ひぐらし農園のその日暮らし

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ソーラークッカー登場

2011-07-26 12:25:00 | その日暮らし
長野の友人からソーラークッカーを借りてきました。工房あまね製の「きらぴか」さん。うす曇の中、早速お湯を沸かしてみます。現在4時間ほど経って65℃ この間動く太陽に合わせてこまめに向きを変えていたわけではないので、本気で沸かせばもっとはやいでしょう。

次回百姓市にて展示しますので、興味のある方、ぜひご覧に来てください。



豆腐つくり

2011-07-25 04:24:00 | 作ってみました
豆腐屋おはらさんが廃業して以来、お豆腐を食べていません。美味い豆腐が食べたいし、鶏さんたちのご飯に信頼できるオカラも欲しい。ということで加工設備が充実している喜多方市熱塩加納町の「夢の森」を借りて豆腐つくりに挑戦。
12時間ほど浸漬した大豆を水と一緒にすりつぶす。
出てきたのが「呉」これを火にかけて煮ます。焦がさないようにずっとかき回し続ける。今回は30分くらい。
煮上がったらこれを絞ります。ここには専用の圧搾機があるのです。
こうやって袋からこぼれない様にして絞る。
これDOBUROKUにも使えそう。
出てきた豆乳をまた加熱し70℃~75℃になったらニガリを投入し攪拌。このあたり作業の重要ポイントのため作業に集中し写真なし。というか撮り忘れ。ニガリ投入後10分ほどで型に移しました。
重石をして待つ。さあ果たして上手く固まってくれるのか。
20分後、さあご開帳。
ジャ~ン。ちゃんと固まっている!!これを水にさらしてからカット。
ざる豆腐なんかも作ってみました。

ガッチリと固まり、手に持っても全く崩れる気配はない。味はしっかりと豆の風味と甘味が感じられるけど、正直食感に滑らかさがなかったかなあ。原因は豆乳にニガリを入れた後の攪拌が慌てすぎて余計だったかも。もっとゆっくりと混ぜ合わせれば食感も上がるとみてます。

今回は大豆4.5キロ。ニガリ(海の精とごとうの塩)を300cc使用。出来上がりの豆腐は一丁約400g×16丁。時間は約3時間。これなら仲間を募って定期的に美味しい豆腐作りをやってもよいかと思いました。


喜多方・汚染ワラの問題から

2011-07-22 05:29:00 | 独り言
喜多方市でも2軒の肥育農家が汚染されたワラを牛に与えたことで関係者が騒然となっています。断片的ですが入手した情報では、

①肥育農家A(稲わらが残っていなかった農家)
 放射性セシウム 稲わら 分析できず 
 尿   ND  
 稲わらの採取時期  4月17、18日
 稲わらの採取場所  塩川地区の自己所有の水田
 この稲わらを与えた肥育牛20頭~30頭は出荷されている

②肥育農家B(稲わらが残っていた農家)
 放射性セシウム 稲わら 39,000ベクレル/kg
 尿  17ベクレル/kg
 稲わらの採取時期  3月20日ごろ
 稲わらの採取場所 上三宮地区の水田(稲作農家から入手)
 このワラを与えた牛は出荷されていない。

その後全国各地で汚染ワラの問題が判明し、県内の牛は当面出荷自粛。さらに福島県産以外の牛肉で初めて基準値を超えるセシウムが検出され、喜多方市での出来事は全国ニュースから埋没しつつありますが、地元ではあらたなる心配が生まれています。

まずは喜多方市で収穫されたワラから高濃度のセシウムが検出されたということ。「会津は大丈夫」と信じ続けてきた人たちにとって,この事実は重くのしかかります。ワラは春先に田んぼに広く薄く広がっていたものを集めたので降った放射能を集積させているワケですが、それにしても39000ベクレルは高い。ちなみに今年4月に県が土壌検査では、このワラが採取された上三宮から北に3キロほどの加納でセシウム134+137で139ベクレル/キロ。南に6~7キロの慶徳で同208ベクレル/キロでした。これは表面のワラを取り除き土壌のみをサンプリングしたのですから、耕起してワラを鋤き込んでしまった今、田んぼ土壌中の放射能はもっと高い可能性が出てきました。秋の収穫後、米にどんな結果がでるのか。

次にツイッターでもつぶやきましたが、そこの牛糞堆肥は大丈夫なのかということ。肥育農家は大規模なものが多く、そこで生まれる牛糞堆肥も大量です。近隣の農家はこの堆肥を購入し、田畑に投入します。それもだいたい春先に行われるのです。おそらくかなりの農家にこの堆肥が拡散しているはずです。実は私の仲間の有機農家でも対象になっている農家から牛糞堆肥を購入し、畑に投入していたことが判明しました。農産物(キュウリ、トマト)からは検査の結果セシウムなどの放射能は幸い検出されませんでした。が、牛糞堆肥がどれくらい汚染されているか知りたいと自費で新たに土壌検査を依頼したそうです。
本来、これは行政がやるべきことです。これ以上放射能が知らないうちに拡散していくのを防ぐためにも。なおその知り合いの農家が、牛糞堆肥の拡散経路を調べるべきと喜多方市に口頭で伝えたそうですが、反応は極めて悪かったそうです。相変わらず危機感が欠如しているのか。風評被害だと声を挙げてばかりでは仕事したことにはならないのですが。

幸いひぐらし農園は自己完結を目指して、有畜複合経営という形態をとっています。鶏を飼い、餌に畑の余ったものを多投し、卵と鶏糞を得て、鶏糞を肥料として畑に返す。堆肥を外から購入することはしません。しかしひぐらし農園のもっとも重要なものは米ぬかです。鶏餌とぼかし肥に大量に使用しています。今は昨年収穫された米のぬかなので心配しておりませんが、今年のお米が収穫された後はどう対処すべきか。残念ながら今の農園の規模では自家の米ぬかだけでは到底間に合いませんし、自家の米ぬかと言えども安心できるかの保証は現時点では不明なのです。とりあえず秋に米ぬかの放射能検査を依頼しようかと考えています。

有機農業は有機質の循環が基本です。放射能汚染はこうした循環を断ち切ってしまいました。残念ながらそれらに対処する新たなる方法は今ボクの中では見つかっていません。汚染を心配しながら有機物を田畑に投入し、作物の放射能検査をしてホッと胸をなでおろすなんてロシアンルーレットのようなことをこれからずっと続けるのか・・・。


ひぐらし農園の放射能測定結果

2011-07-22 04:51:00 | 今日の農園
7月16日にサンプリングし、「大地を守る会」が測定した放射能測定結果が、(まだ担当者からの口頭による連絡ですが)ありましたのでお知らせします。今回は喜多方市山都町の有機農業グループ「あいづ耕人会たべらんしょ」が大地を守る会へ7月末から出荷するのにあわせて検査してもらいました。
大地を守る会が導入したばかりの測定器「Nal(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」(検出限界値概ね10ベクレル/㎏以下~大地を守る会のHPより)で測定の結果、あいづ耕人会が今回提出した野菜はすべてN/D=不検出となりました。

検査した野菜
キュウリ・庄衛門インゲン・ズッキーニ・ニンジン・ミニトマト・玉ねぎ・ジャガイモ

あいづ耕人会たべらんしょのメンバー
すだち農園(山都町千咲原地区)・あいかわ農園(同あいかわ地区)・チャルジョウ農場(同早稲谷地区)・永井農園(同賢谷地区)・ひぐらし農園

なお速報なので大地を守る会のHPにはまだこの結果はアップされておりません。

フタオビコガヤ???

2011-07-19 06:12:00 | 今日の農園
今年は今まであったことの無い虫の被害に悩まされています。
青いシャクトリムシが一面稲の葉に付き食べます。ひどいところは葉が主脈を残すのみなんてものも。長い竹さおで稲を払うと一株に数匹の青虫が落ちます。調べてみたらフタオビコヤガの幼虫というのが一番可能性あり。それにしてもこの大発生なぜでしょうか。外敵=カエルなどが少ないのか? 確かに今年はカエルが少ない気がします。それとも放射能の影響があるのでしょうか?