土曜日は二本松市東和町、翌日は福島市と農作業そっちのけで行ったりきたり。でも実りある週末でした。
東和で行われた第1回ふくしま有機ネット講座に参加してきました。備忘録を兼ねてここに講座の内容を記しておきます。結構専門的で判らなかったことも多いのですが・・・。
木村園子ドロテアさん(東京農工大 大学院農学府准教授)
「チェルノブイリからみる循環系に及ぼす放射性物質の影響」
・セシウムの挙動⇒下方浸透速度は年間1センチ以下。チェルノブイリ事故から7年後表土0~10センチ以内に78~99%
・作土ではセシウムの半減期は早い。18~25年。
・セシウムは固定されやすいので動きにくい。ストロンチウムは水に抽出可能であるため動きやすい。
・ドイツバイエルン地方における作物のセシウム137濃度は事故後1~2年は高い値が存在するが4年以降は落ち着く。
・同森林土壌では20年ほどで減少に。つまり減少が遅い。
・同キノコは20年たっても高いまま。
.同野生動物も高いまま。
日本の場合
・土壌のカリ含有率が高いほどセシウム吸収率は減少。粘土質土壌の方が砂質土壌より吸収(移行)が少ない。
・日本の土壌のバックグラウンド値は280ベクレル/㎏(主にカリウム40)
・植物のカリウム含有率はセシウム吸収の指標。(レタス、ほうれん草、白菜、キュウリ、トマトなどが高い)
・植物によるセシウム除去(ファイトレメディエーション)の効果は小さい。長期的取り組みが必要。
・吸収効率の高いもの。アブラナ目、ナス目、キク目、ナデシコ目
・土壌の有機物含有量と植物への吸収量には関係はない。しかし腐植が多いほど交換性セシウムの割合が増加する危険。その一方バランスのとれた養分状態(マグネシウム、カリ、カルシウムのバランス・量)により、有機物の施用による吸収の低下報告もある。
・窒素(アンモニア系)施肥は削減すること。
・堆肥の施用はセシウム吸収削減に効果がある。
東和で行われた第1回ふくしま有機ネット講座に参加してきました。備忘録を兼ねてここに講座の内容を記しておきます。結構専門的で判らなかったことも多いのですが・・・。
木村園子ドロテアさん(東京農工大 大学院農学府准教授)
「チェルノブイリからみる循環系に及ぼす放射性物質の影響」
・セシウムの挙動⇒下方浸透速度は年間1センチ以下。チェルノブイリ事故から7年後表土0~10センチ以内に78~99%
・作土ではセシウムの半減期は早い。18~25年。
・セシウムは固定されやすいので動きにくい。ストロンチウムは水に抽出可能であるため動きやすい。
・ドイツバイエルン地方における作物のセシウム137濃度は事故後1~2年は高い値が存在するが4年以降は落ち着く。
・同森林土壌では20年ほどで減少に。つまり減少が遅い。
・同キノコは20年たっても高いまま。
.同野生動物も高いまま。
日本の場合
・土壌のカリ含有率が高いほどセシウム吸収率は減少。粘土質土壌の方が砂質土壌より吸収(移行)が少ない。
・日本の土壌のバックグラウンド値は280ベクレル/㎏(主にカリウム40)
・植物のカリウム含有率はセシウム吸収の指標。(レタス、ほうれん草、白菜、キュウリ、トマトなどが高い)
・植物によるセシウム除去(ファイトレメディエーション)の効果は小さい。長期的取り組みが必要。
・吸収効率の高いもの。アブラナ目、ナス目、キク目、ナデシコ目
・土壌の有機物含有量と植物への吸収量には関係はない。しかし腐植が多いほど交換性セシウムの割合が増加する危険。その一方バランスのとれた養分状態(マグネシウム、カリ、カルシウムのバランス・量)により、有機物の施用による吸収の低下報告もある。
・窒素(アンモニア系)施肥は削減すること。
・堆肥の施用はセシウム吸収削減に効果がある。
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