一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

52人に聞く52本のワイン

2011-06-11 17:45:09 | LPSA木曜ワインサロン
第3回AKB48総選挙は、前田敦子が1位だった。私が投票権(券)を持っていたら、篠田麻里子に投じた。その篠田麻里子は4位。大健闘であろう。日本全国のファンが参加した、白熱したいい戦いだったと思う。

9日は、船戸陽子女流二段主宰の「LPSA木曜ワインサロン」に行った。このブログの読者なら当然ご存じだと思うが、船戸女流二段は女流棋士でありながらソムリエの資格も持つ、世界でただひとりの女性である。昨年11月15日現在、日本のソムリエは15,253人。女性はそのうち7,237人である(日本ソムリエ協会発表)。女流棋士とソムリエの数を比較しても意味はないが、ひとついえることは、どちらもなるのは大変だということだ。
木曜ワインサロンは、その船戸女流二段が勧めるワインに、ミニ講座、指導対局もつくという、ワイン通には堪えられない企画である。今回は全6回(4月~6月)の第5回目だった。
さて今回の木曜ワインサロンで、船戸女流二段には、ここ13日間で6回もお会いしたことになった。すなわち、

5月28日(土) 将棋ペンクラブ関東交流会
5月29日(日) みんなハッピー!LPSA将棋パーク
5月30日(月) LPSAめいめいトーナメント
6月3日(金) LPSA芝浦サロン
6月6日(月) LPSA芝浦サロン
6月9日(木) LPSA木曜ワインサロン

である。
ほかの船戸ファンが見たら「羨ましい」の一語だろうが、女流棋士に会うにはおカネがかかるわけで、けっこうたいへんである。
きょうの客はKun氏、ミスター中飛車氏に、K・T氏、それと私の4人。私以外はいずれもワインに詳しく、私には場違いな感じがする。
今回はいきなり指導対局から入り、途中からワイン講義になった。その冒頭に船戸女流二段からお知らせがあり、「アサヒワインコム」というサイトの「52人に聞く52本のワイン」のコーナーに、10日から自身が登場する、とのことだった。後日私もそのサイトを開いてみたが、アップされた船戸女流二段の写真がとても美しく、見とれてしまった。やっぱり彼女は心理評論家の植木理恵に似ている。船戸女流二段も植木理恵も、本当に美人だと思う。
船戸女流二段の「きょうのおススメワイン」は「Muscadet」の「Sur lie」。「Muscadet」は、フランス・ロワール地方の河口にある辛口の白ワイン。「Sur lie」は澱(おり)抜きをしない製法で造ったものをいう。通常は澱を抜きながら造るので、たぶん珍しい製法なのだろう。
船戸女流二段の講義は分かりやすい。分かりやすくて、つい右の耳から左の耳へ抜けてしまう。こんなことだから、船戸女流二段に「全然憶えないんですね」とため息をつかれてしまうのだ。
6日の船戸女流二段はいい香りのする香水をつけていたが、きょうは香りがしない。余計な香りは、ワインを楽しむのに邪魔になるという考えだろう。いつだったか船戸女流二段から、ワインを楽しむときは口紅をつけない、と聞いたことがある。恐らくデートのときも、そうなのだろう。
指導対局は船戸女流二段の中飛車になった。
「きょうは暑かったので、穴熊にはしません」
と船戸女流二段の宣言があった。ただ木曜ワインサロンの船戸女流二段は、ソムリエに力を入れているからか、指導対局はいまひとつのように思う。
きょうは中盤の折衝で船戸女流二段に弱気な手が出て、気がついたら私の優勢になっていた。
終盤、△9二王にめがけて▲8五桂と据えた局面。ここで船戸女流二段は△3一金打と竜をしかる。貴重なカナ駒をここに投入するのだからふつうはない手だが、船戸女流二段はなりふり構わない。その気迫に押されて私は▲1一竜とひるんだが、ここは▲9三銀と打てば、△同桂▲同歩成△同銀▲同桂成△同馬▲同飛成△8一王▲9一竜まで、即詰みだった。
形勢が大差だったので以後は私が押し切ったが、一手争いの最中だったら、あぶなかった。
次回の木曜ワインサロンは23日である。興味のある方は、LPSAへお問い合わせください。
コメント (3)
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