outdoor life by mizota

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雨の日の大人的行動について

2008年09月30日 18時27分10秒 | 退職生活
人が動物である限り他の動物から植物、菌類に至るまで殺して喰らわなければ生きていけず、オスである限りメスの尻を追いかけ広い範囲に子孫を残そうとする本能も消えません

そんな大人のオス的雨の一日を考えてみました

僕はショボショボ降ったり、降りそうで降らない天気は嫌いですが「みちょれよ~!!」と言う感じの気合が入った雨は怖さはあっても昔から嫌いで無いばかりかどちらかと言えば好きなのです

なぜ嫌いで無いかと自分に問うてみるとどうも「男を感じる」からのようです。

育った環境から現在の境遇など人は色々なのでそれぞれ雨に対する考え方は違うと思うのですが僕の場合「雨の日はこうしなければ男でない」と極めて自分勝っての考えを持っております

昔人間だから「男は外の仕事」をするものと思っています。(今時こんな事を言うと非難されるそうですが) 

食料の確保や日常生活で必要となる色々な物の準備や確保は正に男の仕事であるわけです。

僕は山に暮らしていないし残念ながらカマドも薪ストーブも無いのですが・・・あれば雨が降りそうな日の前日に軒の下へ木を引き込んで置いて、それを雨の日に雨が掛からない軒下でギーコギーコとノコギリで寸法を合わせて挽き切る「薪作り」と言うのは正に雨の日の男の仕事のように思うのです

ところがどうも最近の人達はあのうるさいチェンソーで天気も構わず切り刻んでしまうようです

男のロマンは何処へ行ってしまったのかそんな事で人としてなすべきことが考えられるのか!

とさえ思ってしまいます。

その点最近の僕のように殆ど漁師的生活をしていると「雨の日は道具を繕う」日なのです

正に雨の日の「これぞオトコぞ!」と猛りきった股間のような過ごし方になります

それが何かと言えば先ずいつも仕掛けている蟹罠の餌袋から籠全体へと獲物を狙う鷹のような目で糸の解れや破れを探し、それを繕うのです

その時の頭脳は全開で立派な蟹を獲るには何処へどのように仕掛けるべきか?これを日本の将来や世界の平和を考える如く全知全霊を注ぎ込んで行わなければなりません

そうすればオトコとしての自覚と自信が全身に漲り、希望と責任がケツの穴から頭の先まで突き抜けていきます

人と生まれ男と生まれた限り一生懸命生きなければいけないと感じるのです。

どうです? このような地道で日陰的準備作業に真剣に立ち向かいニヤニヤする姿を真に男らしいと感じませんか

蟹カゴの繕いが終っても「ツキジャクリ」(鮎を潜って引っ掛ける道具)を少し改良しなければなりません

それが終ってもヤスのゴムを新しくして置くべきでしょう。

コロガシ漁のオモリの種類も増やして準備したほうが状況に合わせ易いのです

ウナギ罠のノドの細工はコツコツと時間を掛けてその事の為に雨の日があると思える作業です

このように世界の平和の為に男としてするべきことは限りなくあります

だから「男に生まれて幸せだ」と感じれる「雨の日」が好きなんです



今日は蟹罠の繕いが終ったところでコロガシ漁の場所取りが出来なかったと柳田氏が寄ってくれました

柳田氏の本業は果樹栽培なんですが色々な猟及び漁が大好きで毎年鹿やイノシシも罠で獲るのです

そのイノシシを罠で獲る話しをしてくれました。

勿論蟹や鮎から海の釣りもします。

きのことダイビング以外今の実力は完全に僕が負けているんですが「いつか肩を並べたい」と思っています















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