一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

羽生九段、年度勝ち越しを決める

2021-03-30 00:08:41 | 男性棋士
2月23日の記事で、年度20勝20敗になった羽生善治九段の成績を心配したが、見事に杞憂に終わった。
整理すると、その時点で羽生九段はNHK杯で負けており、20勝21敗だった。そこから現在まで5局を戦ったが、結果は以下の通り。

2月26日 第79期A級順位戦9回戦 ○羽生九段VS●三浦弘行九段
3月2日 第62期王位戦白組リーグ1回戦 ○羽生九段VS●長谷部浩平四段
3月7日 第6期叡王戦九段戦2回戦 ○羽生九段VS●三浦弘行九段
3月11日 第62期王位戦白組リーグ2回戦 ○羽生九段VS●池永天志四段
3月24日 第62期王位戦白組リーグ3回戦 ○羽生九段VS●近藤誠也七段

王位戦リーグが3局も行われ、それを含めて5戦全勝だった。25勝21敗(.544)となり、見事勝ち越しを決めた。ただし、勝数、勝率、貯金ともワーストではあった。
通算勝率は.7019。現役生活35年余りで7割越えは、素晴らしいの一語である。
だが来年度は、通算勝率7割キープはどうだろう。
たとえば新年度から6連敗すると、通算勝率7割を切ってしまう。
ほかには、○●○●……と交互に星を続けると、10勝10敗の時点で1491勝639敗、7割ジャストとなる。
さらに、年度30勝20敗で終えても、通算勝率が.6995となる。
ちなみに単年度の7割越え最高齢記録は、1980年度に大山康晴十五世名人が58歳で達成した「41勝17敗.707」である。羽生九段はこんなぶっちぎりの成績を永年続けていたのだ。
そんな羽生九段もここ5年は年度勝率5割台だが、2021年度は、さて。
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