迷歩録

　　大隅や　　冷たい風の　　大晦日　　北風ふいて　　山は雪化粧


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ


　　　　北風が強く、昨日から畑のﾋﾞニールが飛んだり、酷い荒れようの天気は

　　　今日も続いて、様々なものを吹き飛ばしてしまう。大荒れの天気が続く大

　　　晦日となっている。

　　　　街の人出も少なく自粛正月となりそうである。コロナコロナで一年が過

　　　ぎようとしている。今日の大晦日を境におさまることを願いたいものであ

　　　る。

　　　　迷歩録をいつも読んで頂いた方々に、御礼申し上げます。

　　　　一年間有難うございました。たわいのないものばかりで、来年もできる

　　　だけ書けたらいいなと考えています。

　　　　内容は迷いながらの日記ですが、読んで頂けるだけ嬉しくありがたいです。

　　　有難うございました。

迷歩録 悪天候

　　強風に　　山茶花散りて　　道染める　　年の瀬の郷　　人の姿無し


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ



　　　　今日の天気はとんでもない、強風が吹き荒れ寒さを強め、屋外を出歩く勇気も

　　　　無く、ただただ部屋の中から、外を眺め大木が左右に大きく揺れる姿を眺めて

　　　　いる。何とも大荒れの天気である。

　　　　　南九州だけでなく全国的に大荒れのようである。日本列島大荒れの天気、年

　　　　末の大荒れは、気持ちまで暗くするが、この大荒れの雪風で、コロナウイルス

　　　　を吹き飛ばしてほしいものである。

　　　　　コロナウイルスの恐怖を感じながら、換気もすることできず、ひたすら炬燵

　　　　の中で、低気圧の通過を祈ってるだけである。

　　　　　今年も後一日、大掃除もできず、寒さを耐えて、悪天候に耐えて、新しい年

　　　　に、勇気を持ってつき進みたいものである。

迷歩録 国の宝

　　冬空に　　イチゴの花や　　見つけたり　　わずかな陽射し　　母の命日


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ



　　　　　今日は曇天の南九州である。雨こそ降っていないが、わずかな陽射しもなく

　　　　冬の天気そのものといった感じである。今年はコロナの影響で帰省ラッシュも

　　　　なく、自粛のお正月となりそうである。様々な形で家族との団らんを楽しむこ

　　　　とができる正月である。大切にしていただきたいものである。

　　　　　母の存在は偉大である。五十年前母を突然無くした命日が今日である。いく

　　　　つになっても、自分の中に住み続ける母は、存在する。

　　　　　母の存在あればこそ生き続けられると言っても過言ではないだろう。それ程母

　　　　の存在というものは大きいのである。そのことを自覚して母となってほしいも

　　　　のである。今年も子供に対する虐待などがニュースとなったこともある。子供

　　　　は将来の国の宝なのだから、国民も政府もそのことを頭に入れた政策を子育て

　　　　をしてほしいものである。

　　　　　新年に向かうにあたり、この一年を総括して来年は一歩でも良き方向に前進

　　　　したいものである。　　　　　

迷歩録 反映

　　雨の後　　陽射し戻りて　　暖かく　　蠅や集まる　　師走の縁側


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ


　　　　　昨夜の雨が嘘のように晴れ渡り、濃霧の夜明けとなったが、今の時間は

　　　　日光が届き、風もなく暖かい一日となりそうな南九州である。

　　　　　自然豊かなこの田舎にもコロナの風が吹き始めた。クラスターの発生、

　　　　その後はねずみ講のように、見る見るうちに、感染者が増えていく。遠く

　　　　都会の出来事とのんびりとしていた田舎にも迫って来た。

　　　　　コロナウイルスが、今年の最大の問題であるが、国民の感染予防では限

　　　　界なのかもしれない。それでも国民は手洗い、マスクを実行して感染予防

　　　　に努めている。

　　　　　お正月前の買い物もままならない状況、ここまで至らしめた緩い緩い感

　　　　覚の、政治家さん、行政マン、国民はこのことを忘れずに選挙に反映させ

　　　　たいものである。マスコミに誘導されるような投票ではなく、よく考えて

　　　　国民にとっての政治を行う政権を選びたいものである。

迷歩録 リハビリ

　　雨の後　　晴天となる　　クリスマス　　猫や日向で　　居眠りをする


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ



　　　　　昨日のしとしと雨が止み、今日は晴天の一日となった。北風は冷たいが、

　　　　風のあたらない日向はぽかぽか日向ぼっこに最適な天気となった南九州である。

　　　　　北風は冷たいが、風にあたらぬように日向を見つけ過ごしていると、クリス

　　　　マスであることを忘れるような気持ちとなる。

　　　　　人が気温に左右されていることを実感できる瞬間でもある。暖かくなるとい

　　　　う事は活動意欲が高まることでもある。

　　　　　暖かくなることで自律神経の交感神経が刺激を受け、活動意欲が高まると

　　　　考えられる。この気温を活用したリハビリなども工夫されればいいのではない

　　　　だろうか。農業ハウスの中でのリハビリというのも効果的なのかもしれない。

　　　　　リハビリというと施設や道具というものを考えがちであるが、そうではなく

　　　　既存の生活の中でのリハビリというのも考えるべきなのかもしれない。

　　　　　リハビリが日常生活への復帰という事をメインに考えるならば、日常生活

　　　　への復帰を優先課題とするべきであろう。

　　　　　人間の未知なる力をどれだけ有効にするかリハビリが大切ではないだろう

　　　　か。リハビリにかかわる医療従事者一考願えたらありがたい。