ひぐらし農園のその日暮らし

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冬もの野菜の収穫

2007-11-28 06:20:12 | 今日の農園
心配していた雪も予想通り消えてくれました。よかった~。ということで大根、ハクサイ、ネギ、人参の収穫。ハクサイはいつもより出来がよかったみたい。相変わらずミニサイズですが。雪に閉ざされたあとの貴重な食料として、これらを家の中に保存しておきます。葉ものは根雪が降るまで楽しめますが、その後はこの3種類+ジャガイモ、カボチャが我が家の食卓の主役となります。(というかそればっかり)まあ冬はナベが主なおかずということですね。
さて残る大仕事(ってほどでもないけど)は落ち葉集めです。今週末まで雪が降らなければいいけど。
小松菜と小麦の畑。寒さにたっぷりあたった小松菜はビックリするくらい甘くて美味しい!小麦は大きくなりすぎか? 播くの早かったかな・・・。

雪到来

2007-11-22 07:09:05 | 今日の会津
昨日の昼すぎから本格的な雪となりました。予報通りとはいえ、思っていたよりもちょっと多い降雪量。いつもより早い銀世界です。最近は酒作りに没頭nose4しているため畑仕事、とくに冬の準備は連れ合いにお任せしておりましたが、はたしてハウスは大丈夫か・・・。実は降り始めと同時に慌ててビニールを剥がしたようです。間一髪セーフ。しかしビニールはたたむヒマがなく雪の下・・・。まだ大根やハクサイは囲っていないし、来春の育苗温床用落ち葉もちっとも集めていない。とにかくこの雪は根雪にならないと思うしかありませんね。まあ、まだ11月ですから多分ならないでしょう。いやとにかく根雪になっては困るんです。
柿の木に雪の花が咲きました。でも雪の重みで枝が一部折れてます。木にとっても迷惑な早い雪。

新エネルギーいろいろ見学

2007-11-16 22:19:56 | その日暮らし
以前ブログで紹介した喜多方新エネルギー策定委員会の先進地視察に参加してきました。場所は新エネルギーの導入に積極的な岩手県葛巻町。同じ東北とはいえ遠い・・・。いや~、東北ってやっぱりでかいですね。何しろバスで片道6時間ですから。当然一泊旅行、夜は宴です。

で、到着した場所は会津から遠いだけにやっぱり同じ東北ではありませんでした。何ていうか、気候がここより一ランク北のところ。植生がもっと寒冷地仕様。雑木には白樺が交じり、植林地も杉が寒さのため十分育たないためカラマツが主。田んぼも自給程度分しか見られず、ほとんどが牧草地。そう、葛巻は本州最大の酪農の町なのです。(こういうことが車で通るだけでピンとわかるようになったのはやはり会津で農業をしていたおかげですね。日頃の農作業で季節感や自然への視点に確固たる基準があるからでしょう。)実際に到着した時、雪でした・・・。今年の初雪は岩手で遭遇。風景が宮沢賢治の地元だけにあの世界っぽい。まさに暗く厳しい東北のイメージそのまま。

それはともかく、この町の新エネルギーの取り組みはムダな金を使っていないという点で素晴らしかった。実に上手く地の利を生かしています。今回見学したのはバイオマスを利用した発電と風力発電、太陽光発電、それとペレットボイラー。あるものを利用する、捨てられていたものを生かすという発想が根底にあり、儲けてやろうとか目立ちたい的なガツガツしたところがないのがたいへんよろしいです。

例えば風力発電。標高1000mの吹きっさらしの尾根に12機の大型風車が連なる様は圧巻。日本最大級だそうです。実際は葛巻町の出資ではなく、電源開発の事業。工業団地に企業を誘致したようなもので町には法人税と固定資産税が入ってきます。強い風が吹くのはもちろん、元々あった牧草地に建てたので、建設にあたり道路敷設が必要なかったことが最大のメリット。ただ強風が吹けばいいって訳ではないのですね。なにしろこの発電機、塔の高さは60m(!)、風車のハネも1本30m強あるらしいですから。無理をせず上手く地の利を生かしています。

ペレット製造工場(葛巻林業=民間)にも行きましたが、本業は製紙用チップの製造で、今まで捨てられていた皮(バーク)の処理に困ったため苦肉の策として始めたそうです。自社で発生するバークだけでは足りない場合は近隣の製材業者からトラック一台数千円程度で調達してくるらしい。このペレット供給を見込んで町の施設にはいくつものペレットボイラーがあります。捨てられていたものをこんな風に循環させているのも素晴らしい。

バイオマス発電も同様。酪農の町では常に牛の糞尿処理は悩みの種。まして大規模な牧場ではその労力、費用は馬鹿になりません。そこを逆手にとったのがこの施設。牛糞を嫌気性発酵させ、メタンガスを回収。それを発電に回し牧場施設の電力をまかなうというもの。ただしこれは国や県からの補助金で費用の半分以上をまかなっているので、まだ採算のとれるものではないという問題があるみたい。

そんなこんなでとても有意義な視察旅行でした。さて喜多方ではどんな新エネルギー計画を立てるべきでしょうか。最終計画案に一委員の意見がどれだけ反映されるかはなはだ疑問ではありますが、せっかくなのでいろいろ考えて提案してみたいと思います。

黄葉

2007-11-13 21:23:38 | 今日の早稲谷
いま紅葉が真っ盛り。でも赤ばかりではありません。今朝は久々の快晴。クワの木が朝日に照らされ、黄金色に輝いていました。
かつて養蚕のために植えられたクワも、いまは切られることもなく立派な大木となりました。

食味値

2007-11-11 00:34:22 | 今日の農園
本日も酒作り。でもやや時間に余裕があったので「ふれあいきたかた農業まつり」に行ってきました。毎年この時期に行われる、JAと市主催のイベント。農業こそ町の基幹産業と自負する喜多方市だけにかなりの規模で、しかも市内産の野菜、果実など農産物がとにかく安い! (安すぎでとても出店できません…。) で、恒例の長芋購入。粘土質でよい長芋が採れない我が家では、いつもこの会場でとびっきりなが~い長芋を手に入れます。(ちなみに去年はサンマも購入。だって安いんだもん。自給できないし。)
さらに今年はもう一つ目的が。会場の一角にお米の食味値を計ってくれるコーナーがあるのです。そこでコシヒカリを持参し、さっそくやってもらいました。みかん箱程度の大きさの計測器に玄米を入れるとほんの一分ほどで計測完了。病院の待合室にある血圧計みたいな感じで測定結果が印刷されて出てきました。結果は81点。70点以上が美味しいお米の目安らしいので、上々の結果でしょう。何だか久々に試験みたいなものを受けたので、結果が出るまでちょっととドキドキしました。
今回の食味計はあくまでも理化学的な判断ですから、高得点=誰にとっても美味いというわけではありません。しかし以前、お米のソムリエで有名なスズノブの西島さんという方に我が家のコシヒカリを鑑定してもらったことがあります。いわゆる官能検査ですが、そこでもコシヒカリの中でも上質の部類と評価頂きました。まあ我が家のお米は世間的にもそこそこ美味しいということで。でも本当の美味しさはお米そのものだけでなく、その後ろにある物語も重要なんです。やっぱりそこを大切にしないとね。