歴史を概観する」

  …(シチリアへの旅1)

〇「旅の始まり」…(シチリアへの旅2)

〇「パレルモへ」…(シチリアへの旅3) 

〇「ザッケローニを超えて」 …  (随想・スポーツ)

〇「金色のモザイク画のチェファルー大聖堂」

   … (シチリアへの旅4) 

〇「ノルマン王宮礼拝堂のモザイク画」

  … (シチリアへの旅5)

〇「モンレアーレ大聖堂と、ヴェネツィア、ラヴェンナのモザイク画」

  … (シチリアへの旅6)

 お暇なときに読み直していただければ幸いです。

 また 

 

 

 

コメント
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