ひぐらし農園のその日暮らし

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美味しんぼ騒動で思ったこと②

2014-05-21 18:07:00 | 独り言
遅ればせながら美味しんぼ第604話を見ました。残念ながら今秋発売された最新号(最終号)はまだ見ていませんが・・・。

読んでみてどうしてここまで大きく取り上げられるようになったのか不思議に思いました。いや、放射能と向き合いたくない人たちや、情報をコントロールしたい側(管理する側の人たち)にとっては都合が悪い内容だったということは判りましたが。

鼻血が出たというのは、実在する登場人物が個人の見解や経験として述べているわけです。つまりソースの一つにすぎない。
あえて問題点を挙げるとしたら、その証言に基づき、フィクションである漫画の主人公たちまでもが鼻血を出したことが、ソースの信憑性をより高めてしまったということかと思いますが、それは表現の自由という範囲内ではないかと感じました。

「福島には住めない」という福島大学の先生の発言もセンセーショナルですが、一個人の見解に過ぎません。

一方で「美味しんぼ」ではそれ以前一年以上にわたり、福島で農業を続ける人たちを丁寧に拾い上げていました。ボクもその一人として2012年5月に取材を受け、2013年3月に掲載されています。


程度の差はあれ、福島に、いや東日本の広範囲にわたって放射能が降ってしまったことはまぎれもない事実です。そしてそんな状況下で、今でもボクは会津で農業を続けています。それは放射能を忘れたからでも、安全だと認識したからでもありません。放射能と向き合って生きていくことを決めたからです。

我々が最も優先すべきこと、守るべきものは何か? それは子供の未来であり、人の生命であると思います。そう思いながら、放射能が降ってしまった土地で暮らし、子育てをし、農業を続ける。

それは取り返しのつかない過ちを起こしてしまったことを悔い、少しでも清浄な土、安心な社会を取り戻し未来へ繋いでいく努力こそが、この社会を構成する人間の責務であると感じているからです。


人によっては、そんな汚染されたところで食糧を生産し子育てを続けることは、自分勝手であり、子供の未来を奪う極悪行為ではないかと批判される方もいるでしょう。その意見にも真摯に耳を傾けなければなりません。

ゆえに、出来上がった作物を測り、健康に障害が出るほどの放射能汚染とはどの程度なのか常に気にしながら、情報収集に努めているつもりです。
(住み続けているということは、この程度の汚染なら子供たちも大丈夫であろうと今まで得た情報から信じている、あるいは覚悟しているからでもあります。)


まず放射能汚染はあったこと。その事実とどう向き合って、乗り越えていくか。それは自分に不都合な情報に目をつむることではありません。今回「美味しんぼ」に掲載された内容については特別新しい情報が盛り込まれているわけでは無い。過去3年間散々目にして混乱させられてきた数多くの情報の一部であって、全てを覆すようなものではないのです。
県民の多くは既に経験してきたことであり、それを乗り越えて今がある。


放射能と向き合うことを余儀なくされた人にとって一番必要なのは安心です。安心はきめ細かい情報公開よって初めて生まれるものです。

だからこそ、多くの科学者や医療関係者、そして国や行政、マスコミの発表する情報を求めています。しかし国や行政、御用学者が発する、何か統制の匂いのする一方的な情報や見解だけでは残念ながら安心できない。

よって一つのソースに頼らず、日々様々な情報を入手する努力を続けている。そしてそのソースを受け入れるか否かはその人それぞれの価値観に基づくことも知っている。それはこの3年間、放射能を受け入れて生きるという同じ目的を持っていても、価値の相違によって「分断」が生まれたことを経験してきたからです。

当たり前のことですが、持っているものや信ずるものを否定されたり、壊されれば誰でも怒ります。しかしそもそも何も持っていなければ、否定されることも壊されることもない。穏やかな暮らしを放射能汚染で無茶苦茶に壊され、放射能と向きあおうと覚悟を決めてたくましく生きてきた県民にとって、今回の騒動であらたに壊されたものなんて何もありません。

多くの人はそう考えているし、だからこそ「美味しんぼ」の内容についても鵜呑みにすることなく、冷静に見ている人も多いはずだと私は思います。



もちろん今回の騒動で憤っている県民もたくさんいることでしょう。しかしその多くは、放射能により、ふるさとや家族、ささやかな幸せを奪われたことに端を発し、福島だけが特別汚れているわけではないのにという、やり場のない怒り。
あるいは汚染水漏れ等新たな問題が報道されるたびに繰り返されてきた県産農産物の価格下落や、観光客のキャンセルなどの影響を受けやすい立場の人たちなど。
要するになかなか届かない「福島は特別ではない! ここで穏かに暮らしたい!」という叫びでもあると思うのです。

そして国や行政が躍起になって抗議している理由もそこにある。ただしそれはあくまでも表向きであって、実際のところ彼らは県民に寄り添って、県民に不利益が発生することを心配しているのではない。ましてや県民の健康や不安、心的ストレスを心配しているのでもない。
「福島は特別ではない!」ということころまでは一致しているけど、実は放射能とはまともに向き合っていません。

むしろ、せっかく上手く情報を管理(=安倍さんのいうアンダーコントロール。ただし原発ではありませんけど)できそうだったのに何をするんだと言っているのです。
「放射能汚染は大した問題ではなかった、健康被害はこの程度では生まれない、福島は特別ではない」とこの3年間せっせと積み上げてきて「くさいものにはフタをする」という一番手っ取り早い復興の手法に不都合だからなのです。
それは情報公開が常に後手に回り、住民の健康不安、特に低線量被曝に対する不安に真摯に向き合おうとしてこない今までの国や行政の態度からあきらかです。


つまり今回の一件を触れて騒いでいる人たちは、放射能と向きあう覚悟を決めたたくましい被害者=一般県民ではなく、放射能を見えなくし、上手くコントロールしたい人=管理する側の人たちが、この間着々と築き上げてきた「福島は汚染を乗り越え復興する」と言う極めて陳腐なシナリオの邪魔をされ、焦っているだけのことだと思うのです。



同時に「美味しんぼ」を見て、やっぱり福島って危ないんだと思い込んでしまう人たちも、(これでは風評被害を助長してしまうのではないかと憤慨してしまう人たちと同様)放射能と向き合わずに耳を塞いできた結果として生まれていることを、この機会に強く自覚してほしいと思います。

今回の騒動で多かった声の一つは、低線量被曝で本当に鼻血が出るか否かを科学的に検証すべきということでした。一つのソースを誹謗中傷と決めつけず、科学的に精査していく。この姿勢は正しいと思う。(国はその責任があるにも関わらず、いまだに低線量被曝の健康被害調査をろくにしていない。)

この過程を飛び越して、今回の騒動の内容を真実と鵜呑みにするのは、管理する側からすると結局都合の良いアンダーコントロール予備軍と目されてしまうことでしょう。

そしてそんな予備軍たちの行動一つ一つが、管理する側の主張する「風評被害」へと結びつき、結局は放射能と向き合いながら生きている人たちを苦しめます。管理する側は増々都合の良い情報しか開示しなくなり、臭いものにさらに重たいフタをする理由となる。結局彼らの思うツボというわけです。


低線量被曝は危険、福島には住めない、福島のものを買わないと思う人でも、しっかりと放射能に向き合うことが、今の社会を生きる人間としての未来の子供への責務だとボクは思います。

管理する側にこれ以上いいようにやられないためにも。


「美味しんぼ」騒動で思ったこと

2014-05-18 07:15:00 | 独り言
週刊文春の記者が取材に来ました。

「美味しんぼ」で実際に取り上げられた福島の人たちに、今回の騒動(以下これを「鼻血事件」とします)についてどう感じているか聞いて回っているそうです。
「鼻血事件」については、実際に読んでいないので直接的な意見を述べることはできませんでした。

なので雁屋哲さんが取材に来た時の様子(取材は2012年5月4日)と、その後実際に取り上げてくれた内容(2013年3月掲載)の感想について話しました。
雁屋さんが取材に来たとき一番印象に残っていたのは、多数のスタッフとカメラを満ち込んでいて、かなり入念に取材をするなという印象でした。

と同時に強く感じたのは「福島は本当に安全なのか?」という疑問に基づく厳しい視線でした。それは比較的汚染の少なかった会津地方に対しても変わらず、取材を受けている身としては、どんな風に漫画になるのか、予想がつかないなと不安を感じていました。

しかし実際に掲載された内容を見てみると、これはボクのことを取り上げた部分だけでなく全県を通して、農家の苦悩と放射能に対し安心を追求する真摯な姿勢をつぶさに取り上げ評価する内容(以下この記事を「福島で農業を頑張る」とします)となっていて、我々福島の農家にとってはうれしいものでした。

ここで「我々福島の農家にとっては」とわざわざ断ったのは、「福島で農業を頑張る」は私の立場にとってはうれしい内容だったとしても、そう感じない人もたくさんいるだろうと、事故直後の混乱や価値観の相違による分断の経験から思っているからです。

例えば、どんなに放射能測定しても絶対に福島のものを安心できない、あるいは福島には住めないと考えている人にとっては、福島で農業が営まれ続けていることは許せないだろうし、記事の内容も全く賛同できなかったと思います。

そして同じく、「福島で農業を頑張る」を支持した人たちの中でも、実際には価値基準はいくつにも分かれていているのが当然で、今回の「鼻血事件」については賛否両論なのではないかと思うのです。つまり真実は一つではないし、ある人にとって正解でも、別の人にとってはそうとは限らない。

大切なのは人それぞれ信じるもの、やすらぎを覚えるものがあり、それに基づいて生きているということを否定しまっては争いは絶えないということ。(裏を返せば絶対に通じ合えない人もいるし、頭ごなしに従わせようともしないということ。でも寄り添う努力は続けるのが理想・・・。)

そんなことはごく当たり前だと思うのですが、何故か今回の「鼻血事件」のような放射能問題を前にすると、社会の対応はヒステリックになっていくような気がします。

そしてその先導に立っているのが、国や県など常に権力側であることも事実。

福島で生きていくとはっきりと覚悟した人(=覚悟を決めるまでに価値の多様性や、そのために生れた分断を十分体験した人)は、たぶん今回の騒動はさほど気にかけていません。たぶん・・・。

「小規模機能自治を知ろう!」に参加してきました

2014-05-13 06:14:00 | その日暮らし
新潟市で行われたセミナー「小規模機能自治を知ろう!」に参加してきました。
講師は川北秀人さん。川北さんはIIHOE「人と組織と地球のための国際研究所」代表で、市民団体と行政との協働の基盤づくりのアドバイスやCSRの戦略デザインなどを行っている方。

過疎高齢化が進み、耕作放棄地や生活インフラ=地域力をどうやって維持していくか早急に対応を迫れている身にとって、このセミナーはとても勉強になり、すっと頭に入ってくる言葉ばかりでした。


本当ならしっかりと学んだことをここにまとめたいところですが、とりあえず備忘録として。

・まちの力は、関係の密度がつくる! 人口密度より人「交」密度!
・協働は「発想」から!(長崎市長)
・一人芝居からプロデューサーに!(同)
・自然権としての基本的人権と同様に、地域も自治を志向した時点で地域主権(堺市長)
・自立=相互依存(inter-dependent 阪大鷲田教授)

これからの人口動態を地域ごとに把握する。

ということで喜多方市の場合を調べてみました。(国勢調査、国立社会保障・人口問題研究所、平成20年に推測)

年 1990年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年
総人口 59817 56396 53815 51013 48073 45186 42488 39847
年少人口 11260 8006 6970 6155 5419 4905 4530 4176
生産年齢人口(A) 37026 31781 30317 27868 25371 23101 21191 19637
老年人口(B) 11531 16608 16526 16989 17282 17181 16768 16034
A/B 3.2 1.9 1.8 1.6 1.5 1.3 1.3 1.2
75歳以上人口 4719 8904 10045 10311 9889 10219 10657 10777
85歳以上人口 898 2299 3151 4007 4486 4527 4334 4796

喜多方市は1990年に3.2人の生産年齢人口で65歳以上の方1人を支えていたが、間もなく1.5人で1人を支えなければいけなくなる。

これまでの20年とこれからの20年は違うということをしっかりと認識する。

さらに市の財政は年々縮小していく。しかし市職員は減っていき、扶助費(民生費)は増加していく。
市職員2006年633人→2012年543人
民生費2006年度44.2億円→2012年55.7億円

再び備忘録。

・自治会・町内会は行事を半減して、事業=福祉+経済を!→「適地適策」型の地域づくりを。
・一家一票から一人一票へ。
・協働から総働へ(一対一の業務責任分担から多様な主体の協働へ)←「小規模多機能自治」
・地域づくりをスーパーリーダーから仕組みで
・買い物難民、出荷難民をなくす。
・今困っていることだけでなく、自分たちで10年先を考える。
・課題別「円卓会議」で事例共有

理想は「やってくれない」から「やらせてくれない」へ。


特に例として挙げられた島根県雲南市の取り組みは、ぜひ喜多方市でも参考にすべきと感じました。

ちなみに雲南市の取り組みについては川北氏のブログの中で詳しく紹介されています。
http://blog.canpan.info/iihoe/img/1311_E59CB0E59F9FE887AAE4B8BBE7B584E7B994_E99BB2E58D97E382BCE3839F_FB.pdf
雲南市は6町村が平成16年に合併してできた市で、面積は喜多方市とほぼ同じ。人口は喜多方よりもさらに少なくて4万2千人。

こうした先行例は往々にして凄すぎて参考にならないことが多いのですが、(あるいはそこまで到達するのにどれくらい時間がかかるのか絶望する) とりあえず行動を起こさなければ多くのヒントを得たこのセミナーに出た意味がない。
とにかく今日教わったことを多くの人に伝え、問題意識を共有しなければと強く思いました。      



PARC自由学校5. ふくしま発 内発的復興 ―「食べる・食べない」「とどまる・移住する」を超えて 

2014-05-10 07:28:00 | お知らせ
今日は会議のため東京日帰り。
というのも、8月23日~24日に福島で、全有協・日有研・IFOAMジャパンなど日本の有機農業界が一つになって、原発事故から3年を経て得た経験からこれからの有機農業のあり方を考えるセミナーを行うための会議でした。
セミナーの他に、二本松市東和町や南相馬市を視察するバスツアーも行う予定。福島を体感し、有機農業の意義を再確認するためのよい機会かと思います。
詳細は後日。

で本題はこちら。

福島を知るためのセミナーをPARCが企画してくれました。いわゆるPARC自由学校の講座の一つです。
会場はふくしまオルガン堂下北沢。こちらは数回にわたり福島から講師を呼んで、福島の経験を得て新しい地域づくりの取組みを学ぶ講座です。
ボクも講師として参加予定。まだ生徒さん募集とのことです。ぜひご参加ください!

http://act.parc-jp.org/s/fs/2014-05.html

本木上堰春の浚いボランティア参加者大募集!

2014-05-01 07:34:00 | お知らせ
2000年から始めたこの取り組みも今年で15回目となりました。15年もの間続けてこられたのも上堰を応援してくださるさまざまな方々からあたたかいご協力があったからこそであり、心から感謝しております。しかし上堰の存続をめぐる状況はきびしさを増しており、かつて50戸を数えた上堰利用耕作者数は今年から11戸にまで減少してしまいました。そういう状況の中で私たちは15周年を新たな出発点として、これまで培ってきた農村と都市の協力関係をさらに発展させ、堰と棚田の織りなす豊かな里山を守っていくためにいっそう力をつくしたいと考えています。どうか皆様のお力添えをお願いいたします。

<本木上堰とは?>

本木上堰は早稲谷集落上流部より本木集落までの山中を流れる素掘りの水路で、江戸時代中期(1736年)から12年の難工事によって造られ、以来267年にわたり両地区の田んぼを潤してきました。見通しのきかない複雑に屈曲した急峻な斜面にほぼ水平ともいえる緩傾斜の水路を6kmにわたってつくりあげた当時の技術の高さを随所にしのぶことができます。またとりまく自然の豊かさも特筆に値し、上堰はそれをはぐくむ命の水路ともなっています。しかし耕作者の高齢化や後継者不足のため、その維持管理が困難になり、堰の存続そのものが危ぶまれる状態になっているのです。

<春の浚いとは?>

水路決壊を防ぐために田んぼに水が必要な時期(5~8月)以外は堰の通水をとめています。本木上堰は豪雪地帯にあるため、冬の間に倒木や落ち葉や土砂の流入などによって堰はそのままでは水を流せないほど荒れてしまいます。そこで代掻きの時期の前に水路に入った倒木、枯れ枝、落ち葉、土砂などを浚って撤去し、壊れたところを修繕する必要があります。水路は6kmあり、かつては50戸で浚っていましたが、今はその5分の1の労力しかありません。そこでボランティアの方にお手伝いをお願いしています。

作業内容は堰に沿って歩きながら水路の底に溜った落ち葉をフォークで浚い、土手の上にあげたり、スコップで土砂を浚って水路の外になげたりすることが中心となります。かなりの重労働です。一方で若葉の萌え始めた森のなかで、野鳥のさえずりを聞いたり、カエルやサンショウウオを見つけたり、カタクリやスミレ、イチゲソウなどの花に出会ったり、雪国の春の自然を満喫することもできます。地元の農家の人との作業をつうじた交流も貴重な体験になるのではないでしょうか。

<スケジュール>

5月3日(土) 午後3時10分 山都駅前集合(郡山方面から15:01着の列車あり)

午後3時30分 宿泊所(本木会館、早稲谷会館)着、簡単な説明、その後いいでのゆで入浴

午後6時30分 オリエンテーション・食事(差し入れ歓迎!)・自己紹介(場所:本木会館)

午後10時   片づけ・炊飯器セット・就寝

5月4日(日) 午前6時    起床・朝食準備・昼食用おにぎりづくり、朝食

午前7時30分 本木班本木会館前集合・作業へ  午前8時 早稲谷班分校跡前集合・作業~

正午~1時   昼食(場所:早稲谷会館)

午後3時30分 作業終了・慰労会(場所:早稲谷会館)(作業進行状況により時間変動の可能性あり)

午後4時    宿泊所に戻り着替え、いいでのゆへ

午後7時    夕食・交流会(場所:早稲谷会館 ~午後10時)

5月5日(月) 午前7時    起床・朝食準備 8時朝食 9時片づけ・清掃

午前10時   周辺散策ツアー(希望者) 東京方面山都発13:35、15:40

<ご用意いただくもの>

・泥だらけになってもよい服装、長靴、作業手袋、雨合羽(フォークやスコップは本会が用意しお貸しします)

<宿泊・飲食費用ご負担のお願い>

昨年まで、遠くから交通費をかけて来ていただいているボランティアの方の負担をなるべく抑えるために、飲食費については交流会費として1000円のみいただき、残りは地元水利組合員と本会が負担してきました。しかし水利組合員がたてつづけに減少し、資料集売上でプールしてきた本会資金も底をつき、運営が難しくなってきました。また会館光熱費が異常に増えるとのことで、通常の利用料金に光熱費分を上乗せすることを昨年から管理者にもとめられています。今後の継続使用のためには会館管理者(行政区)との関係を良好に保つ必要があります。また消費税増税や山菜の制限が解除されていないことの影響も少なくありません。(なお、「上堰米のお酒」や上堰米の販売では、法律上の問題などもあり、本会が利益をあげることはできません。)

これらの諸事情から大変心苦しいのですが、飲食費についても実費のご負担をお願いせざるをえなくなりました。どうぞご理解のうえご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。細かくなりますがご負担いただく額は一覧表の通りです。飲食経費全体のほぼ半額がアルコール類代なので、アルコール抜きの金額も設定しました。

ご負担いただく宿泊・飲食費用
3日夕食   食事のみ500円  酒・ビール付800円
3日宿泊   寝袋持参500円  ふとんつき700円
4日朝食     200円
4日昼食   無料
4日慰労会 ビール・豚汁他 無料
4日交流会 食事のみ700円  酒・ビール付1400円
5日朝食     200円


<感謝の上堰米と「上堰だより」>

本木上堰春の浚いにボランティアで参加してくださった方全員に、上堰の水で育ち今年の秋に収穫されるお米を少量ではありますがお送りいたします。11月頃の発送、量は2kg程度を予定しています。また「上堰だより」を1年間無料でお送りし、浚い後の上堰や本木・早稲谷の里山の様子をお伝えします。

<申し込み方法>

下記サイトより申込み用紙をダウンロードし、ご記入のうえ下記までFAXまたはEメールにてお申し込みください。

FAX:0241-38-2985 Eメール:motokiwasedaniあっとまーくlive.jp

申込み締切 4月20日(日)

(申込み用紙)http://1drv.ms/1eXirxO