a passion for cars

自動車趣味…その果てしなき天国と地獄についてのブログです。オーストラリアでのロータスエクシージによる海外レースなど。

スペックV 東京オートサロン

2009年01月09日 17時20分38秒 | Weblog
東京オートサロンへ行ってきました。
オートサロンは元々チューニングカーの祭典でそのころからよく行ってましたし、自分の車を出品した事もあります。
オートサロンを見に来る客の車も、チューニングカーあり、VIPカーあり、スーパーカーありとバラエティに富んだものでした。
しかしこのところの車離れの影響か、メッセの駐車場の車はどれもミニバンやワゴンばかり。つまんねぇ世の中になりました。

さてオートサロンといえば、GT-R。GT-Rといえばオートサロンでしょう。
発表されたばかりのR35GT-RスペックVを見に、日産ブースへ。
1500万円オーバーのオーラを見せてもらおうではないか。

こ、こ、これがスペックVか!

まさかの黄色ナンバー。RUFよろしくあえてナローボディなのか!
それでいてオープン。

何か違う。


日産ブースで車に毛羽たきをかけていた兄ちゃんに
「スペックVってどこ?」
「え?
えぇ~と、GT-Rはこちらとこちらの2台しかないのですが…」
(何で知らんのじゃ。)

ないない。スペックVはホントにない。あったのはニスモのクラブスポーツとか言うニスモキット組み込んだヤツ。キットだけで540万円。

がっかりだぜ。不法改造の温床、ガキの集まるオートサロンには大人のR35GT-RスペックVは似合わないというのか?
いったい誰が日産を、そしてGT-Rを育ててきたのだろう。
日産は国土交通省や話題だけでGT-Rを買ってしまう金持ちしか見ていないのか?
車好きの若者が減っているから、そこにアピールする必要はもう無いと思っているのか?

R32の頃、車体の500万フルローン、加えてチューニング費用500万ローンの若者はざらにいた。仕事は整備工であったり、スタンドのにいちゃんだったり。
そんな彼らは、GSでバイトしていたオレにはとてもまぶしく見えた。
そしてオレもいつかはGT-Rを買ってやる、なんてド中古ニコイチ事故車R30激遅ターボに乗っていたオレは心に誓ったのだった。


 「われわれは、要求される排出ガス基準を満たすつもりはない」と、Lamborghini社の最高経営責任者(CEO)Stephan Winkelmann氏は、『Automotive News』の記事の中で述べている。

もはやGT-Rにすら社会的、道義的責任がついて回る昨今ですが、
環境問題、全く無視を決め込んだランボルギーニ社。
素敵です。