
Z3のシートも長時間運転していると腰が痛くなります。
楽しいドライブも痛みを感じた途端、苦痛な時間へと変わってしまいます。
以前から腰痛対策として、シートと腰の間に入れるクッションなどの小物を何点も購入して試しましたが良くありません。
レカロのシートに換えるのが一番良いし間違いはないと分かっているけど、14年も前の古い車なのであとどれ位乗れるか考えると躊躇してしまいます。
大型電気店へ生活家電を見にいったら、MTG社のボディメイクシートが置いてあり、座ってみると背筋がシャキッとしてなかなか良い感じ。
横を見ると、同社の腰痛が軽減するという「Style Drive」の紹介パンフがあって興味津々。
メーカーに実物が置いてある店舗を問合せ、早速行ってみました。
一つだけしかありませんでしたが、ちょっとだけ試座させてもらいます。
普通の椅子に置いて試すと、ボディメイクシートのように硬くはなく、軟らかい素材でできています。
パンフに書かれているように座面への当たりがソフトになるみたい。
自分の車で試してみたいとお願いしたが、展示品ではないのでそれはできないと断られた。
箱の説明書には『カイロプラクティックの理論を応用し、座るだけで「正しい姿勢」をサポート。体圧分散機能により、運転中の腰の負担を軽減します。』とあります。
ネットで検索すると、商品の良さをアッピールする言葉が次々に出てきます。
評価を読むと使えそうな気がしたので、購入することに決定。
値引きゼロの強気の販売なので、メーカーの自信だと受け取ったのかも。
早速、シートにつけます。
取り付けは、座面と背もたれの隙間にズレ防止の布を差し込み、背もたれの上部にあるベルトを固定するだけです。
座ってみると、座面がズレてしまいます。
座席に包み込むような仕様になっておらず、ただ載せているだけなのでしかたありません。
クッションは薄いみたいですが、座ってみると元のポジションより随分と高くなります。
シートを一番下にしても高すぎます。
しばらく乗っていると、通気性が悪いのか汗でびっしょりに。
寒い時期なら暖かくていいかもしれませんが、夏は使い物にならないでしょう。
軟らかい素材なので、歌い文句のように正しい姿勢を作ってくれるようにも思えません。
我慢できず、走って1時間も経たないうちに外しました。
元のシートの方が、ずっと快適に感じました。
15,000円ほどしたのに、全く使いものになりませんでした。
「一度使用した商品は返品がきかない!」とのことで、知り合いにあげました。
今回も、懲りずに失敗しました^^;
こういった商品は実際に使ってみなければ、合うか合わないか判断ができません。
あっしは合いませんでしたが、良いと評価している人もいます。
発売間もないのに「良い」という評価が多いのは不自然な気もしますがね。
迷っている人には貸し出すなどして、実際に試せるようにして欲しいものです。
これまで、車の腰痛対策グッズで良かった商品は一つもありませんでした。
小手先で腰痛対策を行うのは無理があるのかもしれません。
ドライビングの基本となる重要な部分なので、高くても良いシートに換えるべきかもしれません・・・