いが栗や 落ちて身を出す 野里かな 流れる雲よ 東へ向かう
ひのひら ろくべえ
「てぬき」というものはできない人や、賢くない人が行う事ではない。器用な人や、賢い人がする。
それを「てぬき」という。不器用な人は「てぬき」をする所が解らない。賢くない人も同様で「てぬき」
する所が解らない、だから「てぬき」という行為はできない。ひたすら実直にその物事に向かうだけなの
だが、器用な人とか賢い人は、実直そうなふりをして「てぬき」をする。その負担は実直な人たちに負担
となり、実直な人が駄目になって行くことを、心の奥で密かに笑っている。「てぬき」をする者は実直そ
うなふりをして、平気で嘘が言える。例えば平気であなたのために働いていますなど云うのは朝飯前であ
る。このよう「てぬき」という言葉は、器用な人賢い人に当てはまる言葉であることを知ることも大切な
ことであろう。
つまり、自分が器用なのか不器用なのか、賢いのか賢くないのかを知ることが大切ではないだろうか。
自分は不器用で賢くないと思えれば、実直にコツコツと前に進むしかない。ウサギと亀である。走ること
に自信を持っていたウサギは居眠りをしたがために亀との競争に負けてしまう。ウサギが「てぬき」をし
て、実直に歩き続けた不器用な亀が勝ってしまう。そんな話と同じことが人間の社会の日常なのである。
ウサギなのか亀なのかはさておき、実直に進むことこそが勝利を勝ち取ることができるのは事実でない
だろうか。対人援助という仕事は、カメのような実直に前に進むことが大切な仕事であろう。そのことを
受け入れて、覚悟して実直に一歩一歩前に進むことが大切なのではないだろうか。
「てぬき」せずに歩き続けることの大切さを実感できることが、対人援助という職業の最も優れている
部分であろう。このことを胸に刻み込み、懐で温めながら、前進したいものである。
ひのひら ろくべえ
「てぬき」というものはできない人や、賢くない人が行う事ではない。器用な人や、賢い人がする。
それを「てぬき」という。不器用な人は「てぬき」をする所が解らない。賢くない人も同様で「てぬき」
する所が解らない、だから「てぬき」という行為はできない。ひたすら実直にその物事に向かうだけなの
だが、器用な人とか賢い人は、実直そうなふりをして「てぬき」をする。その負担は実直な人たちに負担
となり、実直な人が駄目になって行くことを、心の奥で密かに笑っている。「てぬき」をする者は実直そ
うなふりをして、平気で嘘が言える。例えば平気であなたのために働いていますなど云うのは朝飯前であ
る。このよう「てぬき」という言葉は、器用な人賢い人に当てはまる言葉であることを知ることも大切な
ことであろう。
つまり、自分が器用なのか不器用なのか、賢いのか賢くないのかを知ることが大切ではないだろうか。
自分は不器用で賢くないと思えれば、実直にコツコツと前に進むしかない。ウサギと亀である。走ること
に自信を持っていたウサギは居眠りをしたがために亀との競争に負けてしまう。ウサギが「てぬき」をし
て、実直に歩き続けた不器用な亀が勝ってしまう。そんな話と同じことが人間の社会の日常なのである。
ウサギなのか亀なのかはさておき、実直に進むことこそが勝利を勝ち取ることができるのは事実でない
だろうか。対人援助という仕事は、カメのような実直に前に進むことが大切な仕事であろう。そのことを
受け入れて、覚悟して実直に一歩一歩前に進むことが大切なのではないだろうか。
「てぬき」せずに歩き続けることの大切さを実感できることが、対人援助という職業の最も優れている
部分であろう。このことを胸に刻み込み、懐で温めながら、前進したいものである。