Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

沿岸域のレジリエンス指標

2017-06-28 | 水圏環境教育

沿岸域(流域も含む)は快適性と機能性をもたらすが,一方で人類が最も危険にさらされる地域である。

アメリカ合衆国シーグラントでは,被害を減らすための対策として「沿岸域のレジリエンス指標」を作成して,教育・普及活動に取り組んでいる。この活動は,自治体やNPO,学校などと連携してじっされている。全市民を対象とした教育・普及活動は自治体単独ではできない。そこに,教育研究機関である大学が役割を担っているのは当然の成り行きである。

http://masgc.org/coastal-storms-program/resilience-index


レジリエンスと教育 アメリカ海洋教育学会3日目

2017-06-28 | 水圏環境教育

社会,経済,自然に関するレジリエンスを高めるための取組をサウスカロライナシーグラント,チャールストン大学が自治体や民間とも連携を図り行っている。

社会,経済、環境システムを持続可能性にするための教育システムを構築している。

また,オーシャンリテラシーの会議がUNで初めて実施された。OLは現在UNの重要な目標になっている。

どのようにOLと持続可能性とが繋がっているか。

正確な科学,市民の参加,シーズ オブ チェンジが今回のテーマであるが,コミュニティが強固になることが必要だ。

http://www.coexploration.org/gose/

 質問 チャールストンにも,先住民が住んでいるが良く自然との共存について知っている。グローバルな知恵だと思うが,どう考えるのか。

 


チェサピーク湾のスーパー先生にお会いしました。

2017-06-28 | 水圏環境教育

チェサピーク湾にあるガバナースクールという高校のサラ先生。

高校生を湾に連れ出し、浄化活動に取り組んでいます。

ゴムブーツを活用して浅瀬を増築しているそう。

この様になった様です。
年々チェサピーク湾が綺麗になってきているそうです。
ただ、下水道の問題は以前と変わらず、大雨の時には大量に汚水が出てくるそう。
それでもカキの養殖、種苗生産にも成功している。
カキフェスティバルでは、高校生がカキを出展しお金を稼いでいるそう。

本格的です。普通高校の様ですが様々な機関と連携しています。

アジアの中でも韓国、中国、台湾は海洋教育に力を注いでいます。

2017-06-26 | 水圏環境教育

アメリカ海洋教育学会にて国際会議が開催された。

国際会議と言っても,教育の取組を紹介し合うだけですが・・・

しかし,日本との違いは国を挙げて海洋教育に力を注いでいること。

特に韓国,台湾の勢いはすさまじいです。

日本は本当に海洋国家でしょうか?

個々の海洋教育の活動はすばらしいかもしれないが,国家としてどのように力を入れているのか?

中国、韓国,台湾の取組を比較してみると劣勢に立たされている。

海洋教育は船舶教育だけではない。

海洋に関する分野は,水産学,心理学,教育学,地学など多方面において関連があるにもかかわらず,ほとんど無視されてい

るのは海洋の恩恵を受けている日本人として恥ずかしい限り。

サイパンの親日家にも聞かれた。「日本は水を大事にしているのか?福島をはじめ,汚染した水を流してよくも平気なも

のだな。国民は,何を考えているのか?」日本の対応に大変残念な思いを抱かざるを得ないと。

すべてが水で繋がっていることを理解させる教育がしっかりと日本にも定着するように願ってやまない。