三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

佐藤栄作のノーベル賞を剥奪せよ

2010年03月21日 | 政治・社会・会社

数十年前アメリカ政府と日本政府の間で、核兵器の持ち込みに関する密約があったと報じられています。しかし、佐藤栄作のノーベル賞についてはどのメディアも報じません。何故かはわかりません。
かつて佐藤栄作がノーベル賞を受賞したとき、子供ながらに相当な違和感を覚えました。そして受賞理由が非核三原則の提唱だけと聞いて、今度はノーベル賞の選考についての疑問が生じました。
佐藤栄作の受賞より前に受賞した日本人は湯川秀樹や川端康成などで、長年にわたる地道な研究や文筆活動が認められてのものであり、ノーベル賞という有名な賞にふさわしい重みのある実績でした。
ところが佐藤栄作は核兵器についての簡単な原則を提唱しただけで平和賞をもらってしまいました。ノーベル賞の中では平和賞だけが大安売りなのでしょうか。就任して1年足らずの何の実績もない米大統領バラク・オバマも貰っています。
米アカデミー賞はアメリカの賞なので、「ハート・ロッカー」のような映画が作品賞を受賞してしまうのも仕方がありません。イラクに行って狂人のように住民を虐殺しているアメリカ軍兵士のことを、正義の味方であるかのように描いている映画で、こういう映画が一番になるのは、アメリカという国の国民の程度に比例しているのです。
ノーベル賞はひとつの国に属している賞ではないにもかかわらず、佐藤栄作やオバマが受賞してしまうのは、ノーベル賞がその程度の賞であることを示しています。サルトルがノーベル賞を拒否したことをいまさらながら思い出します。
さて、佐藤栄作がノーベル賞を受賞したことをどのマスコミも黙っているのは、なにか圧力があるのでしょうか。非核三原則を提唱しておきながら、裏では核持ち込みの密約をしていたとなると、世界的な大嘘つきということになります。私がノーベル賞の委員会の人間なら、当然、過去に遡ってでもノーベル賞を剥奪します。オバマにしても、そういう大嘘つきと同じ賞を貰ったとなると、それは承服できないでしょうからノーベル委員会に働きかけて、ノーベル賞の取り消しを求めるのが当然ですが、そうなるのは、密約があったことをアメリカ政府が認めてからの話なのでしょうか。

佐藤栄作は裏では核の持ち込みを認めながら、非核三原則を提唱した。
厚顔にもノーベル賞を断らずに受けた。
佐藤栄作の嘘が明らかになったのに、マスコミはノーベル賞のことも非核三原則のことも報じない。

何かの力が働いているのは明らかですが、何かはわかりません。
せめてノーベル委員会の人たちには、一刻も早く佐藤栄作のノーベル賞を取り消してほしいと思います。