Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ライフ・イズ・ミラクル(試写会)

2005-05-26 14:55:06 | 映画(ら行)
スラブコ・スティマチ、ナターシャ・ソラック、ウグ・コスティッチ、エミール・クストリッツア監督作品。

公式サイト

92年の旧ボスニア。セルビア人のルカは鉄道技師。妻と息子と共に片田舎でののんびりした生活をしているが、ボスニアの内戦に息子が徴兵され、妻はハンガリー人と出て行ってしまう。
息子が捕虜になったとの連絡を受けた後、人質として捕らえられたムスリム人のサバーハ(若い女性)が家にやってくる。息子と交換するため、家での奇妙な共同生活が始まる。やがて恋に落ちる二人。愛する女と息子の交換という苦渋の選択を突きつけられたルカは・・・。

トニー祭りをちょっとお休みして(笑)、試写会に行ってきました。154分という長い映画でした。すみません。最初の20分くらい寝てしまいました(爆)。
なので細かいストーリーが把握できていないところがありますので、ご容赦を。

「ライフ・イズ・ビューティフル」という映画をご存知でしょうか。この映画、素晴らしいです。イタリアの映画で戦争に巻き込まれていく親子を描いているのですが、主人公がとても純粋でロマンチスト。息子を守る為に「嘘」をつくのですが、父子のやりとりがなんとも微笑ましい。観終わった後、涙がこぼれるのに、幸せな気持ちになります。
未見の方がいたら、ぜひ。

話が逸れましたが、この映画も「ライフ・イズ・ビューティフル」みたいな感じかな~とちょっと期待してました。
ま、同じってわけにはいきませんね(苦笑)

ルカはとてものんきな性格。内戦が始まろうとしているのに、平然と鉄道模型を作っていたり、近くでドンパチが起こっても、家から逃げたりしません。
実在の人物が体験したことが元になっている映画だそうですが、実際に家にいて、あんな風に近くでドンパチがあったのでしょうか。かなり凄いです。屋根が壊れてるし。いつ爆弾が落ちてもおかしくないって感じ。
ルカの奥さん役の人が、なかなか面白かったです。歌が抜群に上手いです。歌手なのかな?キャラも良かった。
サバーハはとてもキュートでした。

この映画で特筆すべき点は、音楽。民族音楽と言っていいと思うのですが、心躍る音楽です。観ていて楽しい。
それから動物の使い方。犬も猫もとてもキュートだし、ラストのロバには参った(笑)

ラストは中年男の哀しい性というか、せつなさを感じました(笑)←映画を観れば、この(笑)の意味が分かるかと。


ミッドナイト・エクスプレス

2005-05-26 13:52:05 | 映画(ま行)
トニー・レオン、ピンキー・ツァイ、ン・マンタ出演。ビリー・タン監督作品。97年。

高官の汚職を暴く記事を書いた新聞記者のオンは、麻薬密売容疑で投獄され囚人たちの激しい暴行を受ける。一方、オンの恋人は、彼を罠にはめたギャングへの恨みを晴らそうとあることを思いつく。(amazonレビューより)

ストーリーは比較的単純。副題は「トニーくんの楽しい獄中生活日記」ですね(笑)
日本版「塀の中の懲りない面々」という感じ?(←「塀の中~」をちゃんと観てないので、イメージだけで書いてますが)
ハリウッド版「ショーシャンクの空に」?
・・・・・・それは嘘だ(爆)すいません、ごめんなさい(笑)

トニーは正義感溢れる新聞記者の役です。たとえ、暴行されようとも、信念を貫きます。その為、獄中仲間からだんだん信用されるようになり、人気者トニーくんの出来上がり(笑)
中盤以降、獄中で、悲しい事件が起きますが、あまり悲しく感じないのはなぜだ(笑)

単純なストーリーなのはいいんですが、オンの恋人がオンを救う為に悪徳刑事にいいようにされる所など、もう誰も使わないだろうと思われるネタです(苦笑)もうちょっと女優さんが綺麗だったら、まだ同情の余地もあったような気がするんですけど・・・(毒)
あと、囚人服が、人間ドックの時に着る検査用の服みたいですね。色も緑だし。香港の囚人服はああいう感じなのでしょうか?
獄中生活では、ゲイの人がいて、アブナイ目に遭ったり(笑)、尿番という妙な当番があったりと、面白エピソードもありました。
微妙な所もあったけれど、この映画、トニーの笑顔もたくさん観れました。あれは素で笑ってるだろうという笑顔も観れて、私はハッピー。
しかし、何ゆえ「ミッドナイト・エクスプレス」という邦題なんでしょうか・・・何か意味が??

あとですね。○ヌの肉を食べるシーンがありますね・・・日本にはそういう習慣がないので、うわぁ・・・と思ったんですけど、香港では普通に食用があるのでしょうか?旨いとか言ってたし(泣)

ところで、ン・マンタという役者さん。「エンド・オブ・ザ・ロード」でも共演してますが、どこかで観た事あるなと思ったら、「少林サッカー」に出てた人だったんですね!この映画でもいい味出してましたし、トニーといいコンビでした。

獄中の話というと、私はキーファー初監督作品の「Last Light」を思い出します。TV映画です。
これも邦題がおかしい。「要塞監獄プリズナー107」というタイトル。
死刑囚の話で、確かに独房の番号は107でしたが、邦題つける方、「Last Light」の意味ご存知ないんですかねぇぇぇぇぇという感じでした(泣)
キーファーは出演もしていて、死刑囚の役でしたが、好演してました。私は大好きな作品です。
お薦めしたいんですが、たぶん、ほとんどのレンタル屋にはもう置いてないと思います(泣)恵比寿とか新宿のTSUTAYAにはあるかな・・・