宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

で、何等まで写った?

2018-03-14 01:27:00 | 天体写真(粉銀河マニアックス)
2018/03/12に県民の森Pで撮影したM100付近ですが、
何等星ぐらいまで写っているのでしょうか?


反転強調


なんと21.5等の銀河が写っています!
確認はAladin Sky Atlas Ver,10.0 を使いました。
http://aladin.u-strasbg.fr/


SDSSを指定して、NEDを選択すると情報が確定したオブジェクトにマーカー
が出ます。右側ツールバーのSELECT矢印で天体を選ぶと、
画面下段に情報が出て来ます。

県民の森Pで、しかも目的未達成画像でここまで写るとは・・・
目的のGain=200、1カット10分だったら22等まで検出できたでしょう。
入笠山でシーイング5/5なら23等まで行くかもしれませんね。
最高解像度を出したい場合、スパイダーの回折が無いシュミカセは
予想以上に有効です。C-14を使う機会なんて滅多に無いとは
よく言われますが、ちゃんと調整して使えば”しょっちゅう使える”
と思いました。

C-14をF7相当で使うとfl=2489mmであり、フルサイズ換算で約5000mm。
ただ、ZWO-ASI294MCにはカラーフィルターが付いています。
IMX183MMを使ったモノクロ1インチセンサカメラであれば、
20cmF4クラスで1カット1分×60枚もやれば凄い画像になりそうです。
ラッキーイメージングでなくても1分であればガイドも不要だし、
ある程度は勝手にディザるし、画像もシャープだし、枚数稼げて
歩留まりアップと良いことづくめです。
しかも、IMX183MMには冷却仕様もあって2000万画素。
ソフトビニングでシアワセ満開でしょう。



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2 コメント

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Unknown (miner)
2018-03-14 22:12:59
めざせ22等!
20cmでも21等くらいまで写るので行けます! きっと!!!

自分も気にしているので調べてみると、限界等級付近だと1秒間に光子1個とかの世界なんですよね。
もうフォトンカウンティングで行けそう! なんて思ったり。
#でも平面(2次元化)するととんでもなく時間かかります...(汗)
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Unknown (☆男(hoshiotoko))
2018-03-16 14:26:38
minerさん

フォトンカウンティング・・・良い響きです。
お返事が遅れましたが、14日も出撃してPoleNavigatorのお世話になっていました。
イヤー、ほんと助かっていますよ!
関東ではこれからがDSO狙いの好シーズンですね。(南中過ぎから西狙いなので)
でも、まあ、当然と言えば当然の問題が出て来ました。
その辺は後ほど。

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