早稲谷の標準木である(?)早稲谷会館の桜が開花しました。堰さらいの時にはちょうど見頃となりそうです。
4日の総人足を前に、堰の役員による検分が行われました。検分とは上堰の全線を歩きながら点検し、その状況を一日がかりで確認するものです。今年は大きな崩落が3箇所ほどありましたが、そのうち2箇所は不時人足にて補修完了。一箇所は崩落が大きいために29日にもう一度不時人足をかけ、総人足時までには終わらせる予定です。
ということで4日は、例年通り通常のさらいになります。ただカシノナガキクイムシによる楢の木の立ち枯れが激しく、その幹や枝がおびただしい数堰に倒れこんだりしています。
今年は雪解けが遅いために、取水口近くの通称オオナデはまだ完全に雪の下でした。また山菜の出も遅く、4日にはコゴミが堪能できそうです。満開の桜も楽しめるでしょう。
ということで4日は、例年通り通常のさらいになります。ただカシノナガキクイムシによる楢の木の立ち枯れが激しく、その幹や枝がおびただしい数堰に倒れこんだりしています。
今年は雪解けが遅いために、取水口近くの通称オオナデはまだ完全に雪の下でした。また山菜の出も遅く、4日にはコゴミが堪能できそうです。満開の桜も楽しめるでしょう。
先日『田舎で働き隊!』なる農水省の事業の、喜多方で成果発表会を聞いてきました。
『田舎で働き隊!』とは「農村地域の活性化を担う人材の確保・育成を支える仕組みの構築に向け、としと農村地域をつなぎ、農村地域における都市部の人材の活用等に取り組むコーディネート機関に対して支援を行う事業」だそうです。たまたまチャルジョウ農場系の知り合いがそれに関わっていて現場を近くで見た者の感想としては、実際は農家が研修生として就農希望者などを受け入れ、給与は農家と国が折半することで門戸を広げることを狙った事業のようです。喜多方市でも昨年度は3名を受け入れ、その成果を発表するという趣旨で行われました。研修生3名の発表内容はそれぞれユニークでしたし、また受け入れ側の地元篤農家との交流も充実していたようで、雇用を生み、広く門戸を開けることのきっかけとなった事業の意義を十分感じることが出来ました。
で、発表会には講演もつきもので、その中で興味あるお話を聞くことが出来ました。お話頂いたのは仙台で『田舎で働き隊!』東北地区のコーディネートをされている方。職業柄、都市と農村の交流やグリーンツーリズムや農業の6次産業化などに詳しい方のようです。
で、その中で強調されていたことの一つが、グリーンツーリズム等の交流で大切なことはしっかりとお金を取ること。それがムラの人、ムラの来る人双方にとってプラスになる。なまじボランティアにこだわってはダメというお話でした。様々な現場を見てきた方ですから、その言葉は重い。堰さらいボランティアを主催している身には耳の痛い話で、そういうものかと一瞬思わされましたが、いやいや待てよという気持ちも。
そもそもボクとしてこの取り組みをグリーンツーリズムという枠にはめ込む気はありませんでした。重要なのは交流の目的、中身、質。もちろん継続することも大切。体験することは入口であって、そこから始る交流の中に何かしっかりとした仕組みや拡がりを作りたい。すみません、具体的でなくて。
そんな訳で、4日の里山交流会のときに、ボランティアに来てくれた皆さんにもご意見を頂きたいと思うのでありました。
『田舎で働き隊!』とは「農村地域の活性化を担う人材の確保・育成を支える仕組みの構築に向け、としと農村地域をつなぎ、農村地域における都市部の人材の活用等に取り組むコーディネート機関に対して支援を行う事業」だそうです。たまたまチャルジョウ農場系の知り合いがそれに関わっていて現場を近くで見た者の感想としては、実際は農家が研修生として就農希望者などを受け入れ、給与は農家と国が折半することで門戸を広げることを狙った事業のようです。喜多方市でも昨年度は3名を受け入れ、その成果を発表するという趣旨で行われました。研修生3名の発表内容はそれぞれユニークでしたし、また受け入れ側の地元篤農家との交流も充実していたようで、雇用を生み、広く門戸を開けることのきっかけとなった事業の意義を十分感じることが出来ました。
で、発表会には講演もつきもので、その中で興味あるお話を聞くことが出来ました。お話頂いたのは仙台で『田舎で働き隊!』東北地区のコーディネートをされている方。職業柄、都市と農村の交流やグリーンツーリズムや農業の6次産業化などに詳しい方のようです。
で、その中で強調されていたことの一つが、グリーンツーリズム等の交流で大切なことはしっかりとお金を取ること。それがムラの人、ムラの来る人双方にとってプラスになる。なまじボランティアにこだわってはダメというお話でした。様々な現場を見てきた方ですから、その言葉は重い。堰さらいボランティアを主催している身には耳の痛い話で、そういうものかと一瞬思わされましたが、いやいや待てよという気持ちも。
そもそもボクとしてこの取り組みをグリーンツーリズムという枠にはめ込む気はありませんでした。重要なのは交流の目的、中身、質。もちろん継続することも大切。体験することは入口であって、そこから始る交流の中に何かしっかりとした仕組みや拡がりを作りたい。すみません、具体的でなくて。
そんな訳で、4日の里山交流会のときに、ボランティアに来てくれた皆さんにもご意見を頂きたいと思うのでありました。
相変わらずの天候不順で寒い日が続いていますが、本日苗だしを強行しました。まずは床に防風ネットを敷いていきます。成長した苗はセルポット下部の穴から直接苗代の床に根を深く伸ばすので、田植えの時剥がし易いことを狙っています。世間には根切りネットが売っているのですが、その代用として試しに敷いてみました。効果あるのかは不明…。苗を運び、床に敷いていきます。水を含んだ苗箱は重くこの作業が一番たいへん。実はセルポットは通常の苗箱よりも背が高いので、ひぐらし農園の通常の苗箱と同じ高さになるように上からセルポットを押し付け調整。不織布という農業資材で覆います。続いて有孔ポリというビニールで覆います。これら2つの資材で覆うことで保温と水分蒸発を防ぎます。風で飛ばされないように周囲を土で押えていけば完成です。ここまで5人で1時間強。曇り空の下での水辺の作業なのでとにかく寒い。なのに泥に足を取られて倒れる人まで! 折衷苗代の弱点ですね。この寒さですから発芽まで数日かかるでしょう。お手伝いしてくれた方、お疲れ様でした。
農園分の苗代もまとめて作ったので、自給的稲作にしてはやや規模が大きいのですが。相変わらず天気は安定せず、寒空の下での作業となりました。当園は育苗用の大型ハウスはないので、田んぼを苗代にするいわゆる折衷苗代というタイプです。まずは大きさを決めます。苗箱をきれいに並べていくには正確な長方形を作る必要があります。山間の田んぼはとにかく長方形のものはなく、例えそう見えても歪んでいたりします。ので、適当が得意のボクでも、ここではピタゴラスの定理を利用。その後トラクターで代かきし、床を作っていきます。ここでは水平に気を使います。そこそこ水を張って床の高さをコテで調整していきます。今回は3列、約400枚分の床を作りました。