塩水選の次は温湯消毒。60℃というかなり熱いお湯に10分間種もみを漬けます。実はこの温度、時間ともかなり厳密に守らなければなりません。消毒と名のつくとおり、種もみについたばか苗病やイモチ病、立ち枯れ病などの病原菌を殺菌するために60℃という温度が必要であり、温度がそれを超えたり、漬ける時間が10分を越えてしまうと籾がらに覆われているとはいえ、種もみが死亡してしまう可能性もあるのです。そんな訳で今回は比較的厳密に行ったつもりです…。
自給的稲作+職業的稲作の冬眠後本格稼動第一弾として塩水選を行いました。自給的稲作に興味のある方々も参加。冬眠後とはいえ、まだまだ寒く、寒風の中の作業となりました。種もみは全部で40キロ余り。コシヒカリ、ヒトメボレ、マナムスメの三種類です。今年は大豆転作など田んぼのやりくりの中で、コシヒカリが減り、ヒトメボレが増えることになりそう。塩を6キロ購入し、40リッターほどの水に溶かしました。目標の比重は1.13と一般的に言われていますが、目安は卵が横に浮くくらい。塩を全量投入したところ、やっと卵が浮く程度で横にはなりませんでしたが、まあこんなものでいいでしょうということで塩水選を決行。この辺りに性格がでますね。(調べたら水40リッターに対して本来なら8キロほどの塩が必要だったようです。)明日は温湯消毒の予定です。
実はこの一週間ほどの間に、毎晩鶏舎に何者かが侵入し、鶏が襲われています。すでに被害は20羽以上。一度にというわけではなく、毎晩3羽ずつくらいやれてている。首のあたりだけを食いちぎられているので恐らくイタチだと思うのですが、そのたびに侵入路を探し、わずかな金網の破れや隙間などそれらしいところを塞ぐのですが、なかなか被害が止まりません。今朝も小屋に行くと3羽やられていました。頭に来たので壁に何箇所か粘着タイプのネズミ捕りを貼り付けてみました。さて上手くかかってくれるでしょうか。
上の子が通っている山都第二小学校の閉校式が行われ参加してきました。明治の時代早々に設立されて以来、何と137年の歴史を閉じることとなります。転勤族+新興住宅地育ちで新設校を渡り歩いた身としては、その重みはイマイチ実感できないのですが、やはり地元の方の想いは相当のものでしょう。小さなコミュニティにとって小学校は地元のシンボルであり、地域のつながりの中心的役割を担っていましたから。
さてこれからの課題はこの小学校跡地をどう利用するかということになります。やはり小学校に代わる新たな地域コミュニティの中心地として機能させたいと思います。が、これほど立派で大きな施設を上手く活用するには、かなりのマンパワーと資金が必要でしょうから、過疎化が進んだこの地域にとっては実に大きな課題です。さて…。
さてこれからの課題はこの小学校跡地をどう利用するかということになります。やはり小学校に代わる新たな地域コミュニティの中心地として機能させたいと思います。が、これほど立派で大きな施設を上手く活用するには、かなりのマンパワーと資金が必要でしょうから、過疎化が進んだこの地域にとっては実に大きな課題です。さて…。