Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

PAEPI代表団訪日で学んだこと

2018-10-31 | 水圏環境教育
10/24-29、PAEPIの皆さんをお迎えして、サクラマスプロジェクトにも参加していただき、講演会を開催した。6日間を通して多くのことを学んだ。
一つは、アメリカのシーグラントやランドグラントの考え方によく似ていること。研究、教育、エクステンションの三つを柱にしている。特にエクステンションの役割を重要視していることは共通である。公園の中でクルーズ博士は、エクステンションは大学における教育や研究をはるかに超えるものであると述べた。一昨年、参加したシーグラント50周年記念大会においても、50年後、アメリカの大学は教育や研究の分野はなくなり、シナリオ分析のワークショップでは、エクステンションの部門だけが残ると分析していたことを思い出した。
2つ目はエクステンションの役割を明確に定義付けていることである。エクステンションの役割は地域に住んでいる人々の個人の尊厳を大事にする。そして個性の伸長を最大限に優先する。個人の尊厳とは個人のパーソナリティーでありパーソナリティを高めていくことこのことを最大の目標としている。さらに個人のパーソナリティーは他人との関係によって形成されていくということである。中でも家族関係がとても大切である。つまりパーソナリティーとそして人々との関わり人間性と言うものこの2つがとても大切である。このことがより良いコミュニティーの土台となるのである。
3つ目は、エクステンションに所属するエクステンションリストが大切にするものはTLCである。tender Love and careである。優しさ愛そしていたわりである。もちろんインテリジェンスも、大切だがハートも大事であると言うことである。(続く)