一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第1期白玲戦は、西山女流三冠VS渡部女流三段!!

2021-07-12 22:42:33 | 女流棋戦
最近はあまりPCを見る時間がないばかりか、9日(金)は我がスマホが壊れよって、9日の連盟の対局結果を確認したのが、10日の午後11時20分ごろだった。
女流棋戦は第1期女流順位戦の順位決定トーナメント・西山朋佳女流三冠VS加藤圭女流二段戦が行われたようで、西山女流三冠が勝っていた。
実は本局がとても重要な一戦で、これで西山女流三冠が第1期白玲戦の七番勝負に出場となった。やはり、出るべきひとが出てきたという感じだろうか。西山女流三冠としては、四段になれなかった悔しさを、この白玲戦で晴らすしかない。
加藤女流二段は残念だったが、本局は相手が強敵だったし、仕方ない。ただ、加藤女流二段は妙に自分を卑下するところがある。「自分が女流棋界でいちばん強い」と構えれば、タイトル戦に出場するのも遠い日の話ではなくなると思う。
連盟の対局結果の続きを見ると、加藤桃子女流三段と伊藤沙恵女流三段の一戦は、伊藤女流三段が勝っていた。これが西山―加藤圭戦の反対の山と思いきや、その12局下の里見香奈女流四冠VS渡部愛女流三段戦があり、渡部女流三段が勝ちになっていた。そうだそうだ、こちらが西山―加藤戦の反対の山だった! いや渡部女流三段、最強の女流棋士によく勝った!
……ということは、渡部女流三段が久し振りのタイトル戦登場となったわけである。
白玲戦登場は、他棋戦のタイトル獲得に匹敵するといってもいいと思う。ゆえにこの時点で渡部女流三段はひとつ勲章を手に入れたわけだが、第1期白玲に就けば、さらに箔がつく。
西山女流三冠はプロ四段に匹敵する実力者だ。だが渡部女流三段だって男性棋士(つまり四段以上)には好成績を収めている。七番勝負は持ち時間も4時間になり、これは渡部女流三段に有利に働くと思う。つまりこの七番勝負、渡部女流三段にも十分勝機はある。
七番勝負は9月11日から。今年は夏が終わっても、秋にひとつ楽しみができた。
コメント (2)
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