a passion for cars

自動車趣味…その果てしなき天国と地獄についてのブログです。オーストラリアでのロータスエクシージによる海外レースなど。

a mail from OZ

2006年10月27日 15時17分31秒 | 海外
4ヶ月ぶりにオーストラリアのレース友達からメールが届いた。James Harrigan、22歳のなかなかの好青年。腕もAussieには珍しくレースマナーもよく何度かロータスレースでも勝っていた。iMB銀行などのスポンサーと家族の献身的なサポートを受け、プロレーサーを目指している。無口な彼だが、これまたAussieには珍しくまじめで(写真はレース結果が悪かったときの彼、わかりやすい)ファンサービスも熱心でいつも自分のレースカーの前に立ってサインをしていた。今年はV8レースの一つ下のカテゴリーで走れる予定だったが、思うようにスポンサー資金が集まらず、V8ユートシリーズ(日本で言うピックアップトラック、これがまためちゃ格好いい)に参戦していたが、6月に資金が尽きたとのメールを前回貰っていた。その後は、ないお金をかき集めてはいろんなカテゴリーのテストドライブを続けていたのだが、そのテストにもお金がかかる。日本で走れないかも以前尋ねられたが、日本でもテストドライブをするためにはとてつもないお金が掛かる。
悪いことにロータストロフィ(去年私が参戦していたシリーズ)の主催者が今年破産して、シリーズ2位だった彼が貰うはずだった賞金と副賞の自動車、そして参加者が預ける供託金(俺の5000ドルもまだ返して貰ってない。)が支給、返還されず、その売却金を当てにしていた彼も続けることが出来なくなったのだ。悲しいことにオーガナイザーの広告代理店への支払い不履行で、リザルトごとロータスレースのホームページは削除され彼の活躍を見るすべもない。何とかしてやりたいのだが、こっちもその余裕がないんだ、わかってくれジェイムス。
あぁそれなのに、5年で8日しか働かないで2800万円の報酬を受け取っていた奈良県の職員!!って、しつこいか。
http://www.jamesharriganmotorsport.com/

レースって楽しいの?

2006年10月25日 14時39分33秒 | 海外
一般の人にはほとんどなじみのない、サーキット。オーストラリアではサーキットといっても通じない。トラックという。荷物運ぶトラックと発音が似ているので苦労した。未だに区別できない。第三者から見たらコマネズミのようにくるくる同じところを回るだけのお馬鹿な遊び。お金浪費、ガソリン垂れ流し、無駄にタイヤ消費、騒音だしまくり、、、環境保護団体から見たら噴飯モノ以外の何者でもない。楽しいのは自分だけの特異な世界。いや自分でも楽しいのかすらわからない。
たとえばボクサー、無理、不健康な減量のあげく脳を何発も揺さぶられそのたびに脳細胞は確実に死滅していく。頂点へ上り詰めたコンマ何パーセントのボクサーだけがお金を稼ぐことが出来る。彼らは楽しいと思っているのだろうか。
F1、ボクシング、そのくだらない競技に人は熱狂する。きっとそれはDNAによるもの。女性は歳をとってもいつまでも美しくいたい。その努力は報われることがないとしても。男は誰よりも強くありたいと思うし、女は誰よりも綺麗になりたいと思う。男がいる限り戦争はなくならない。狩りやいくさをする必要のないところではそれはスピードと格闘技。だから何が楽しいんですかと言われてもなぁ。やっぱりアドレナリンが出るんだよねぇ。グリッドに付いた瞬間。高速コーナーを限界ぎりぎりでクリアできたとき。トップでゴールしたとき。ボクサーがKOパンチを繰り出したときの感触が忘れられないのと一緒なんだろうな。そして観客との一体感を感じることが出来たときのミュージシャン。
全然勝つことが出来ないレーサー、ボクサー、売れないミュージシャン、芽のでない野球選手などなど、一度でもその興奮を味わったことのある人間はもう一度その感触を味わいたくてやめられないんだろうな。
仕事も同じ。頑張って何かを成し遂げたときに得るモノはレースや試合で勝ったときに感じる快感と変わりはない。「努力」というのが格好悪いとされている昨今、努力なしでそのエクスタシーが得られるのだろうか。5年で8日しか働かないで2800万円の報酬を受け取っていた奈良県の職員にはきっと分かるまい。

United Arab Emirates 37

2006年06月17日 00時12分04秒 | 海外
TVや噂で聞いていたとおりのアラブでした。まさに伝説は本当でした。好況なアラブを支えるのは石油と安価な労働力です。50℃の炎天下の中彼等は1日1000円で働きます。徹底した格差社会です。貧富の差どころじゃありません。同じ土俵に上がることすら許されず、召使い扱いです。民主主義なんて全くありません。とんでもない国です。---果たして本当にそうでしょうか。

縁あってInternationalBarを千葉でやることになりました。Barのマスターとして外人をオーストラリアから呼び寄せたのですが、彼の就労ビザをとるのが非常に難しい。仕事上の契約、アパートすら外人だというだけで断られます。日本では働く事いや住む事すら許されないのです。アラブでは成功したインド人が750iLやカイエンに乗っています。不動産屋に勤めるインド人女性は年収750万円と言ってました。
翻って。日本で立身出世した外人がいるでしょうか?日本は外国人にとってもっとも排他的な国の一つなのです。
どちらの国がいいかは分かりません。ただこうした文化も歴史も違う、人の考え方も全く異なる国に対して一方的な価値観を持って判断するのはナンセンスなのだと言うことはわかりました。
アメリカとイスラム諸国、決して相容れることはないでしょう。

United Arab Emirates36

2006年06月16日 23時50分46秒 | 海外
最後のお食事へ出かけます。4日間彼は私におごりっぱなし、人工運河の船賃やチップなども。エミレーツモールへ行くと言ったら一緒に行ってやるといいます。確かこれはテレビで見ました。彼はきっと僕のために両手いっぱいに買い物してくれるのかも。これはまずい。私にも小さいながら日本人としてのプライドがある。
彼と会う前に一人でエミレーツモールへ行ってきてしまいました。
友人はアラブの文化や宗教について時には声を荒げながら熱弁をふるってくれました。(ガイドでは宗教の話はタブーとか書いてあったんだけどなぁ。)友人が尋ねてきたら全力でもてなすこと。テロはイスラムでも許されないこと、女性は男性よりも上位に格付けられる事、平和を何よりも愛すること、暴力は絶対ふるわないこと、盗みなどの軽犯罪も許されないこと。実際、シャルジャに住む日本人と会った帰り彼は飲酒で捕まり、刑務所に48時間拘置されてました。おかげで一つ商談が立ち消えになりました。男女関係も非常にクリーンだと思います。写真のように男は男同士、女は女同士で集まり、ジュースで盛り上がります。(ちょっと格好悪いけど)
ドバイはアメリカ等よりもずっと安全な国でした。人々は親切ですが無愛想なので最初は取っつきにくいかもしれません。

「もし君が日本に来たら同じようにもてなすよ」私
「必ず行くけど、同じようにもてなすのは無理さ。」彼
「日本は全てがsmall sizeだからもてなしもsmallだけどね。」私
「ずっと大きな家に住んで大きな車に乗ってるからsmallなものに憧れてるんだ。だからOKさ。」彼
っていやみかよ!

Unaites Arab Emirates35

2006年06月16日 23時23分15秒 | 海外
その場所は何とSheikh(国王)のプライベート駐車場、というより体育館。残念ながらプライベートの車なので写真撮影は禁止(といいながらこっそり、、、)。色違いのベイロン2台、SLR4台(黒、銀、白)、カレラGT3台、外板オールアルミ(モーターショーで見たヤツ)のA8、CLK-DTM、CLK(なぜか)4ドアのDTM、ゲンバラカイエン、レンジのオープンカー、なぜか左ハンドルの12気筒センチュリー、M5、クアトロポルテ、等々大げさでなく体育館1個当たり100台は軽く超える、その全てが特注。圧巻はゲレンデ。20台はある。その中には防弾仕様の緑や、英国でのパレード用のブルーが5台くらいしかも右ハンドル。
ナンバーはシェイク用の赤いナンバーの他に「1」番ばかり。ここには2つ体育館ほどの駐車場があり、ほかに宮殿のほうにもういっこある。普段乗る車はそちらにおいてあり、こちらの体育館の車と順次入れ替えるらしい。フェラーリはというと宮殿のほうにある。もちろんFXXもあるって言ってたけど。っていうか全世界で29台(爆)もあるんだったら当然持ってるよなぁ。FXXってイタリア国外へ持ち出せるのかなぁ。画像のものとは違うけどシェイクの息子さんお気に入りの日産パトロール(サファリ)のHKS-TA51Sタービンがついた改造車に乗せてもらった。彼はトップシークレットから0-300km/hの日本記録保持車のスープラやPTクルーザーのFR仕様、レクサスツインターボを買っている大の日本車党でもある。
日本もセレブブームだけど、ケタが違うな。1台、2台の外車で優越感に浸っていた自分が情けないよ。

petrol power in Dubai33

2006年06月15日 22時33分02秒 | 海外
砂漠の中に300m以上のホテルを造る。世界地図を模した人工の島を作る。800m以上のビルを造る。砂漠に人工スキー場を作る、運河を造る。○○ファンドに出資する。アメリカの港湾管理権を買収しようとする。マクラーレンのスポンサーになる。F1ドバイチームを作ろうと画策する。ドバイでF1を開催しようとバーニーエクレストンに接待攻勢。石油資源に頼らない経済国を作るために石油で潤っている今、積極的な投資をしています。
もともとアラブ商人と呼ばれ貿易を得意としてきた民族の本領発揮ですね。もう以前のようにだまされ続ける、人のよい金持ちのイメージは正直言ってありません。

petrol power of Dubai32

2006年06月15日 22時24分33秒 | 海外
バージアルアラブの横のマディナジュメイラというモールです。古代アラブの町並みを再現したおしゃれなモールです。人工の運河がモール内にあります。船で1周してもらいました。ミナサラームホテルはモール内にあり、幻想的なムードの中、買い物もできて奥様を連れて行くにはベストのホテルです。砂で作ったおみやげを友人に買ってもらったのですが、スーツケースへ入れて日本に帰ってきたときにはもうバラバラでした。

petrol power in Dubai29

2006年06月14日 00時25分45秒 | 海外
もともと砂漠の国ですから車がすぐに汚れます。友人はほとんど毎日洗車に来るそうです。室内、エンジンルーム清掃まで含んで900円。1台に付き5人、時間にして40分かけてきれいにしてくれます。炎天下でビルの建設に携わる人を含めてDubaiの経済を支えているのはこうしたインドの人たちです。彼等は1日1000円以下の賃金で働き続けるのです。職を失う=ビザ剥奪=強制送還のこの国ではただただ黙々と働くしかないのです。

petrol power in Dubai28

2006年06月14日 00時19分38秒 | 海外
emiratesモールにはあらゆるブランドがはいっています。モール内のやヒューゴボス、エルメスなどは正規販売店ですが交渉次第で最大20%くらいまけてくれます。ロレックスのデイトナはホワイトゴールドとゴールドしか置いてませんでした。ステンレスは取り扱っていないそうで。。。。
モールに併設されたスキー場。世界で3番目の大きさの屋内スキー場です。窓ガラス越しに見ることができます。砂漠でスキーってなんだかなぁ。

petrol power in Dubai26

2006年06月13日 23時36分04秒 | 海外
Ali君にJapengoという日本食(風)を食べに連れて行ってくれました。JapengoはDubaiではメジャーでほとんどのモールの中にあります。あちこちのJapengoに行きましたが、日本人は一人もいませんでした。
こちらは野菜は100%輸入に頼っています。しかもそのほとんどがドーピングされて巨大です。写真はeggplant(なす)ですが、これは小さい方で普通はこの2倍くらいのでかさだそうです。