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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

イン・ザ・カット

2005-05-10 11:11:56 | 映画(あ行)
メグ・ライアン主演。ジェーン・カンピオン監督。
メグが、大胆なヌードとセックスシーンを見せて、今迄のイメージを覆していると、公開当時は宣伝されてましたね。
映画館で観ようかなと思ったんですが、結局観ないまま。公開後は、あまりパッとしなかった、と言われてました。
これも原作があるようです。んで、アマゾンのレビューを観たら、原作とはラストが180度違うらしい。ま、映画ではそういう事もありだけど。

イン・ザ・カットの意味が公式サイトに書かれてました。

ニューヨークの大学で講師をしているフラニーは、社交性に欠け、いつも人に対して壁を作っていた。安定した生活はあったが、生きている実感がなかったフラニーだったが、殺人事件の犯人らしき人物を目撃したことをきっかけに、人生が激変。担当刑事との危ない関係、連続して起こる事件。そんな出来事をきっかけに、彼女の中で何かが変わる…。(amazonレビューより)

はい。あらすじが、アマゾンのレビューでしたね(笑)
さて。私の感想ですが、実はサスペンスだと思ってませんでした。映画館で観たいと思ってた割りには、そこからすでに間違ってます(汗)。
昨日、夜10時からDVDを観たのですが、観終わって、どっと疲れました。夜10時から観る映画じゃなかった・・・
なんかもう疲労困憊という感じ。普段、私は映画だと1日何本観ても、全然平気な方なんですけどね。
メグは、ロマンチックコメディの女王を言われてますね。ラブストーリーが苦手は私は、メグが出る映画があまり好きじゃありません。トム・ハンクスと共演した映画1本くらいは観ましたけど。
彼女が出ている映画は「戦火の勇気」が好きです。たまたま映画館で観たのですが、かなり良かった。確か、デンゼル・ワシントンと共演してましたよね。共演と言っても、一緒に出てくるシーンは確かないんですが。

今回の映画は、今迄と全然違って、大胆なヌードとセックスシーンがありました。はー・・・へぇー・・・と観てましたが、あんなもんかー・・・(←酷い)。
いやでも、凄いですけどね。メグがあそこまでやるというのは。新境地を開拓って感じですか。
それはそれでいいんですが、本編の内容が。
メグのセックスの相手(付き合ってるのかどうか微妙なんだもん)の刑事が事件を追っていて、メグは犯人らしき人物を見ている。が、その犯人は、その刑事じゃないかと疑っているんですね。しかし、なんだか分かりにくいんだよね、ストーリーが。テンポが悪いので、観ていて、ドキドキしない。これってサスペンスとしては、致命傷では?
登場人物もなんだかよく分からない。ケビン・ベーコンの役には、何の意味が?ただのストーカー??
犯人が誰なのか分からないので、気にはなるんだけど、そんなことよりも、猟奇的な殺人とその描写があまりにもグロくて、目を覆いましたよ、わたしゃ。
ラストの方のメグの辛そうな事。そりゃ辛かろうが、テンポが悪いので、観ている方も辛い。疲労しました。

そして、犯人の動機が分からん・・・本編中に出てきたぁ??なんとなくそれらしき感じはしなくもないんだが。メグの両親と何か関係が?それともあれは妄想?

ラストのシーンは、「これで終わり??」と声に出して言ってしまいました(笑)
一筋の希望のある終わり方、と確かレビューに書かれてたような気がしますが、そうかぁ??

原作読んでませんが、きっと原作の方がおもしろいと思います。
メグの新境地を観てみたいのであれば、お薦めしますが、サスペンス映画としては、お薦めしません。マロイ役の役者マーク・ラファロさん、なかなか良かったですけどね・・・