紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

おでん:こだわり 味覚もいろいろ

2020年02月20日 | 我が家の食&漬物作り

お昼は「おでん」だった。

家内の作る「おでん」は、どの店にも負けない「絶品おでん」だと思っている。

味をみながら調整するという職人技なので、レシピを聞いても「親から教えられたとおり、いろいろ適当に入れるだけ」と、そっけない。

我が家で「おでん」を食べる時は、自分なりの「こだわり」がある。世間一般の食べ方とは違う。家内とも違う。

「からし」は使わない。美味しいとか美味しくないとかではなく、繊細なダシの味わいを感じ取ろうと思うし、ダシが滲み込んだ具材毎の味をも楽しもうとするから、味覚を変える「からし」を使わないだけ。

 

・・・・・ブラックコーヒー きっかけ・・・・・

若かりし頃、喫茶店では、コーヒーにミルクと砂糖も入れて飲んでいた。

或る時期、銘柄を指定すると、その場で出してくれる小さなコーヒー専門店に何回か通っていたことがあった。おすすめでブレンドしたコーヒーも飲ませてもらった。

若いオーナーと話をすることが増えた。その時、タバコは味覚がわからなくなるので吸わないと聞いた。コーヒーの味覚を感じ取るためだった。

そこで、水で口をすすいでからブラックで飲んでみた。苦かったが、ミルクと砂糖を入れて飲んでいたコーヒーとは、別物に感じた。

以来、コーヒーはブラックしか飲まなくなった。それまでは、どの喫茶店も似たような味だと思っていたが、ブラックで飲むようになってからは、微妙に味が違うと感じるようになった。

インスタントコーヒーを飲むときも、ブラックコーヒーしか飲まない。インスタントでも種類が変われば、味の違いがわかる。

これが幸いした。先日のテレビで、ブラックコーヒーを1日3杯以上飲んでいる人は「血管が強くなる」という調査結果が紹介された。

あの時のオーナーを思い出した。「おおきに。アンタのおかげや」 その店が今あるかどうかは、その方面に行くこともないので知らない。

 

・・・・・お酒は、利き酒音痴・・・・・

お酒に弱いので、口にするときは「たしなむ」だけ。普段は、安定剤や睡眠薬代わり

お酒の違いも、滑らかで飲みやすいとか、辛口とかぐらいしかわからない全くの「利き酒音痴」。

いつも拝見している「きき酒大会」で優勝しているようなブログ人さんとは、月とスッポン。きき酒なんてしてたら、それだけで酔っぱらってしまう。

先日、義妹がお土産にお酒を買ってきてくれた。新潟のお酒だった。

新潟産では、飲みやすい上善如水とか、昔ブームとなった越後寒梅ぐらいしか味わったことがない。

お酒好きだったら、すぐに「味見」したくなるかも知れないが、自分は違う。

もったいない。お酒に申し訳ない。「お酒の味がわかる客」がくるまでサイドボードに飾っておくことにした。

お酒の味覚音痴には、安価なお酒が分相応。

 

・・・・・みかん類の味覚・・・・・

この地に生まれ育ったおかげで、アチコチからもらうミカンを食べているせいか、ときどきは糖度計で測って確認しているためか、みかん類を食べると、「これは10度ぐらい」、「これは11度ぐらい」、「これは12度はある」、「これは13度以上ある」と味覚でわかる。

酸度計がないので酸度はわからないが、酸がきれているかいないかは味覚でわかる。

糖酸度のバランスで、「ものすごく甘い」「コクがある」「さっぱり味」「酸っぱい」などに味覚で区分けもできる。

 

・・・・・五感・・・・・

自分の経験からすると、味覚って、鍛えれば鍛えるほど、それなりに上達してくれると思っている。研ぎ澄まされるかどうかは別にして。

人間の五感って、鍛えれば、知らない世界が待っているのかも知れない。一方で、鈍感な方がいいこともあるのかも知れない。