健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

鬱病怖い。

2006-04-13 | ヘルスsoothing.
私の身近に、強度の鬱病を克服した方がいます。年間3万人を超える自殺者が出てしまう時代です。治療のリバウンドもきついそうですが、今は埼玉で元気です。
その方は大阪から、名古屋支店長として赴任してきた方です。マージャン・ゴルフ・お酒、何でもOKの明るい営業支店長でした。しかし、だんだんとお話ししていても、こちらの話す余地・間がないように、しゃべり続けるようになってきました。まさに機関銃みたいです。オカシイなーーと感じてましたら欠勤するようになりました。入院です。
後でお聴きしましたら、もう部下・得意先にかかわらず人と会うのが恐くなって、電話が鳴っても、どうしても取れない状態になってきたというんです。
今は通院で名古屋に数ヶ月に1回来られます。いつも持っている名古屋大学病院K先生のメモを見せてもらいました。
・「また君と逢いたい、約束だよ。支店長、貴方がこのうつ病を克服して部下MRの前で話すと、すごく説得力のある支店長になるよ。」
・「人に迷惑をかければかける程、良くなる病気です。義理をかけばかく程良くなる病気です。」
・「貴方は支店長が大事なのですか?自分が大事なのですか?まだ20年以上も人生がある。」
・「私も○○製薬さんには色々お世話になりました。でも○○さんが不景気になろうが倒産しようがかまいません。私は支店長・貴方が元気になればそれでいいのです。」
・「急いではいけない。支店長じゃなくても誰かにまかせればいいのではないですか。休養と服薬と仕事を忘れる事で絶対に治る病気です。」
・「貴方達が今の日本を支えているのです。よーーく判ります。だからちょっと休みましょう。今年一杯かけてゆっくり治しましょう。」
いつもこの先生直筆メモを見ていたそうです。素晴らしい先生との出会いで病気を克服出来たとおっしゃっています。本人は責任感の強い、とても真面目な支店長でした。

写真は600年かけて育て・仕立てた善峰寺の天然記念物「遊龍の松」。全長54メートルあったのが松くい虫のため平成16年15メートル切ってもこの長さ。
まさに強大な龍が遊んでいるようです。この五葉松を育てるような、ゆったりとしたスパンで生きていきたいです。

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2 コメント

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ゆっくり生きましょう♪ (こや)
2006-04-14 10:10:36
良くも悪くも楽天主義の私には鬱病なんて到底縁がない!なんて思ってましたが、こういう現実を知ると怖くなりますね。

最近ではテレビでも鬱病のCMが流され、始めて観た時、“テレビで鬱病のCM?” と、なんとも微妙な感覚を覚えました。

まさにストレス社会が生み出した深刻な鬱病は、今や決して特別なものではないのですね。誰にでも発現する可能性がある怖さ!



全てに余裕を持ってゆっくり歩くことで防げればいいのですが、そうは言ってもこの忙しない現代で“ゆっくり”って難しいですよねー。

“ゆっくり”が難しい?私だけでしょうか?(笑)



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Unknown (ヘルスパラダイス)
2006-04-15 22:31:49
もう、せっかちでアワテものの性格丸出しの毎日を送っている現状です。

熟考するよりも、動き出してしまいます。

私も、ゆっくりは困難です。



その方は、とうていウツになるような方ではなくて、様子・気配もなかった方でした。



どうしてあんなことになるのか、心の深淵は、他人からは理解不能だと痛感しています。

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