奥会津・三島町で「きこりと語る・五十嵐馨×岩淵良太(弟子)」というトークイベントに参加してきました。
三島町は只見川沿いに広がる林業が中心の町。特に桐の栽培と加工を始め、地域の自然素材を活かした工芸が盛んなところ。6月に行われる工人まつりには全国からたくさんの人が集まります。(ぼくはその頃は田植えと田の草取りのピークで行ったことは残念ながらありません)
そんな山の町でも、大径木を切らせたら右に出るものがいないと言われるきこり・五十嵐馨氏とその弟子・Iターンの岩淵君の対談。
大径木を切っている記録映像を見ると、急峻な谷に生えた樹齢百数十年の栃の大木を、木を傷めないために、根元からではなく、チェーンソーを担いだまま幹の上まで登り、上部から切り倒す様子が映されていました。長尺のチェーンソーを足場の安定しない状態で、倒す方向を見極めながら切り倒していく姿は当然危険なのでしょうが、それを感じさせない安定感。その姿から「宙氏(そらし)」とテレビで紹介されたこともあるそうです。(五十嵐さんご本人は「宙氏」と呼ばれるのは好きではないらしい。)
いずれ朽ち果ててしまう寿命の近い大径木を切り出し、貴重な材として有効に使うこと。
そしてあらゆる木を健全な状態になるよう管理するのがきこりの仕事。人工林は人が使うためのもの。計画的に手入れをしていく。
きこりが仕事ができる環境を創ること=木を使ってもらうことで山が生きてくる。
今はあまりにも山を活かしていない。
さて今回のイベントの目的は何か。それは山を動かしたいということでした。
その呼び水として、まずは真のプロフェッショナルである人の生き様を知ってもらう。
職人の存在感はつねに周囲に刺激を与えます。まさに今回はそんな人の話を聞くことで、皆で山のこと、木のこと、暮らしのことを考える、そういうきっかけをつくるよいイベントでした。
三島町は只見川沿いに広がる林業が中心の町。特に桐の栽培と加工を始め、地域の自然素材を活かした工芸が盛んなところ。6月に行われる工人まつりには全国からたくさんの人が集まります。(ぼくはその頃は田植えと田の草取りのピークで行ったことは残念ながらありません)
そんな山の町でも、大径木を切らせたら右に出るものがいないと言われるきこり・五十嵐馨氏とその弟子・Iターンの岩淵君の対談。
大径木を切っている記録映像を見ると、急峻な谷に生えた樹齢百数十年の栃の大木を、木を傷めないために、根元からではなく、チェーンソーを担いだまま幹の上まで登り、上部から切り倒す様子が映されていました。長尺のチェーンソーを足場の安定しない状態で、倒す方向を見極めながら切り倒していく姿は当然危険なのでしょうが、それを感じさせない安定感。その姿から「宙氏(そらし)」とテレビで紹介されたこともあるそうです。(五十嵐さんご本人は「宙氏」と呼ばれるのは好きではないらしい。)
いずれ朽ち果ててしまう寿命の近い大径木を切り出し、貴重な材として有効に使うこと。
そしてあらゆる木を健全な状態になるよう管理するのがきこりの仕事。人工林は人が使うためのもの。計画的に手入れをしていく。
きこりが仕事ができる環境を創ること=木を使ってもらうことで山が生きてくる。
今はあまりにも山を活かしていない。
さて今回のイベントの目的は何か。それは山を動かしたいということでした。
その呼び水として、まずは真のプロフェッショナルである人の生き様を知ってもらう。
職人の存在感はつねに周囲に刺激を与えます。まさに今回はそんな人の話を聞くことで、皆で山のこと、木のこと、暮らしのことを考える、そういうきっかけをつくるよいイベントでした。
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