宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

堂平の宇宙(そら)から13

2018-03-16 14:49:00 | 堂平の宇宙(そら)から
技師長の笠原です。
2018年03月13日に接眼部他のバラシを行いましたので書きます。

まず、アチコチ頭をぶつけて危ないので対策。




これで観望会の時に子どもが頭をぶつける確率が減るでしょう。
私でもしょっちゅうやっちゃうので、見た目より安全重視ですよ。

接眼部はサポートスタッフが製作したと思われる改良品が付いています。






メーカ品よりも良く出来ています。
アイピース固定も厚めのリングが入っていて感心しました。


さて、問題は回転機構が全く動かなくなっていることです。
もう、グリスなんかとっくに切れており、ビクともしません。


バラせるところまでバラシ、グリスアップしました。
これで回転は大丈夫。


接眼部が根元からカタカタするのですが、ここは簡単には
バラせず今回は見送り。まあ、脱落はしない構造なので後回し。

コレね、元々の接眼部合焦機構。


今は使っていませんが、ここで合わせた方が数倍、イヤ数十倍
ガッチリすると思いますよ。まだまだ動きました。

えーとですね、
例のバッフル無し鏡筒がどうなっているかと言うと・・・


おお、見事にお空が見えてしまう!
厚い主鏡と秀逸なセル機構があるため、一応はバッフル効果のような
ものはあるでしょう。取説には、なんと手動絞り機構なるものが
あることになっています。
この主焦点は光電測光や分光器で使った訳ですが、ことによると
それぞれに専用の絞り機構を内蔵していたのかもしれません。

カメラをズラすと更に夜空が良く見えます。


主鏡側に1mくらいのバッフルを付けたい感じです。
格段にコントラストが上がると思うのですがね~。
今年は火星も大きくなるし・・・どうでしょうか?

今日のドーム内は4.5℃と春の陽気で、もはやPCも正常起動。


起動から自動導入操作まで全部確認しました。
3月9日(金)は残念ながら悪天候で観望会が中止になってしまいました。
次は3月23日(金)です。晴れてほしいなあ。
望遠鏡のコンディションはバッチリですよ~(^^♪

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