講談社現代新書 206ページ 720円+税
ギスギスした職場が増えている。この状況とその理由、原因、そしてこれに対しての処方をグーグル、サイバーエージェントの例をもって説明しています。
第一章 「いま、職場で何が起きているのか」 では、多くの職場で実際に起こっている現象についての説明がなされています。ここでは、「こういうの、あった。これは今もある」というエピソードが満載です。
この章のあと、何がこの要因になっているかの説明。景気後退と米国式マネジメントの正しいとは言えない導入。。。
あれれと思ったのが、この課題解決についてはグーグル、サイバーエージェントの企業内活動の事例で済ませてしまっていること。事例を挙げての説明という意図があったかもしれませんが、読者からすると「事例で説明を逃げた」との感ありです。
このため、「グーグルではできても、こっちでは無理よ!」という気持ちがわき上がってきました。
「こうすれば課題解決に近づける」という切り口の書き方が欲しかったです。これは著者 4名という共同執筆の悪影響でしょうかね。
今ひとつ煮え切らない書籍でした。
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