Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

シロクマウミウシが紹介されています

2005-05-21 | ダイビング
私たちが活動する三陸沿岸では、アラスカ~カリフォルニアにしか生息していないウミウシを我が国で初めて発見されました。白色をしていることから「シロクマウミウシ」と命名されました。海の世界にはまだわからないことがいっぱいありますね。
本日の朝日新聞朝刊、http://mytown.asahi.com/iwate/news01.asp?kiji=7960 に掲載されています。

創立110周年記念式典

2005-05-17 | Weblog
創立記念日5月18日を迎え、この度、110周年記念式典が挙行されました。生徒
会長から、伝統に敬意を表して、生活していこう。それが自分のためになる。と呼び
かけていました。ぜひそうであってほしい、と心から願わずにはおれません。創立は
1885年3月、日本で最古の水産高校。水産物に恵まれた三陸のこの地にあって自
明の理といえるでしょう。1800年代は捕鯨の時代。遠いアメリカ合衆国から捕鯨
船団が三陸沖まで来遊し鯨を捕獲。燃料と水の補給を求めて開国を迫りました。実は
三陸沖の鯨を捕るためだったということは案外知られていませんね。この豊かな漁場
がなければ、日本は先進国になれなかったのです。険しい山々から注ぎ込む水が、豊
かさを保っているとも言われます。海そして川そして山、すばらしい自然に恵まれた
この地を後世に残すためにこれからもフィールドワークを続けていきたいと思います。



閉伊川「モクズガニ」ブランド化作戦 資源増大に着手

2005-05-11 | 閉伊川調査
「課題研究」の大きなテーマは「共生と循環」。自然と人間がどのように関わりを持てば、持続的な社会を構築できるか、その中で、食料としての水産資源の位置づけやあり方はどうあるべきか、さらにどのようにして環境を保全していくか。近年、サケの輸入は100万トンを超え、国内漁獲量を上回るようになり、日本国内は輸入サケであふれている。サケばかりではない。水産物の大半は輸入である。はたしてこのままでいいだろうか?もっと地域の水産物を有効に活用していかなければならないので
はないだろうか?そのためにはどうしたらいいか?
 その答えとして、私たちは地元河川に注目し、水産資源の有効利用のためのブランド化のための基礎的研究に着手した。昨年度に引き続き、閉伊川ブランド「モクズガニ」の資源増大のための基礎的研究。他の地方での取り組みを参考にさせていただき、推進していきたいと考えている。写真は昼休み、M君らの胃袋に入った実に美味なカニミソ(DSC-T7のスポットモードにて撮影)。「これはぜったいいける。」M君談。閉伊川ワカサギも12度を超え、遡上が活発になっています。


2005/05/09

2005-05-09 | 閉伊川調査
ホタテ耳つり実習の帰路、山を見ると北東から冷たい空気によって、真っ白に。気温も12度しか上がりません。やませが吹いているのでは、今年は冷夏になるのでは?と心配される方が多いようです。
海のほうは大潮で、ようやくワカサギの遡上が本格的になりました。15匹程度、入っているようです。ヒカリも多いようです。水温10.5度。水量は3。水は多く冷たいです。大型個体がメインのようです。サケの稚魚も少なくなり、河口域のほうへ下ったようです。

9年ぶりの5月の雪

2005-05-08 | 閉伊川調査
昨日は北海道で9年ぶりの5月の雪に見舞われたようです。こちらも、雪までは降りませんが、最高気温があがらず、白い息が・・・96年といえば、全国的に寒さに見舞われワカサギの遡上も野の花も産卵や開花が遅れた年でした。