レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、ユベール・クンデ、ダニー・ヒューストン、ビル・ナイ、フェルナンド・メイレレス監督作品。
ナイロビでイギリス外交官として平和に働くジャスティン。しかし、ある日、弁護士でもある彼の美しい妻テッサが殺害される。妻が追っていた事件を調べるうちに、イギリスの薬品メーカーが、恐ろしい副作用がある薬を現地人で人体実験していることを突き止めるが…。(goo映画より)
公式サイト
スニーク試写会に行って来ました。事前情報で、「ナイロビの蜂」じゃないかという事を教えて頂いたのですが、その通り!観たいと思っていたこの映画でした。
今回、ブロガーがたくさん集まっていて、この映画をクチコミで宣伝して欲しいとの事でした。一緒に観た友人とも話したのですが、私はいつも正直に感想を書いてしまうので、あまり宣伝にならなかったらごめんなさい。先に謝っておきます(笑)
試写会だろうが、公開後に観に行こうが、おかしいと思った事は書いてしまうし、ダメ出しはするし…でも良かった時は手放しで誉めてますよ~(と、一応フォロー)
観る直前にこの映画の監督が「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督と知って驚きました。レイフ・ファインズとアカデミー賞の助演女優賞を取ったレイチェル・ワイズが出ているという事と予告での知識しかなかったもので。
「シティ・オブ・ゴッド」はレビューをアップしていませんが、知り合いに薦められて観て、衝撃を受けた作品でした。
ブラジルのスラム街での話しで、出演者のほとんどが素人で、しかも子どもばかり。その子どもたちは、普通に銃を扱い、普通にヤクの取り引きをして生きている。そして、ラストに「この映画は実話を基に…」と出るのです。
そんな監督のこの映画ですが、今回はイギリスとアフリカが舞台でした。アフリカではやはり、スラム街に住む人達をしっかりと描き出していました。
予告で観た感じよりもずっとミステリー、そしてサスペンス色が強く、重いストーリーでした。
登場人物がやや多く、人の名前が覚え切れませんでしたが、主要は登場人物の誰が悪いやつで誰が味方で、というのと、ストーリーは理解できたので、大丈夫でした。
レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、ともに安定した演技で安心して観る事が出来ました。
レイフ・ファインズは最近「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」に出演していたし、「レッド・ドラゴン」、後は「イングリット・ペイシェント」などに出演していますね。レイチェル・ワイズは名前聞いた事あるのに、何で観たっけと調べてみたら「コンスタンティン」に出てる人でした。とても魅力的でした。
ストーリーもしっかりしていて、原作があるのかなと思ったら、やはりありますね。
ラストは重く悲しいですが、逆にそれが映画を引き立てていたと思います。
以下、ストーリーに触れますので、御注意下さい。
ストーリーは妻が死んだという知らせを主人公であるジャスティン(レイフ・ファインズ)が受ける所から始まります。回想が入り、ジャスティンとテッサ(レイチェル・ワイズ)の出会い、二人が結婚してジャスティンの仕事でアフリカへ行き、テッサはそこで、イギリスの製薬会社がアフリカの現地人を使って、新薬人体実験をしており、副作用で亡くなっている人がいるのにも関わらず、それを隠し、薬の研究をやり直そうとしない事を知ります。テッサはジャスティンには内緒でアフリカでの実体をレポートにして提出しますが、揉み消され、殺されてしまいます。ジャスティンはテッサが死んだ後、その事に気付き、妻が辿った後を追って真相に迫っていきます。
二人の出会いがあまりに急だったので、テッサはジャスティンを利用したのかとも思いましたが、そうではなかった事がテッサの従兄弟からの言葉で分かりました。
私が一番グッと来たシーンは、ジャスティンが新薬を開発した博士がいるキロへ行き、その村が部族の襲撃に遭った時、博士の助手をしていた現地人も一緒に飛行機で逃げようとした所です。
しかし、飛行機に乗れるのは、援助組織の人間だけ。現地人は助ける事ができないという。ジャスティンが何を言っても、例外は許されませんでした。一度飛行機に乗ったにも関わらず、その現地人の子は、自分から飛行機を降りました。ああ、あの子は分かってるのね、と思ったら、涙が出ましたね。ちょうど、テッサが死産をして、家に帰る車の中で、ジャスティンに現地人を助けるように言うシーンとダブります。ここから40キロ歩いて帰る人達を送ってあげて欲しいと言うテッサに、ジャスティンは援助を求める人はたくさんいる、彼らだけを助ける事は出来ないと断ります。ジャスティンはテッサの辿った軌跡を辿るうちにテッサを理解するようになったのだと分かりました。
ラスト、わざわざテッサが亡くなった湖で降り、同じように殺される、というのがとても切なかったです。
私はとても良かったので、一見の価値アリと思います。
あと、テーマソングが非常に印象的。何度聞いても素敵だなと思いますね。
ナイロビでイギリス外交官として平和に働くジャスティン。しかし、ある日、弁護士でもある彼の美しい妻テッサが殺害される。妻が追っていた事件を調べるうちに、イギリスの薬品メーカーが、恐ろしい副作用がある薬を現地人で人体実験していることを突き止めるが…。(goo映画より)
公式サイト
スニーク試写会に行って来ました。事前情報で、「ナイロビの蜂」じゃないかという事を教えて頂いたのですが、その通り!観たいと思っていたこの映画でした。
今回、ブロガーがたくさん集まっていて、この映画をクチコミで宣伝して欲しいとの事でした。一緒に観た友人とも話したのですが、私はいつも正直に感想を書いてしまうので、あまり宣伝にならなかったらごめんなさい。先に謝っておきます(笑)
試写会だろうが、公開後に観に行こうが、おかしいと思った事は書いてしまうし、ダメ出しはするし…でも良かった時は手放しで誉めてますよ~(と、一応フォロー)
観る直前にこの映画の監督が「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督と知って驚きました。レイフ・ファインズとアカデミー賞の助演女優賞を取ったレイチェル・ワイズが出ているという事と予告での知識しかなかったもので。
「シティ・オブ・ゴッド」はレビューをアップしていませんが、知り合いに薦められて観て、衝撃を受けた作品でした。
ブラジルのスラム街での話しで、出演者のほとんどが素人で、しかも子どもばかり。その子どもたちは、普通に銃を扱い、普通にヤクの取り引きをして生きている。そして、ラストに「この映画は実話を基に…」と出るのです。
そんな監督のこの映画ですが、今回はイギリスとアフリカが舞台でした。アフリカではやはり、スラム街に住む人達をしっかりと描き出していました。
予告で観た感じよりもずっとミステリー、そしてサスペンス色が強く、重いストーリーでした。
登場人物がやや多く、人の名前が覚え切れませんでしたが、主要は登場人物の誰が悪いやつで誰が味方で、というのと、ストーリーは理解できたので、大丈夫でした。
レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、ともに安定した演技で安心して観る事が出来ました。
レイフ・ファインズは最近「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」に出演していたし、「レッド・ドラゴン」、後は「イングリット・ペイシェント」などに出演していますね。レイチェル・ワイズは名前聞いた事あるのに、何で観たっけと調べてみたら「コンスタンティン」に出てる人でした。とても魅力的でした。
ストーリーもしっかりしていて、原作があるのかなと思ったら、やはりありますね。
ラストは重く悲しいですが、逆にそれが映画を引き立てていたと思います。
以下、ストーリーに触れますので、御注意下さい。
ストーリーは妻が死んだという知らせを主人公であるジャスティン(レイフ・ファインズ)が受ける所から始まります。回想が入り、ジャスティンとテッサ(レイチェル・ワイズ)の出会い、二人が結婚してジャスティンの仕事でアフリカへ行き、テッサはそこで、イギリスの製薬会社がアフリカの現地人を使って、新薬人体実験をしており、副作用で亡くなっている人がいるのにも関わらず、それを隠し、薬の研究をやり直そうとしない事を知ります。テッサはジャスティンには内緒でアフリカでの実体をレポートにして提出しますが、揉み消され、殺されてしまいます。ジャスティンはテッサが死んだ後、その事に気付き、妻が辿った後を追って真相に迫っていきます。
二人の出会いがあまりに急だったので、テッサはジャスティンを利用したのかとも思いましたが、そうではなかった事がテッサの従兄弟からの言葉で分かりました。
私が一番グッと来たシーンは、ジャスティンが新薬を開発した博士がいるキロへ行き、その村が部族の襲撃に遭った時、博士の助手をしていた現地人も一緒に飛行機で逃げようとした所です。
しかし、飛行機に乗れるのは、援助組織の人間だけ。現地人は助ける事ができないという。ジャスティンが何を言っても、例外は許されませんでした。一度飛行機に乗ったにも関わらず、その現地人の子は、自分から飛行機を降りました。ああ、あの子は分かってるのね、と思ったら、涙が出ましたね。ちょうど、テッサが死産をして、家に帰る車の中で、ジャスティンに現地人を助けるように言うシーンとダブります。ここから40キロ歩いて帰る人達を送ってあげて欲しいと言うテッサに、ジャスティンは援助を求める人はたくさんいる、彼らだけを助ける事は出来ないと断ります。ジャスティンはテッサの辿った軌跡を辿るうちにテッサを理解するようになったのだと分かりました。
ラスト、わざわざテッサが亡くなった湖で降り、同じように殺される、というのがとても切なかったです。
私はとても良かったので、一見の価値アリと思います。
あと、テーマソングが非常に印象的。何度聞いても素敵だなと思いますね。