さて皆さん、30年後の福島を想像し、表現してみてください。・・・・って、これ意外に難しいですよね。
実はいまそんなことを検討する会に交ざっております。というのも以前に会津若松で行われた「ふくしまの未来を考えるシンポジウム」に参加したことをお話しましたが、福島県では平成22年度からむこう10年間の県の基本的な方向を決めるべく新しい総合計画を策定しており、現在その骨子をまとめる作業にボクも参加させてもらっているわけです。そこで議論されているのが、10年後ではなく実は30年後の未来を見据えること。30年後のあってほしい未来を想像して、次の10年の計画を立てようとしているわけです。30年後とは要するに次世代が活躍している時代。ボクからすれば我が子供たちが社会の中心の頃。少なくとも希望ある豊かな社会であってほしいものです。それは誰もが同じかと思います。ただ具体的な形は?と聞かれると途端に口篭もってしまう。
若松のシンポジウムで講演した小松俊昭さんによると、日本人が不得手とするのが「戦略」を立てることなのだそうです。一方得意なのが「戦術」を立てる。つまり長期的な目標を立てることは下手なのですが、与えられた近々の問題をクリアするための創意工夫力には長けているということ。
実は今日もその委員会のために県庁に行ってきました。なるほど、実際委員会に集まっている方々も、「30年後」の世界を具体的に語ることに苦慮しているご様子でした。しかしそれは無理もないことです。何しろ、ここ数年とっても予想だにしないことが次々起こる世の中ですから。
ちょっと前にほんのちょっとだけ首相をやった人が「戦後レジュームの脱却」なんて言ってました。その人が何をやりたかったは今となっては全く興味がありませんが、少なくとも戦後から今までの60年間の流れが行き詰まっていることは間違いないようです。実際、委員会で話題に挙がることの多くは、今までのような豊かさとは人を出し抜いてでもガツガツとした成長を目指すというスタイルではなく、むしろ人や自然との関係を見つめ直し、つながりとか優しさ(多様性を尊重する、共生)など、豊かさに対する価値観の変化を強く感じさせられるものです。この流れについてボクは大いに賛同しています。でもそれをビジョン化しろと言われると、想像力がそこまで膨らませられないわけです。
とりあえずボクとしては、いま目の前の農山村にある様々な美しきもの、これが30年後にも普通にあることが理想かなと思っております。
では、そのために必要なシステムは? ・・・解決すべき課題がいっぱいですねえ。福島単独では無理!ってものも多いし。
実はいまそんなことを検討する会に交ざっております。というのも以前に会津若松で行われた「ふくしまの未来を考えるシンポジウム」に参加したことをお話しましたが、福島県では平成22年度からむこう10年間の県の基本的な方向を決めるべく新しい総合計画を策定しており、現在その骨子をまとめる作業にボクも参加させてもらっているわけです。そこで議論されているのが、10年後ではなく実は30年後の未来を見据えること。30年後のあってほしい未来を想像して、次の10年の計画を立てようとしているわけです。30年後とは要するに次世代が活躍している時代。ボクからすれば我が子供たちが社会の中心の頃。少なくとも希望ある豊かな社会であってほしいものです。それは誰もが同じかと思います。ただ具体的な形は?と聞かれると途端に口篭もってしまう。
若松のシンポジウムで講演した小松俊昭さんによると、日本人が不得手とするのが「戦略」を立てることなのだそうです。一方得意なのが「戦術」を立てる。つまり長期的な目標を立てることは下手なのですが、与えられた近々の問題をクリアするための創意工夫力には長けているということ。
実は今日もその委員会のために県庁に行ってきました。なるほど、実際委員会に集まっている方々も、「30年後」の世界を具体的に語ることに苦慮しているご様子でした。しかしそれは無理もないことです。何しろ、ここ数年とっても予想だにしないことが次々起こる世の中ですから。
ちょっと前にほんのちょっとだけ首相をやった人が「戦後レジュームの脱却」なんて言ってました。その人が何をやりたかったは今となっては全く興味がありませんが、少なくとも戦後から今までの60年間の流れが行き詰まっていることは間違いないようです。実際、委員会で話題に挙がることの多くは、今までのような豊かさとは人を出し抜いてでもガツガツとした成長を目指すというスタイルではなく、むしろ人や自然との関係を見つめ直し、つながりとか優しさ(多様性を尊重する、共生)など、豊かさに対する価値観の変化を強く感じさせられるものです。この流れについてボクは大いに賛同しています。でもそれをビジョン化しろと言われると、想像力がそこまで膨らませられないわけです。
とりあえずボクとしては、いま目の前の農山村にある様々な美しきもの、これが30年後にも普通にあることが理想かなと思っております。
では、そのために必要なシステムは? ・・・解決すべき課題がいっぱいですねえ。福島単独では無理!ってものも多いし。