NHK「小さな旅」で『木曽・御嶽山』が取り上げられていました。

長野と岐阜の県境にそびえる御嶽山。
2014年に突然噴火し、死者行方不明者63名を出す大災害と
なりましたが、入山規制が緩和され、
(火口から概ね1Km以内は立入規制を継続中)
頂上「剣ヶ峰」まで登れるようになったことを知りました。
(令和02年07月01日(水)午前08時00分から
令和02年10月13日(火)午後02時00分まで)

御嶽山は、弟の運転で、父と母が最後に旅行した
場所だったので、機会があったら訪ねてみたいと思っていましたが、
標高3067mもある山に登るのは無理だと、根っから諦めていました。
それが番組で7合目(標高2150m)の屋上展望台まで
ロープウエイ(ゴンドラ)で行けることがわかり、
その周り、できれば紅葉の綺麗な8合目まで歩けたらなぁ~と
思うようになりました。
もし来年、新コロナの心配が無くなったら、登ってみたいものですが、
その時、夫、78歳。私は75歳。無理かしら・・・

テレビの画像はここから撮り始めました。
先達さんの案内で山に登る人々。
信仰の為?それとも噴火による犠牲者を弔うため?
祈りの歌を歌いながら歩いていました。

青木敬次さん(69歳)
山本哲也アナウンサーを紅葉の綺麗な8合目まで案内して下さったそうです。
青木さんは59歳の朝、下半身が突然動かず歩けなくなり、
脊髄の病気と診断され7ヵ月入院。不安を抱えながら過ごす毎日で
仕事もやめ、死のうと思ったこともあるそうです。
そんな青木さんを見かねて、長女がカメラを買ってくれたそうです。
カメラ片手に山の麓まで訪れ、紅葉の美しさに目を奪われ、
もっと近くで見たいと、懸命にリハビリを続け、1年半後には8合目まで
(普通の人がロープウエイ駅から1時間ほど歩いたところ)
登れるようになったそうです。
紅葉から病を克服する力を貰ったのですね。

ここがその8合目なのでしょうか。
紅葉が綺麗です

撮影はいつ頃だったのでしょうね。

これまで何度も噴火を繰り返してきた御嶽山。
9号目が近づくと姿が一変する。

サイノ河原を歩く山本哲也アナウンサー

三ノ池(2720m)を見下ろす山本哲也アナウンサー

枯れることのない澄んだ水は、御神水と呼ばれているそうです。

五の池小屋(2800m)

山小屋のご主人の市川典司さん(50歳)
薪ストーブで焼くピザが美味しそう!
翌日、山本哲也アナウンサーは早朝5時に山小屋を出発。

犠牲者の慰霊碑

剣ヶ峰(標高3067m)に立つ山本哲也アナウンサー

富士山も見えます。

ご来光
忘れえぬ記憶を宿した御嶽山
心静かに祈ります(山本哲也アナウンサーの言葉)
コロナ禍で3連休はどこにも出かけられませんでしたが、
「小さな旅」のおかげで、紅葉も山登りも楽しめ、癒されました。