gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

迷歩録 やなぎ

2018-10-17 13:11:57 | 日記
  神無月  青空薄く  すすき泣く  鈴虫の声  爽やかきかな


                                 <strong>ひのひら  ろくべえ



      空がはっきりせず、雨は降っていないが、曇り空、晴れ間は薄く、温もりはある。そんな不安定な空

     の一日である。不安定という事は、この先はどちらに傾くかわからない。優柔不断な空である。

      人間関係の中でも優柔不断な人という存在の人とのコミュニケーションは苦労することがある。

     そんな時は、相手より自分が優柔不断となることが大切であろう。それができないので悩むことにもな

     る。つまり柳に風、となり得る力を自分は持っているか否かが大切なのではないだろうか。

      柳に風とはしなやかな柳がなよなよと風にたなびくように、相手に逆らわずさらりと受け流し、あし

     らうことが大切なのだが、とかく石部健吉的に対応してしまうと、トラブルとなりやすい。さらには

     柳に雪折れなしという諺もある。しなやかであることの有利を表した諺ではないだろうか。いずれにし

     ても、柳のような柔軟性を持ち合わせていることは、人間関係を築く上では有利に働くことが多いので

     はないだろうか。心にゆとりを持って「やなぎ」の如くしなやかに対応できる人間を目指したいもので

     ある。柳に風、風の強さで柳にも限界はあるかもしれないが、しなやかさのない木々よりははるかに対

     応力はある。そのことが素晴らしいのであろう。しなやかになる修行をしたいものである。