Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

魚類学会主催 市民講座「水辺の環境教育」

2011-07-09 | 水圏環境教育
魚類学会主催 市民講座「水辺の環境教育」が本日近畿大学奈良
キャンパスで開催された。
森の緑に囲まれた美しいキャンパスである。農学という文字の入ったT
シャツを着た大学生が誇らしい。

市民講座は13時から17時40分と4時間40
分にわたり聴衆が熱心に聞き入り、積極的な意見交換であった。大変充実
した内容であった。特に既に環境教育を実践しているアクティビストが多
く日頃の活動での疑問点や要望をきくことができた。中でも学校での調査
活動の物理的な難しさがあり、進学校においても自然科学誌等の科目を新
設し高校でも活動がしやすくなるようにしてほしい。とのことであった
が、パネラーから高校生は魚よりも異性に興味を持っている。やはり小学
生が勝負である。と応じていた。私は、学校教育が全てではなく、地域で
みんなで取り組むことが重要でありそのような仕組みを作っていくべきで
ある。そのような提言をするのが学会の役割ではないかと答えた。
最後に外来種の扱いについて、採集後むやみに殺すのではなく、命が生き
ていることへの感動をまずしっかり伝えるところからはじまる。外来魚の
話は次の話しであると締めくくられた。