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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ゴージャス

2005-05-18 11:24:27 | 映画(か行)
ジャッキー・チェン、スー・チー、トニー・レオン出演。

台湾に住んでいるごく普通の女の子プウ(スー・チー)は、海に流れ着いた瓶の中に入っていた「君を待っている」のメモに惹かれて、香港へ行く。しかし、そこで待っていたのは、ゲイのスタイリストのアルバート(トニー・レオン)だった。がっかりしたプウだが、アルバートの仕事についていき、ヨットで海に出た時に、命を狙われているチェン(ジャッキー・チェン)を見かけ、助けたことから恋に落ちる。

↑こんなストーリーの書き方だとプウが主人公みたいですね(笑)ある意味、プウの成長物語でもある映画なのでしょうが。
この映画、ジャッキーが「ラッシュアワー」でハリウッド進出を果たした後に制作された映画だそうです。
「ラッシュアワー」観たような観てないような・・・どんな話だっけ??
子どもの頃はよくジャッキーの映画を観ました。従姉がジャッキー好きで、よく一緒に映画を観に行ったので。
ジャッキーの映画は、アクションとコメディで、ストーリーも単純だし、楽しめる映画が多いですよね。けど、最近、パッタリ観なくなってしまいました。

この映画は、アクション中心ではないです。ジャッキーはラブストーリーに出演したかったらしい。アクションシーンももちろん出てきますが(ジャッキーが出演していて、アクションなしだとファンが納得しないよねぇ)ストーリーの一環としてです。やや無理があるような気がしないでもないんですが(笑)

ジャッキーは香港の大富豪でビジネスマンの役。で、格闘技が趣味(笑)趣味であれだけ出来たら凄すぎ。普通の少女プウの言動や行動に驚きつつも、ニコニコと見守ります。ほとんど自分の娘か姪を見守ってるような感じで微笑ましかった(笑)
プウ役のスー・チーは、うーん、顔はあんまり可愛くないんだけど、急にドレスアップした時は、さすがに「ほぉ~」と思いました。タラコ唇は可愛いかった。

そして、この映画を観た理由はもちろん、トニー目当て(笑)ジャッキーとの共演という事にも興味がありましたが、何よりオカマ役という事で、楽しみでした。
つい最近、「ブエノスアイレス」という映画を観たばかりで、トニーはその映画でもゲイの役をやっていました。
が、この映画はコメディなので、おそらくオネエ言葉(いや、広東語のオネエ言葉って分からないけど)やしぐさを楽しめるのではないかと。

思った通り、楽しませてもらいました(笑)。トニーが着ている服はみんなピンクだし、しぐさもオネエっぽいし、フェイスパックしてるところも見れたし。私的には、プウのことが好きな台湾の男(名前忘れた)が香港までプウを追いかけてきて、アルバートの部屋に転がり込むので、その男とデキちゃえば良かったのに(笑)と思ったんだけど。

トニーのコメディは初めて観ましたが、上手いですね。コメディって笑わせる為の演技のタイミングが重要だけど、上手いなぁと思いました。
それから、ジャッキーとのアクション共演。クルクルクル~って凄いスピードで体が回る(というか回される)シーンがあるけど、出来てるじゃん!と思いました(失礼)。あとでNGシーンが出てきて、あ、やっぱり1回じゃできなかったのね(笑)と思ったけど。可愛いトニーが観れて、満足です。
けど、映画を撮る前は、トニーはこの役に強く抵抗したそうです。気恥ずかしいというのが理由らしい。「ブエノスアイレス」のゲイ役とは、またちょっと違うしねぇ。でもこういうのは、開き直って、演じちゃった方が勝ち。キモかったら嫌だなぁと思っけど、全然キモくなかった。よかった(笑)

トニーが可愛かったので(笑)、OKな映画でしたが、基本的には苦手なジャンルの映画です(爆)ロマンチックラブストーリー程ダメなジャンルはない・・・コメディ色がまだ強かったので、ギリギリセーフな感じ。後は、ジャッキーがアクション中心じゃなくて、ストーリーありきの映画に出たという新境地に免じて○ということで。