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迷歩録 旗幟鮮明

2018-10-05 12:45:48 | 日記
  肌寒く  身体求めし  八里半  食欲満たす  秋味覚かな

                             
                                ひのひら  ろくべえ





      台風25号が東シナ海を北上、その余波で大隅地方も未明から、雨風が強く、毎週週末、悪天候が

     続く、秋雨前線は刺激を受けて、大雨を降らし続けているが、これで最後にしてほしいと願うばか

     りである。ことしの秋の天気は「旗幟鮮明」で強すぎるため、被害も大きく、対処できないほどで

     ある。政治の世界もスポーツの世界も、組織は曖昧な状況ではっきりしないが、「旗幟鮮明」な生

     き方の人を排除しようとする傾向が強いのではないだろうか。特に主流にそぐわない考え方を持つ

     者が「旗幟鮮明」であればあるほど、組織は取り込むことをせず、協力関係をつくるでなく、排除

     しようとする。排除から何も新しいものは生まれないのに、排除をする傾向の世の中となってしま

     っているのではないだろうか。それ故に多くの人が「旗幟鮮明」な態度を自粛する生き方となって

     しまっていないだろうか。

      自由主義をとなえる民主主義の世の中にあって、「旗幟鮮明」な人を、受け入れることができな

     い社会は、病んでいる社会でもあるのかもしれない。正論も反対論両方があってこそ建設的な意見

     がまとまるのではないだろうか、それこそが先進国と言える社会構造なのではないだろうか、隣国

     のように、一党支配と同じような政治手法や、経営手法をとることの愚かさは、戦争という体験を

     生みだしたのではないだろうか。忘れてはならないことまで、忘れさすような、排除主義の拡散に

     は将来不安がつのるばかりである。

      排除主義の進行は、弱者を排除することから始まる。弱者も強者もない社会こそが、健康な社会
     
     なのかもしれない。福祉や医療、教育など対人援助にに携わる一人一人が、「旗幟鮮明」となって、

     排除主義の一掃を目指したいものである。