地代を払いにムラのお年寄りの家へ。
齢80を超える家主とその弟(故人)のお嫁さんの二人暮らし。家主に子供はおらず、弟夫婦の子供が会津若松にいる。
話題はお決まりのこの先ムラはどうなるかということと、自身の先行きの不安。
絶対に弟夫婦の子供たちがいる会津若松には行きたくないと家主は言うが、車がないため週一回の喜多方市内の通院に、ときにはタクシーを使い往復で10,000円もかかるらしい。買い物は移動販売者が来るので何とかなるが、通院だけは本人が行くしかないのでどうしようもない。
子供たちは今のこの家を維持することはできないとすでに家主には伝えているらしい。ちなみにこの家は集落の中でも本家筋の家で、見事な曲家である。
見渡しても子育て世代の若者はことごとくムラをでており、1番若いのは我が家の下の娘(中学校2年生)になってしまう。親が同居を勧めても、周りに同級生もいないこのムラでは子どもが可哀想だと言われ、話が止まってしまうそうだ。(ん、となるとウチの子話可哀想だったのか?)
そこに来て最近は獣害ときた。特にサルの被害がひどい。今となってははクマなんて可愛いものだと言う。畑までも諦めるしかないのかと一層気落ちしている。
思えばムラに住み始めた20年前には、すでにこうなる兆候は見えていて、だからこそ堰さらいボランティアのような仕組みを提案してきた訳だけど、医療や跡取りなど個の事情が深く関わることについては、何か特別な行動を起こしてきたことはなかった。(昔地域通貨LETS会津を創ったけど、あの時は個の多様性を伸ばすのが目的で、生活弱者に焦点をあててなかった)
しかし、現状はかなり厳しいし、逼迫している。若い者、元気な者、外に身寄りがある者がいち早く難を逃れるため避難している感じだ。そう利便性を求めて動くのではなく、止むを得ず避難しているのだ。
必要なのは新たな相互扶助の仕組みだが、さてどうしましょう。
齢80を超える家主とその弟(故人)のお嫁さんの二人暮らし。家主に子供はおらず、弟夫婦の子供が会津若松にいる。
話題はお決まりのこの先ムラはどうなるかということと、自身の先行きの不安。
絶対に弟夫婦の子供たちがいる会津若松には行きたくないと家主は言うが、車がないため週一回の喜多方市内の通院に、ときにはタクシーを使い往復で10,000円もかかるらしい。買い物は移動販売者が来るので何とかなるが、通院だけは本人が行くしかないのでどうしようもない。
子供たちは今のこの家を維持することはできないとすでに家主には伝えているらしい。ちなみにこの家は集落の中でも本家筋の家で、見事な曲家である。
見渡しても子育て世代の若者はことごとくムラをでており、1番若いのは我が家の下の娘(中学校2年生)になってしまう。親が同居を勧めても、周りに同級生もいないこのムラでは子どもが可哀想だと言われ、話が止まってしまうそうだ。(ん、となるとウチの子話可哀想だったのか?)
そこに来て最近は獣害ときた。特にサルの被害がひどい。今となってははクマなんて可愛いものだと言う。畑までも諦めるしかないのかと一層気落ちしている。
思えばムラに住み始めた20年前には、すでにこうなる兆候は見えていて、だからこそ堰さらいボランティアのような仕組みを提案してきた訳だけど、医療や跡取りなど個の事情が深く関わることについては、何か特別な行動を起こしてきたことはなかった。(昔地域通貨LETS会津を創ったけど、あの時は個の多様性を伸ばすのが目的で、生活弱者に焦点をあててなかった)
しかし、現状はかなり厳しいし、逼迫している。若い者、元気な者、外に身寄りがある者がいち早く難を逃れるため避難している感じだ。そう利便性を求めて動くのではなく、止むを得ず避難しているのだ。
必要なのは新たな相互扶助の仕組みだが、さてどうしましょう。