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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

花様年華 IN THE MOOD FOR LOVE

2005-05-14 23:58:31 | 映画(か行)
トニー・レオン、マギー・チャン出演。ウォン・カーウァイ監督作品。
「2046」へと繋がる映画です。
トニーは同じ役をやっています。

1962年の香港。同じ日にそれぞれの配偶者と共にアパートの隣同士に引っ越して来たチャウ(トニー・レオン)とチャン(マギー・チャン)。やがて互いの妻と夫が浮気をしているらしきことを知ったふたりは、それをきっかけに惹かれあっていく…。(amazonレビューより)

私は先に「2046」を観てしまったので、逆に「2046」で出てきたシーンとここが繋がってるのね、と観るのが面白かったです。
「2046」というのは、トニー扮するチャウが新聞の連載小説を書く為(と言いつつ、チャンと密会したい為)に借りた部屋の番号です。
でもたった1回しか映像で出て来ません(笑)
それくらい、チャンにとっては、思い入れのある数字だったという事でしょうが。

この映画は純愛映画と呼ぶべきでしょうか。不倫とはいえ、プラトニックな関係。
友人が「私はウォン・カーウァイ作品は苦手」と言っていました。この映画も観たそうですが、「早くヤっちゃえよ!と思った」と言ってました(笑)
DVDのジャケットはかなりエロちっくですが、本編にはそんなシーンは一度も出て来ません。
ズンチャッチャズンチャッチャという伴奏の入る三拍子の曲が流れてましたが、この曲は「2046」でも流れてました。その曲に合わせて映像がややスローで流れたりするので、友人はテンポが悪く感じたようですが、私はそうは思いませんでした。なんか芸術作品を観ているような気持ちになってきて(笑)映像は本当に綺麗ですね。ラストに出てくるアンコールワット?も凄く美しかった。
ただ映像に関しては、「2046」の方が好きかな。

トニーはこの映画でカンヌ国際映画祭の主演男優賞を取ったそうです。
この役で男優賞を取るって、かなり凄いと思う。
激しいアクションがあるわけでもなく、怒鳴ったり、叫んだり、泣いたり、といった表現をする事がない難しい役です。
淡々とすすむ映画の中で、キラリと光る表情だとかしぐさだとか、そういう物を認めてもらえたのでしょうか。
ただ、俳優としては、「2046」の役の方が演じていて面白いんじゃなかろうかと思いました。

フランスの人達はこの手の映画が好きそうです(笑)アメリカ人は苦手じゃないかなぁ。不思議な雰囲気の映画です。感想を書くのが難しい。
二人の不倫の話しだけれど、劇的な何かが起こるわけでもなく、結局は実らない恋。
この映画だけだと、そんっなには、チャウがチャンを愛しているという風には見えないのだけれど、「2046」での引きずり方を考えると(笑)、愛していたんでしょうね…


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