今日はクリントイーストウッドの「戦略大作戦」というレトロな映画を観ました。
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ユーモアのある映画でした。
中学生のころ、「荒鷲の要塞」を観てクリントイーストウッドのファンになりました。
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その後、多くの出演作を観てきました。
一時、中国系作家の「レイプオブナンキン」をイーストウッドが監督として映画化するという情報が流れ、がっかりしたこともありましたが、結局その話は無くなり、渡辺謙主演で栗林中将を描いた、「硫黄島からの手紙」を監督したので、ホッとするとともに、ファンであって良かったと安心しました。
もちろん、この映画も観ました。昔のアメリカ映画とは違い、相手方の立場になって公平に描けていると感動しました。
イーストウッドは、ウェスタン物の印象が強く、白人至上主義なのかと思っていましたが、「ダーティーハリー5」で中国系俳優を相棒にしたあたりから、多様な人種と共演しているように感じます。
人種の偏見を無くそうとしているのは「グラントリノ」で顕著に出ていますが、この作品はストレート過ぎて途中で話が見えてしまいます。映画の評価は高いようですが・・・。最期はイーストウッドが珍しく死ぬ役なのですが、こうでもしないと終われないのが途中で読めてしまう筋です。
自分としては、「ミリオンダラーベイビー」が印象深いです。
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けなされても夢をあきらめない女性ボクサーをヒラリースワンクが見事に演じています。「インソムニア」でアルパチーノと共演していて印象に残りました。
「ミリオンダラーベイビー」の良さは、最期に尊厳死を問いかけているところです。格闘技と尊厳死、このふたつは自分にとって切っても切れない、大きなテーマであるので、なおさら強烈なインパクトがありました。
イーストウッドといえば、こちらも外せません。
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人生の中で多くの人と出会うわけですが、「特別な人」になりうるかどうか、倫理観にも議論を投げかけているのが面白いです。