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自動車趣味…その果てしなき天国と地獄についてのブログです。オーストラリアでのロータスエクシージによる海外レースなど。

テスラ モデルS CDプレーヤー

2016年11月03日 09時07分57秒 | Weblog
EVの加速は飛行機に似ていてる。
この車ほどTOP GUNのサントラが似合う車は他にないんじゃないか。
たぶんソ連の自動車を見かけたらミサイルを発射してしまう。

テスラが戦闘機なら、GLは輸送機だな。しかたない。

おそらく技術的には早々に解決されるであろう初期費用と航続距離の問題を除けば、加速、燃費、メンテナンス、クリーンネスなどあらゆる面で内燃機関よりEVの方が勝っているのは疑いようがない。
となれば、家人のBクラスの代替はBMWi3がいいな。

千葉北まで試乗に行ってきました。
聞けば千葉ではほとんど売れてないらしい。そりゃそうだ、600も払ってこんなちんちくりんな車を誰が買うか?
加速は良い。並のガソリン車よりは速い。マイチェンで航続距離も400km近くに伸びた。
そしてカーボン素材むき出しのサイドシルを見てひっくり返る。
あの20万もしたHANSで使われていたアレがこんなにふんだんに使われている。
しかし、再生素材でエコなのはわかるが安い車の内装のさらに裏地のような手触りのダッシュボードと、素人が見たらまだらで質の悪いプラスチックのようなカーボンフレーム。
わかりにくい。
もし事故った時にはその質の悪いプラスチックは実はとても高価で修正がきかないこと、メンテが近くのディーラーでは受けられないこと、故障時の対応等家人が乗るにはとてつもなくハードルが高い。
人気がないのに値引きも渋い、買った瞬間にリセール半額。即、却下。 

帰り道、冷静に考えてみると、馬力の違いはあれBMWもテスラも運転した感じは全く同じであった。
そりゃモーターなんで出力以外に違いがほとんどない。ということはどこのメーカーがつくろうが今まで以上にみんな同じような車になってしまうわけだな。車はもはや家電、決定。

うーん、なんかデジャヴだな。
そうだ、あれだ。

レコードからCDに移行した時。昭和50年代の後半ごろ?
高校1年生の時、オレのつくったクソゲーの初期ロットで貰った印税を全てつぎ込んだオーディオセット。
でたばかりのCDプレーヤーかターンテーブルにするか。
悩みに悩んでラックスマンのターンテーブル、メーカー忘れたアーム、DENONやエンパイヤその他のカートリッジを買ってしまったのだった。
レコードはMCやMM、カートリッジメーカー次第で色んな音を再生してみせるけど、CDは画一化した薄っぺらな音にしか聞こえなかった。
(家には安いラジカセしかもっていなかった高校生のくせにかなり生意気だった。)
結局時代は安い、お手軽、妥協できる音質のCDが主流となり、度重なる引っ越しのおり、巨大なプレーヤーはクソ思いアンプとともにどこかに行ってしまった。お金が続かずレコードは20枚ほどしかもっていなかった。
ちなみにアンプとプレーヤー、カセットデッキで資金の大半を使ってしまったため、次の印税が入るまでスピーカーは2万円のマランツで我慢していた。結局、クソゲーだったので印税はたいして入らず、勉強の遅れを取り戻すための進研ゼミ通信講座費用に消えてしまった。あり得ないほどのアンバランスなシステムで私のオーディオ道は終了した。

CDの時代がすぐそこなのに、今からレコードプレーヤーに大枚はたくのは理論的には間違っている。
しかし、EVがCDプレーヤーと悟った今、COOLではあるけれどHOTではないEVへの愛着が急速に薄れてきた。
価格は多くの家電と同じようにどんどん下がっていき、航続距離やインフラにしてもCDがレコード販売枚数をあっという間に超えていったように直に問題ではなくなるだろう。
高級なプレーヤーをもっている人がいたって世間ではただの変態(失礼)にしか見られないように、自動車というものの趣味性は窓口が狭くなり、ステータス性はなくなるだろう。







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