ひぐらし農園のその日暮らし

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市民大学院が茶房千にて行われました

2013-11-18 06:57:00 | その日暮らし
16日に茶房千にて「市民大学院」が行われました。市民大学院とは京都で開かれている「知的な自立」を目指す社会人のための学びの場で、ボランティアで運営されています。⇒http://bunka-seisaku.org/
今回は、市民大学院と連携して、同じようなことを喜多方でも実践可能かみんなで考えてみようという集まりでした。題して「福島の「復幸」を考える講演会」~京都の「市民大学院」から文化交流の提案~
しかも今回の講師陣は超豪華!! 何と市民大学院を設立した京都大学名誉教授で経済学者の池上惇先生を始め、神戸松陰女子大教授の池田清先生、市民大学院研究員荒木一彰先生の3名をお迎えしての講演会となりました。

ちなみに池上惇先生のご先祖は会津藩出身の池上四朗氏(第6代大阪市長)で会津はゆかりの地となります。

池上先生は経済学者ながらも現場を重んじており、職人の技を正当に評価することを重視しています。職人技のような体で覚えた技術を「文化資本」といい、これはその人でなければ、その地域でなければ生み出せない。文化資本から生みだされたものは「固有価値」を持ち、かけがいのない貴重なものである。そしてこの文化資本を学び社会人に継承していくことこそが市民大学院の目的で、市民とは自由で文化で社会性のある人間のことであるとお話してくれました。

池田先生は池上先生の一番弟子のような存在で、「原発事故と日本国憲法」というテーマで話してくれました。日本は太平洋戦争に突入した戦前のような危険な状況であり、「考えることは自由を求めること、自由を求めなければ他者にゆだねることになってしまう」と私たちの自主・自立を強く求めました。

荒木先生は「しなやかな社会」の構築に向けてと題して、内山節さんの著書を引用しながら、人と自然との関係について、共同体のあり方についてお話頂きました。中でも二宮尊徳が唱えた「仕法と分度」という考え方はとても興味深いものでした。

その後、交流会となり、その時もみんなで美味しい食事を囲みながら侃侃諤諤。

身近でこんな知的な話し合いが持てる環境が整いつつあることがとても幸せに感じた日でした。

小学生が鶏小屋を見学

2013-11-14 06:22:00 | 今日の農園
山都小学校3年生の児童が社会見学で、ひぐらし農園の鶏小屋に来てくれました。
事前に卵を市販のものと比べてからの来訪。

「何で浅見さんのところの卵の黄身は黄色いのですか」
「何で殻が茶色なのですか」
「卵の大きさが違うのはなぜ」
「どうして値段が高いの」

ここまでは授業で持った疑問。

実際に小屋に来て、
「すげ~、エサ食ってる!」
「何で部屋が分かれているの」
「卵があったか~い」
「触りたい。あ、羽がやわらか~い」
「目の色が違う」
「軟骨はどこ~」

現場は楽しいね。


喜多方市長選は絶対行うべき!

2013-11-03 21:33:00 | 独り言
茶房千に集まる友人たちの暮らしぶりを、ある人が「山都町は新しい生き方を模索する人たちが集まる日本のホットスポット」と評してくれました。とてもうれしいことですし誇りに思います。喜多方市内でも多数の人(たいてい繋がっている)が様々な活動を起こし、新しい生き方を発信しています。3.11を経験して、新しい価値観を模索する動きは、個々のレベルから個と個が繋がって地域へと広がりつつあることを体感している毎日です。

しかしそれに対して震災後の市政はボクの心に全く響きません。市民の内発的な動きに対して市政は、何も起こさず何も変えず、ただただ今まで通りに・・・。頼みの綱はとても古い価値観、アベノミクス的(ボクから言わせれば無反省バブリー的)経済発展。

さて2006年1月に広域合併をした喜多方市はまもなく8年目を終え、来年1月には市長選挙が行われます。震災後最初の市長選挙です。ところがこんな混沌とした時にボクの知るかぎり選挙に出ると表明しているは現職の市長のみです。

ボクは震災の経験から、本当の「自治」を取り戻すことが必要だと思うようになりました。誰かがやってくれる、何とかしてくれるという自立、自治の精神を放棄した結果が、原発事故を引き起こしたと思っています。だからいま感じていることを、地域に市政に県政に、そして国政につないでいくために具体的な行動を起こさなければいけません。しかしもっとも身近な市長選挙で現職のみが立候補し、何ら議論もなされずに無投票で終わってしまうことは許されるのでしょうか。

ボクは微々たる影響力しかありませんが、ここではっきりと現市長では未来がないと申し上げたい。まして無投票なんて恥ずかしいと思う。そして喜多方市民がこれからの4年間、いや、ただの4年間ではなく大きく変わる大切な瞬間の先導役となるべき人を選ぶ機会を失ってしまうことを絶対に阻止しなければならないと思います。

デリケートな問題なのかもしれませんが、ぜひ多くの方のご意見をお聞きしたいです。


本木上堰修復ボランティアと山都の秋を満喫!ツアー

2013-11-01 22:21:00 | お知らせ
7月の豪雨で本木上堰も土砂崩れや土砂流入などの被害にあいました。特に被害の大きかった2ヶ所については、水利組合員の不時人足(緊急作業)によって仮復旧しましたが、稲刈終了後に本修理が必要であり、人手を必要としています。そのため、この修復作業をボランティアでお手伝いしてくださる方を募集します。
 修復箇所の石上峠をはじめ本木上堰水路沿いにはハウチワカエデやヤマモミジ、タカノツメの紅葉・黄葉、ガマズミの赤い実などで美しく彩られる場所があります。またちょうど新米や新そばのおいしい時期でもあります。せっかく遠方から来ていただくので、紅葉狩り(もしかしたら+キノコ狩りも)に、新そばと新米、さらには地元野菜による芋煮と山都の秋をたっぷりと満喫していただききたいと考え、一連のツアーとして企画しました。
 秋の山都をまだご存じない方や、交流会で落ち着いてじっくり話をしたいという方には特におすすめです。
 どうぞふるってご参加下さいますようご案内申し上げます。

           ***実施要項***

日程  11月9日(土)~10日(日)(1泊)

募集人数  15人(15人に達した時点で募集打ち切り)、応募が5人に満たない場合は催行中止

応募締切  10月20日(なるべく早めにお申込み下さい)

宿泊場所  本木活性化施設(本木会館)

参加費用  1人当り5000円(宿泊代、交流会飲食代、そば代、朝食用食材費、芋煮・おにぎり代を含みますが、「いいでのゆ」入浴料は含みません。寝袋持参の方は500円引き、朝食は自炊でお願いします)

作業内容  スコップで土手を切って水路幅を拡げる、土嚢をつくって積む、など

ご用意いただくもの 長靴、雨具、手袋(軍手)、(寝袋)


スケジュール詳細
11月9日(土)12:30  各自昼食は済ませたうえで山都駅前集合
(東京駅8:08発東北新幹線に乗ると11:27に山都駅に着きます)
 12:45  本木会館着、作業の準備
 13:15  本木会館出発
       13:30~16:00 水路修復作業
       18:30~22:00 交流会(料理は茶房「千」のケータリング、新そばつき)
  10日(日)10:00~12:00 紅葉狩り
       12:00~13:30 新米試食・芋煮会 場所:石上峠または本木会館(雨天時)
15:30  山都駅前にて解散(列車は山都駅15:40発、東京駅着は19:28)

その他  ・ツアー参加者には団体旅行保険に入っていただきます。(手続きは事務局が行います)

・紅葉狩り・新米試食・芋煮会のみの参加も受け付けます(参加費1000円)。

人数に制限はありませんが、準備の都合上、申込みは必須です。

申込み先  本会事務局浅見彰宏宛て TEL&FAX:0241-38-2985
      E.MAIL:higurasifarmあっとまーくyahoo.co.jp