憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

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凄い雨です。湯来に伝わる民話「阿弥陀ヶ峰物語第二話」

2010年07月13日 07時43分55秒 | 雑談
7/13(火)21℃  ホタル飛翔状況 0匹


 おはようございます。

 河川が増水し、濁った色の水が凄い勢いで流れています。道路側溝の水はけの悪い場所は水溜り状態になっていて、車を運転される方は要注意です。
 田んぼを作っている方は「水回り」をされる際に、増水した川に転落の恐れがありますので控えれたほうがいいと思います。
 寝ておれるものなら、雨音を聞きながら”ボー”っとされてみてはいかがでしょう?案外疲れが取れるかも知れませんよ。


 湯来に伝わる民話「阿弥陀ケ峰物語三部作の第二話・池の草の大蛇退治」です。

 阿弥陀ヶ峰の池の草には、千年も功を経た大蛇が棲んでいました。
 「大蛇は山に千年、河に千年、海に千年の修行を積んで竜になり竜巻の乗って天に昇る」と言われていました。
 この池の草の大蛇もこの池を下って河に出るだろう。大蛇が河に出るためには、黒谷の中ほどを流れる渓流を通るしかなく、その際、大蛇は雲を呼び雷雨とともに大洪水を起こしそれに乗って出るだろうから、こんなことになると黒谷の人や家や田畑までもひとたまりもなく押し流されしまうだろう。
 白砂村から八幡川に出るものか、菅沢村にから水内川に出るかも知れず、川沿いに当たる人々は心配のあまり夜もろくろく眠れない日々でした。
 弓の名人と言われた九郎左衛門は、「なんとしてもこの大蛇を退治して黒谷の人たちや川沿いの人々をすくわにゃあならん」と思い、家の上手にある産砂神(うぶすながみ)に21日の願を掛け大蛇退治の決心をしました。
 「池の草は廿日市の極楽寺山の蛇の池と底が連なっており、大蛇は二つの池を交互に棲んでいるらしい」
 「いつでも池の草にいるとは限らないが、時々、水を飲むため岸辺にくるそうな」
 こうした噂があったが、九郎左衛門は間違いなく池の草に現れると信じて、ある日の夕方、身支度を整えて豪弓を片手に池の草に登って行きました。
 どこに居るか分からないし、いつ現れるか分からない。しかも、神通力を持った大蛇だけに、九郎左衛門はまず自分が安全なところ、それに戦い易い場所を探し、更に暗闇の中でも相手をすかして見える岩陰を選びました。
 この岩は「人立ち岩」と言われて池のほとりにあります。
 岩陰に陣取って、大蛇の現れるのを待つこと数日、何事も起こりません。

 これより、次回へ続きます。




 今日は「オカルト記念日」だそうです。
 
 1947(昭和49)年、映画『エクソシスト』が日本で初公開され、オカルトブームの火附け役となった日なんだそうです。映画のタイトルを聞くだけで360度回転する頭部、悪霊に取り付かれた女の子が緑色の液体を吐きかけたり、バックする車に積まれているガラスで神父の首が切断されるシーン等など、当時の映画シナリオではセンセーションなる内容で、結構記憶に残ってます。記憶力いいのかな

 今日も一日、いい日でありますように

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