Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ブエノスアイレス 摂氏零度

2005-05-15 00:19:01 | 映画(は行)
「ブエノスアイレス」のメイキングです。
トニーのインタビューや監督のインタビュー、スタッフのインタビューと、本編の別バージョンを含んだ映像が観られます。
トニーがインタビューで丸坊主だったのに驚いた(笑)他の映画の為なのかしら??

それから、監督は物凄い量の映像を撮ったようで、7通りのストーリーになったとか。
本編に出て来ない映像たくさんありましたよ。こんな人いたっけ?という女優さんとかがトニーと絡んでいる映像がありました。ほぼ丸々カットだったんですね…
ファイがリストカット(?)するシーンとかもあって、本編観た後だとええーーーー??って感じ。

結局、監督は希望の持てる終わり方にしたかったんですねー、たぶん。
本編を観てから、これを観ると、また違った感想を持つかも。なんか不思議な感じ。

レスリーがスタッフやトニーに誕生日をお祝いしてもらっている映像も入ってました。切ないですね…

撮影期間がダラダラと長引いたようです。もともとアルゼンチン入りした時も、主演二人の映画とアルゼンチンという土地、だけで後は白紙の状態だった、と監督が言っていました。
ウォン・カーウァイ監督はいつも台本を作らず、その場で決めるらしいですが、その調子で撮影が長引いても、予算とかは大丈夫なんですかね?日本じゃちょっと考えられないような。
スタッフ、出演者がみんなホームシックにかかったそうで、かわいそうに思いました(笑)
「2046」もそうですけど、ウォン監督作品に出演する人やスタッフは、忍耐力がないと出来ませんね(笑)

ブエノスアイレス

2005-05-15 00:15:09 | 映画(は行)
レスリー・チャン、トニー・レオン出演。ウォン・カーウァイ監督作品。

アルゼンチン。旅の途中で知り合ったウィン(レスリー・チャン)とファイ(トニー・レオン)。幾度となく喧嘩と別れを繰り返してきたこのゲイ・カップルは、やり直すためにイグアスの滝をめざすが、またもささいなことから喧嘩別れとなる。そしてしばらく後、ブエノスアイレスのタンゴ・バーで働くファイのもとに傷ついたウィンが転がり込んできた…。(amazonレビューより)

これもジャンル分けすれば、ラブストーリーになるのでしょうか。男同士の恋愛って、男女の恋愛よりも、より一層濃い気がする。人間関係とか。気持ちとか。
ウィンは自由奔放な感じで、ファイは一途な、というか、ウィンに振り回されている役でした。レスリーを甲斐甲斐しく世話するトニーがなんか可愛かった。

くっついたり別れたりを繰り返すけれど、二人がお互いを想う気持ちが痛い程伝わって来ました。二人のダンスは色っぽかった。

アルゼンチンには行った事ないですが、イグアスの滝って凄いですね。
私が今まで観た中で一番凄かったのは、カナダのナイアガラの滝。これも凄かったですが、映像のせいなのか、イグアスの滝の方が暗くて神秘的な感じがしました。
あの上から撮った映像はどうやって撮ったんだろ?まさか空撮???

この映画のラストは、ハッピーエンドというわけではないですが、希望のない終わり方でもないです。
「会おうと思えば、またいつか会えると確信した」というファイのセリフがいいですね。

レストランで働いている時に知り合う同僚が旅に出てしまう時に、テープに何か吹き込んで欲しいと言われて、吹き込むシーンがありますが、話そうとしてファイは泣いてしまいます。
それについて、ビデオの最後に入っていた、来日時のインタビューでトニーは「特に泣くように監督から指示されていたわけじゃなかったが、話そうとしたらグッときたので、そのまま演じた」というふうに話していました。
トニーは役になりきってしまうタイプの役者だそうで、(安藤くんとキャラ被ってるわ)そういうのもあって、自然にそういう気持ちになったのかな。

原題は「HAPPY TOGETHER」ですが、邦題は「ブエノスアイレス」。これはいい邦題ですね。あんまりハッピートゥギャザーって感じの映画じゃない気がするので(笑)