一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

18歳九段

2021-07-04 01:59:35 | 男性棋士
きのう3日は第92期棋聖戦第3局が行われた。藤井聡太棋聖に渡辺明名人がリターンマッチするシリーズで、ここまで藤井棋聖の2連勝。雰囲気的には「藤井勝ち」が濃厚な一局だった。
さて週末だからABEMAにかじりつきたかったがいろいろあり、私はまったく将棋を見ないまま、夜に結果を知ることとなった。つまりスマホに「最年少九段」の文字が踊り、藤井棋聖の防衛が読めたのだった。
だがこのシリーズ、渡辺名人が2敗した時点で、シリーズの帰趨は見えていた。すなわち、名人自身が「残り3局を全勝は難しい」と観念してしまったのだと思う。棋聖戦では「2連敗3連勝」が多いが、藤井棋聖はそんな逆転を許すタマではない。それを名人自身が肌で感じてしまったのがマズかった。これでは藤井棋聖の防衛も時間の問題だった。
それにしても藤井棋聖は、18歳でタイトル3期、これにて九段昇段である。18歳といったら、棋士の大多数がこの年齢では奨励会員だった。これだけをとっても、藤井棋聖が恐ろしいスピードで昇進したことが分かる。世の中にはあらゆる競技や芸事で段級位があるが、「18歳九段」はどの世界においても稀有なことではないだろうか。
ともあれ藤井先生、タイトル初防衛&九段、あらためて、おめでとうございます。

ちなみに、この将棋を私はまだ全然知らないので、4日の昼にでもゆっくり鑑賞しようと思う。
コメント (2)
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