16日に茶房千にて「市民大学院」が行われました。市民大学院とは京都で開かれている「知的な自立」を目指す社会人のための学びの場で、ボランティアで運営されています。⇒
http://bunka-seisaku.org/
今回は、市民大学院と連携して、同じようなことを喜多方でも実践可能かみんなで考えてみようという集まりでした。題して「福島の「復幸」を考える講演会」~京都の「市民大学院」から文化交流の提案~
しかも今回の講師陣は超豪華!! 何と市民大学院を設立した京都大学名誉教授で経済学者の池上惇先生を始め、神戸松陰女子大教授の池田清先生、市民大学院研究員荒木一彰先生の3名をお迎えしての講演会となりました。
ちなみに池上惇先生のご先祖は会津藩出身の池上四朗氏(第6代大阪市長)で会津はゆかりの地となります。
池上先生は経済学者ながらも現場を重んじており、職人の技を正当に評価することを重視しています。職人技のような体で覚えた技術を「文化資本」といい、これはその人でなければ、その地域でなければ生み出せない。文化資本から生みだされたものは「固有価値」を持ち、かけがいのない貴重なものである。そしてこの文化資本を学び社会人に継承していくことこそが市民大学院の目的で、市民とは自由で文化で社会性のある人間のことであるとお話してくれました。
池田先生は池上先生の一番弟子のような存在で、「原発事故と日本国憲法」というテーマで話してくれました。日本は太平洋戦争に突入した戦前のような危険な状況であり、「考えることは自由を求めること、自由を求めなければ他者にゆだねることになってしまう」と私たちの自主・自立を強く求めました。
荒木先生は「しなやかな社会」の構築に向けてと題して、内山節さんの著書を引用しながら、人と自然との関係について、共同体のあり方についてお話頂きました。中でも二宮尊徳が唱えた「仕法と分度」という考え方はとても興味深いものでした。
その後、交流会となり、その時もみんなで美味しい食事を囲みながら侃侃諤諤。
身近でこんな知的な話し合いが持てる環境が整いつつあることがとても幸せに感じた日でした。