海の森シンポジウムが東京海洋大学楽水会館で開催された。
このシンポジウムでは,今まで不可能であったという場所での昆布養殖の実際が紹介された。昆布養殖は,海の栄養を回収するだけでなく,二酸化炭素の吸収にも効果がある。東京湾で実施すれば,環境の浄化というメリットだけでなく,質重量で半年間で1万トンが見込まれる。これを20カ所で実施できれば20万トンが生産される。実際に,東京だけでなく,能登半島,長崎県五島列島,鹿児島県錦江湾などで実証済みだ。今後,市民運動としての昆布養殖も期待される。
この取り組みで注目されるのは「鉄」だ。
以前,山の腐葉土が海を豊かにする,その要因はフルボ酸鉄であると紹介した。しかし,まだ実証されていないことであるされてきた。
しかし,最近になって,海洋中に溶け込んだ鉄量を測定する装置が開発された。これまでの精度はPPMまでで,100万分の1までしか計測できなかった。新しい装置では,PPBつまり1億分の1まで計測が可能となった。その結果,微量の鉄量を計測できるようになり,海藻の繁茂している場所とそうでない場所では明らかに計測値に違いがある事がわかったのだ。
今後この鉄の分析を通して,今まで解明されなかった海の謎が明らかになっていくであろう。
このシンポジウムでは,今まで不可能であったという場所での昆布養殖の実際が紹介された。昆布養殖は,海の栄養を回収するだけでなく,二酸化炭素の吸収にも効果がある。東京湾で実施すれば,環境の浄化というメリットだけでなく,質重量で半年間で1万トンが見込まれる。これを20カ所で実施できれば20万トンが生産される。実際に,東京だけでなく,能登半島,長崎県五島列島,鹿児島県錦江湾などで実証済みだ。今後,市民運動としての昆布養殖も期待される。
この取り組みで注目されるのは「鉄」だ。
以前,山の腐葉土が海を豊かにする,その要因はフルボ酸鉄であると紹介した。しかし,まだ実証されていないことであるされてきた。
しかし,最近になって,海洋中に溶け込んだ鉄量を測定する装置が開発された。これまでの精度はPPMまでで,100万分の1までしか計測できなかった。新しい装置では,PPBつまり1億分の1まで計測が可能となった。その結果,微量の鉄量を計測できるようになり,海藻の繁茂している場所とそうでない場所では明らかに計測値に違いがある事がわかったのだ。
今後この鉄の分析を通して,今まで解明されなかった海の謎が明らかになっていくであろう。