ひぐらし農園のその日暮らし

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30年後の福島?

2009-01-29 07:33:26 | 独り言
さて皆さん、30年後の福島を想像し、表現してみてください。・・・・って、これ意外に難しいですよね。

実はいまそんなことを検討する会に交ざっております。というのも以前に会津若松で行われた「ふくしまの未来を考えるシンポジウム」に参加したことをお話しましたが、福島県では平成22年度からむこう10年間の県の基本的な方向を決めるべく新しい総合計画を策定しており、現在その骨子をまとめる作業にボクも参加させてもらっているわけです。そこで議論されているのが、10年後ではなく実は30年後の未来を見据えること。30年後のあってほしい未来を想像して、次の10年の計画を立てようとしているわけです。30年後とは要するに次世代が活躍している時代。ボクからすれば我が子供たちが社会の中心の頃。少なくとも希望ある豊かな社会であってほしいものです。それは誰もが同じかと思います。ただ具体的な形は?と聞かれると途端に口篭もってしまう。

若松のシンポジウムで講演した小松俊昭さんによると、日本人が不得手とするのが「戦略」を立てることなのだそうです。一方得意なのが「戦術」を立てる。つまり長期的な目標を立てることは下手なのですが、与えられた近々の問題をクリアするための創意工夫力には長けているということ。

実は今日もその委員会のために県庁に行ってきました。なるほど、実際委員会に集まっている方々も、「30年後」の世界を具体的に語ることに苦慮しているご様子でした。しかしそれは無理もないことです。何しろ、ここ数年とっても予想だにしないことが次々起こる世の中ですから。

ちょっと前にほんのちょっとだけ首相をやった人が「戦後レジュームの脱却」なんて言ってました。その人が何をやりたかったは今となっては全く興味がありませんが、少なくとも戦後から今までの60年間の流れが行き詰まっていることは間違いないようです。実際、委員会で話題に挙がることの多くは、今までのような豊かさとは人を出し抜いてでもガツガツとした成長を目指すというスタイルではなく、むしろ人や自然との関係を見つめ直し、つながりとか優しさ(多様性を尊重する、共生)など、豊かさに対する価値観の変化を強く感じさせられるものです。この流れについてボクは大いに賛同しています。でもそれをビジョン化しろと言われると、想像力がそこまで膨らませられないわけです。

とりあえずボクとしては、いま目の前の農山村にある様々な美しきもの、これが30年後にも普通にあることが理想かなと思っております。

では、そのために必要なシステムは? ・・・解決すべき課題がいっぱいですねえ。福島単独では無理!ってものも多いし。



農を変えたい!に行ってきました

2009-01-25 06:46:20 | その日暮らし
24~25日にかけて「農を変えたい!東北集会inふくしま」に参加してきました。昨年の夏から実行委員会として関わってきた大会だけに、思いはひとしお。で、何と言うことでしょうか。350人入るという福島大学で一番大きな講義室に入りきれないほど(結局500人近く)の方々が集まってくれたのです。あらためて食の安全や有機農業への関心の高さを感じる機会となりました。
今回は、裏方を兼ねての参加だったので、ゆっくりと基調講演などをきいているヒマもなく(講演をして下さった先生方、すみません・・・)、とにかく取りまとめを仰せつかった「次世代リーダーのリレートーク」と夜の懇親会(こちらは何も仰せつかっておりませんが)に向けて全力を尽くしたのであります。

おかげさまで「次世代リーダーのリレートーク」は、農村を引っ張るリーダー的肩肘張った話というよりも、ユーモアと人情に富み、心豊かな暮らしぶりを垣間見れる素晴らしい話を聞くことができ、たいへんよいものとなりました。出演して下さった皆さんにはあらためて感謝申し上げます。

それにしても活気あふれる素晴らしい大会となり、微力ながら実行委員としてこういった機会に参加できたことは本当にうれしく思います。たくさんの人との出会いがあり、お話もできたことで、自分にとってもあらためて農業への想いを強くもてる場となり、有意義な大会でした。

醤油仕込み

2009-01-22 06:48:20 | 作ってみました
今年初挑戦。マイ醤油の仕込みです。かつてマイ醤油を求めて、地元醤油屋さんに仲間で原材料を持ち込み、いわゆる委託製造をお願いしたことがあります。あの醤油は実に美味かった。自分で作った美味い野菜を活かすには、美味い調味料が必要です。で、第二段も目指したのですが、地元醤油屋さんの協力を得られず、以後、マイ醤油は頓挫しておりました。

最近、仲間内で麹作りに凝りだした人がおりまして、その彼の力を借りて、マイ醤油計画復活です。まあ実際のところ、最大のポイントである小麦と大豆で麹を作る行程は一切彼にお任せするわけですが、材料の提供と製麹前の行程、仕込み後の管理はこちらでやるということです。

で、小麦6キロを煎りました。正確には連れ合いが煎りましたので、ボクはその写真を撮っただけですけど。300g位に小分けして5~6分かけて煎ったそうです。さくさくした食感でこれだけでもオヤツにいいかも。

ちなみにお醤油として出来上がるには来年の夏以降でしょうか。

やっと雪国らしくなりました

2009-01-15 06:46:28 | 今日の会津
12日午後から降り始めた雪は13日にピークとなり、周辺はあっという間に本格的雪国へと変身しました。現在早稲谷では積雪80センチ弱というところでしょうか。やっと雪国らしく、当然雪かきも重要な朝仕事となりました・・・。朝の喜多方市郊外。早稲谷はこの倍は積もっています。

初スキー

2009-01-12 06:48:17 | その日暮らし
さすが北国。小学校では冬になるとスキー教室が授業であるのです。ボクなんか大学生になって初めてスキーを履いた口ですが。で、そうなると子供用のスキーを手に入れる必要があります。新品を買う余裕も気もなかったので、ちょっと知り合いに声を掛けたら、もらえるもらえる。あっという間に子供用スキーが靴とセットで5組も集まってしまいました。これで当面は大丈夫good

思わぬ大収穫(?)に子供たちはおおはしゃぎ。さっそく家の前の道路で試してみたいものの上手くいかず。(凍結しているので滑れるけど幅がない) というわけで早稲谷からもっとも近い三の倉スキー場へ初滑りに行ってきました。

喜多方市内にあり、傾斜がゆるいためにファミリーゲレンデとして名高い(?)当スキー場でありますが、やはり子供連れが多い。しかも狭い世間なだけに知り合いも多数目撃。ついでに小粒ながらかっとぶ子も多数。

で、当の本人は初スキーにしては結構滑れた(?)模様で、リフト乗車も経験して(一回だけですが)大満足の様子でした。下の子はソリゲレンデとレストハウスのマッタリとした時間で大満足。この近さでこの充実感。しかも安上がり。ということで大人も大満足でありました。