Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

みんなで考えよう「河川上流域をどのように守るか」

2013-09-09 | 水圏環境教育
河川の水は私たちにとって,飲料水として大切だ。
しかし,世界的にその水質が悪化し,多くの問題が発生している。
その問題は,身近なところでも発生している。

H川の土砂の流出の問題でM市の環境担当課長に訪ねてみた。
課長「それは雨が降ったせい。よくあることです。」
私「しかし,実際に私も見ましたが普段と違う濁り方。雨が降らずともまた連続して発生しています」
課長「そうゆうものは,県が担当ですから県に聴いて下さい」
私「わかりました。ただ,市役所の皆さんは住民の命を預かっている立場にあります。ぜひ,県の担当者に尋ねてその状況を十分把握してご回答下さい。」
課長「・・・・」
私「県の担当者に尋ねてその状況を十分把握してご回答下さい。」
課長「わかりました。失礼します。」と一方的に電話を切られた。
行政の立場として,行政サービスは義務である。河川の状況をしっかり把握して報告をしてほしい。

土砂の発生場所は,残念ながら県の管理区域より上流である。上流の当該箇所はM市の管轄だ。もちろん,河川法の適応範囲外となる。法律の抜け穴を巧みにくぐり抜け,その時の利益優先の経済活動が行われた結果,全国の上流の自然が失われてきたものと推測する。