ひぐらし農園のその日暮らし

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前川喜平さんの講演会

2018-09-07 08:24:00 | その日暮らし
坂下町で前川喜平さんの講演を聴いてきました。さほど告知されていなかったにもかかわらず300人ほどが集まり立ち見がでるほど。さすが人気があります。

全国に31校、しかも埼玉よりも北には一校もない夜間中学校をもっと全国に増やすことを退職後のライフワークとしているそうです。事務次官を退職される前から福島とは夜間中学校のことで縁があったとのこと。

ユーモアたっぷりで官僚らしからぬ歯に衣に着せぬ話しぶりは、日頃現政権に憤る身としては、ほんのひと時ですが溜飲が下がる思いでした。とはいえ、この数日の政権や自民党の動きをみてもすぐ戻ってしまいましたが。

講演は、夜間中学校のことから義務教育の国や保護者の役割について、なぜ安倍政権が独裁化してきたのか、そして加計学園の話などなど。

中でも懸念されていたのが、教育に対する国の支配が迫っていること。戦後主体性のある人間を育てるという理想から、国家主義の色がどんどん強まっている。
それを強く押し進めた首相を4人挙げていました。岸、中曽根、森そして安倍。

前から気になっていたのが、前川さんの妹さんは中曽根康弘氏の息子、中曽根弘文氏のお連れ合いということ。ここでもはっきりと中曽根氏の名を挙げているところに、官僚時代は「面従腹背」だったという彼の生き様を垣間見た気がしました。

熱気に包まれた会場でしたが、参加者の年齢層が高めなのが気になりました。

12月5日には喜多方でも講演会が予定されています。お薦めです。若い人にもきてほしいですね。