先日、病院チェーン徳洲会の創設者であり、元衆議院議員の徳田虎雄氏が亡くなったとネットニュースが流れていました。
中学生の頃に、『徳洲会の挑戦』という本を読んで強く感銘を受けました。
「生命だけは平等だ。」を旗印に、医師会と戦いながら当時考えられなかった24時間オープンの病院を次々に建てた人です。
徳之島から大阪に出て、小便をするにも、トイレの前でチャックを下ろし、2歩前でブツを取り出し、便器の前に来たら直ちに放出する、というくらい寸暇を惜しんで勉学に励み大阪大学医学部に入ったらという根性の持ち主です。
日本に完全な民間の巨大な病院チェーンを作り、出身地の徳之島にも総合病院を建てました。
彼の10分の一も努力せず、100分の一も成功してませんが、かなりの影響を受けました。
「大ボラの会」という夢を語る会もしていたらしいです。口に出せば夢に近づくとの考えだということでした。周りの人も成長させようと考えていたのでしょう。
民主党時代に時の総理である鳩山首相が、ALSという全身が動かなくなる病気で車椅子の徳田氏を、病室まで政策への協力を願いに出向いたのをテレビで見て、まるでSF映画でも観ている感覚で驚いたのを覚えています。
眼球しか動かない身体で、パソコンを操り、周囲のスタッフを叱り飛ばしていたとの話もあります。そのような状態でもブルガリアに総合病院を建設したのにも驚きました。
また一人、尊敬する人物がこの世を去りました。御冥福をお祈りします。