数十年前に読んだ文庫本を家内に資源ごみで処分してもらった。
<廃棄した文庫本>
供養のつもりで思いを馳せてみた。
20~50年以上も前に読んだ「文庫本」。思い出そうとしたが、記憶は薄らいでいた。
・・・作家名、覚えている?・・・
記憶から呼び戻せたのは、20名弱だった。たくさん読んだ作家名と印象に残った作家だけだった。
大藪春彦 門田泰明 柘植久慶 落合信彦 北方謙三 西村寿行 司馬遼太郎(全巻保存) 藤沢周平 山岡荘八(一部保存) 吉川英治(一部保存) 津本陽 池波正太郎 大沢在昌 船戸与一 高橋克彦 大下英治 白石一郎 清水一行 撃墜王:坂井
・・・文庫本の内容、覚えている・・・
約20~50年前に読んだ本。1冊一冊の記憶はあるはずもなかったが、何人かの作家については、今もなお脳裏におぼろげながら残っていた。
作家違い・勘違いもあるかも知れないが、浮かんできたことだけをメモしてみた。
― 若いころは、ハードボイルド作品を読み漁った ―
まずは、『大藪春彦』
ハードボイルド作品に夢中になったのは、「野獣死すべし」に出会ってからだった。大藪春彦氏の著書は70冊以上を読み漁った。どの作品も、ゴルゴ13やランボーみたいな主人公が多かった。
銃やナイフの種類や性能に詳しく、著者の思い入れも伝わってきた。今でも主人公が愛用した銃やナイフの名前をいくつか覚えている。本人が銃器不法所持で御用となったことを新聞で知った時、小説で書かれていた詳しい描写に納得した。
無関心だった銃やナイフにも、興味を持つようになった。その影響なのか、ヨーロッパ旅行した時は、スイスでビクトリノックスのアーミーナイフを買ってきたり、ホームセンターでサバイバルナイフを買ったこともあった。
海外旅行で銃の射撃場に行った時、旅仲間がアレコレ決めかねている中、迷うことなくドイツのワルサーP38を選んだのも、作品に登場し憧れていたからだった。射撃場では、作品の主人公になったつもりで連続射撃すると、扱いなれたような射撃ぶりに、付き添いの係員が「ワーオ」と驚いたことが今も記憶に残っている。初めての射撃だったのに・・・
若い頃は、作品の世界にのめり込んでいた気がする・・・
・・・ブログ掲載 あきらめた・・・
振り返り、思い出すのは楽しい・・・
1人1人の作家を、合間みて、これからも思い出にひたってみたいと思っている。
でも、それを文章に書きとめるのは、書いてみて大変疲れる作業だと痛感した。ブログ記事への記載は、あきらめることにした・・・